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『米露開戦』 第1巻・第2巻 トム・クランシー マーク・グリーニー

原題は「COMMAND AUTHORITY」(=指揮権)


米露開戦1 (新潮文庫)
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ロシアの戦車部隊がエストニアに侵入した。NATOの介入で事なきを得たものの、KGB出身のロシア大統領ヴォローディンは、ソ連復活をかけてウクライナに狙いを定める。アメリカ大統領ジャック・ライアンは、ヴォローディンの野望を阻むべく、休眠状態だった「ザ・キャンパス」を始動させ、キエフへ潜入させるのだった。その一方、中国の作戦で傷心のジャック・ジュニアは、民間の調査会社でロシア経済の闇に迫っていた

2013年12月に亡くなったトム・クランシーの遺作
共著者のマーク・グリーニーは、2011年からジャック・ライアン・シリーズに参加しており、自身のグレイマン・シリーズでも有名な人らしい。クランシーの死後も、ジャック・ライアン・シリーズの世界観を引き継いだ作品を発表しているそうだ
本作は現在進行形で紛争が起きている旧ソ連圏を舞台とした、ロシアと欧米の角逐がテーマだ。アメリカ視点なので、欧米寄りのウクライナを独裁国家のロシアから守るという筋立てとなっている
トム・クランシーというと、現実の「そこにある危機」を膨らませてハリウッド風に爆発させるイメージが強い(偏見?)が、第2巻まで読んだところでは、むしろ現実が小説を追い越している(苦笑)
前半のクライマックスがクリミアの親ロシア派に取り囲まれたCIA職員をオスプレイで救出するところなのだが、現実のクリミアは2014年3月にロシアが軍事介入し、住民投票で編入させてしまったのだ
第3巻以降はさすがに小説が追い抜くようだが、現実のほうもウクライナ東部にロシア義勇軍が乱入するなど予断を許さない情勢が続いている

KGB出身の大統領に、ジャック・ライアンと会食したロシア人の元スパイがポロニウムで毒殺されるなど、物騒なネタをこれでもかと盛り込まれている。小説として膨らませなくても、そのまま使えてしまうのがオソロシア・クオリティである(苦笑)
小説では国外を諜報を担当するSVR(ロシア対外情報庁)国内の保安を担当するFSB(ロシア連邦保安庁)が統合され、実質的にKGBの復活とされているが、そもそもFSBがロシア国内のみならず旧ソ連圏(CIS諸国)全体を活動範囲としていたことに驚いた
表向きはCIS諸国同士が諜報活動しない協定があるかららしいが、旧ソ連圏を統括する保安機関がずっと続いていたことになる。旧KGB関係者は、ソ連が崩壊してもCIS諸国を自分の庭のつもりでいたのだ。彼らと普通の人間とは世界地図が違うのである
小説ではクリミア併合を狙って、FSBが住民にパスポートを配り、自国のごろつきを組織員として送り込むなど具体的な工作活動が描かれる一方、新任のFSB長官が実は伝説的な暗殺者「天頂」であり、30年前のジャック・ライアンの視点で回想され、息子のジャック・ライアン・ジュニアが租税回避地を利用した闇取引に挑むなど、様々な筋が絡み合う
それがいかに結合して収束するか。後半が楽しみだ


次回 『米露開戦』 第3巻・第4巻

関連記事 『リトビネンコ暗殺』

リトビネンコ暗殺
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『コブラ』 フレデリック・フォーサイス

サイコガンは心で撃つのよ(違


コブラ (上) (角川文庫)コブラ (上) (角川文庫)
(2014/04/25)
フレデリック・フォーサイス

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コブラ (下) (角川文庫)コブラ (下) (角川文庫)
(2014/04/25)
フレデリック・フォーサイス

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ある少年の死をきっかけに、アメリカ大統領がコカイン撲滅を誓った。世界的なコカイン密売組織「兄弟団」を倒すため、“コブラ”の異名を取る元CIA工作員ポール・デヴローが召喚され、その彼は副官として、かつて自らの計画を潰した“アヴェンジャー”キャル・デクスターを呼ぶ。デヴローは「兄弟団」を犯罪組織ではなく、テロ組織として扱うことで、各国政府を巻き込んだ壮大な作戦を開始する

アメリカ大統領に頼まれた老工作員が、全世界に根を張るコカイン密売組織に戦いに挑む!
フォーサイスの作品のわりに、ラスト以外はストレートな筋の小説だった
コカインはその大半がコロンビアを原産地としていて、80年代には世界的カルテル「メデジン・カルテル」が流通量の8割を牛耳る帝国を築いていた。小説ではそれをモデルにしたような「兄弟団」(エルマンダード)が、全世界にコカインを供給していて、各国の犯罪組織と組んで膨大な利益を上げている
現代では大規模なカルテルは壊滅したものの、反政府ゲリラのコロンビア革命軍(FARC)がコカイン産業を受け継いで、政府軍と張り合う実力を持つという
作中ではこうした麻薬戦争への緻密な考証から、コカイン密輸の手口、販売する犯罪組織との関係、税関とのいたちごっこ等、リアルな攻防が描かれると同時に、通好みの攻撃機・バッカニアを動員しての要撃作戦、海兵隊を動員した密輸船摘発など、豪快なアクションシーンも共存させている
主人公側は一方的に攻撃するだけなので、シミュレーションの割合が濃いが、最後の最後に小説としての醍醐味を味わえる

これは麻薬戦争に対する作家の提案なのだろうか
麻薬密売組織をテロ組織として扱って、どこまで追い詰められるかをシミュレートしたかのようだ
コカインの流通を止めるには、各国の犯罪組織を叩いても枝葉であり、原産地であるコロンビアを押さえなくてはならない。アメリカはパナマ侵攻など南米の内政に干渉し、コロンビア政府に協力し続けたが、密林地帯の栽培を撲滅するのは容易ではない
そこで小説では、コカインの流通経路である海上、空路を制圧し、直接の摘発で欧米への流入を抑える。そのために、麻薬密売人をテロリストのカテゴリーで扱い、人権を制限して有無を言わさない姿勢で臨むのだ
それでも限界はあるようで、ここから先はフィクションの度合いが強まっていく
コロンビアのカルテルと各国の犯罪組織との関係を絶っておいて、疑心暗鬼から犯罪組織同士の抗争に発展させるのだが、現実ならカルテルたちも政府の手の内を読んで対処することだろう
デヴロー自身が語るように、物理的に流通経路を封鎖し続けるには限界があるのだ
そして、政府側が麻薬戦争に耐えられない脆弱性をもち、ラストの展開のように取り締まる側にも人間性の不完全さがあって、単に取り締まるという発想だけでは根絶しえない
食い物にされる側、手慰みに違法ドラッグに手を出してしまう心の問題が残る


関連記事 『アヴェンジャー』 ←デヴローとデクスターの不幸な出会い
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『51番目の州』 ピーター・プレストン

著者はブレア政権の仕掛け人


51番目の州 (創元推理文庫)51番目の州 (創元推理文庫)
(2009/08/20)
ピーター・プレストン

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ブレア政権から30年後のイギリス保守党の院内総務ルパートは、父の死に際の言葉に衝撃を受けて、EU離脱の運動を展開する。どうせ否定されると思っていた国民投票が、低投票率の末に離脱を選択。ルパートは急遽、保守党内閣の首相となり、経済はまっさかさま。今さら、EUにも戻れないイギリスに海の向こうから助けの手が差し伸べられる。イギリス経済を救う秘策、それがアメリカとの合邦だった

日本でも一時期、アメリカへの“ポチぶり”を揶揄し、「どうせなら51番目の州にしてもらったらどうだ」という言論が吹き出したものだ
中国が台頭したせいか、小泉内閣あたりから聞こえなくなったが、イギリスでもそういう冗談があったようで、それを小説にしてしまったのがこの作品
イギリスはEUに加盟しつつも、ユーロ導入の際には有力な構成国にも関わらず、自国通貨ポンドを固守した。そしてアメリカの対テロ戦争、イラク戦争には肩並べて加わり、今なおEUとアメリカを渡り歩き続けている
そんなグローバル時代のイギリスのアイデンティティとはなんだろう、というのが本作のテーマなのだ
小難しい専門用語が飛び交うものの、小説で直接描かれるのは、海を越えた政治家同士の暗闘、男女の愛憎であり、全国家、全人物に注がれるお洒落なボロクソは、よくここまで思いつくなと感心する
雲の上の政治家同士だけで動いていくので、国民の視点が欠けているのは否めないが、まさかのオチ含めて娯楽小説としての完成度は高く、グローバリゼーション下の国家とは何か考えさせてくれる作品である

悲痛な父の遺言のような言葉を受けて、ルパートはイギリスの“独立”を決意する
しかし、いったんEUに取り込まれていたイギリスに、かつての栄光は残されていなかった
自国通貨を堅持しつつも、金融面では実質的にドイツ連邦銀行に依存していたため、離脱直後にポンドは暴落。海外企業は大陸側に移転し、市場から見放されてしまう
その果てに決意するのが、かつての植民地だったアメリカ合衆国との合併で、グレートブリテンはイングランド、ウェールズ、スコットランド、アルスター、アイルランドの五つの州となってしまう(いつのまにか、アイルランドもお付き合いしていた。なんでだろう?)
大英帝国の栄光を取り戻すどころか、旧植民地の一部になってしまったのだ
訳者のあとがきによると、イギリス人には「ヨーロッパとは大陸のこと」であり、その一員であるという自覚が薄いという
島国が独自のアイデンティティにこだわり過ぎると、いかなる末路を辿るのか。皮肉すぎるラストは笑うしかない

*2016年6月24日、イギリスがEUの離脱を決めた。まさか、小説が本当になってしまうとは……
 本作のシミュレーション通り、アメリカの経済圏に入るのであろうか
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『アフガンの男』 フレデリック・フォーサイス

静かなるアフガン


アフガンの男 上 (角川文庫)アフガンの男 上 (角川文庫)
(2010/07/24)
フレデリック・フォーサイス

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アフガンの男 下 (角川文庫)アフガンの男 下 (角川文庫)
(2010/07/24)
フレデリック・フォーサイス

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2006年パキスタン。死亡したアルカイダ幹部のパソコンから、大規模なテロ計画が発覚した。究明に全力あげる米英情報機関は、コーランにある逸話からとった「アル-イスラ」というコードネームしか探れない。そこでアルカイダの構成員に偽装し直に情報を取るという、前代未聞の潜入作戦を立てる。白羽の矢が立ったのは、かつてアフガニスタンでソ連と戦った元特殊部隊将校マーティンで、彼は旧知であるタリバン元司令官イズマートになりすまして……

今回は9・11以後の世界を舞台にして、対テロ作戦の実態を取り上げる
『イコン』『アヴェンジャー』と同じく、上巻で準備して下巻で一気に動き出す構成でとなっているが、エンターテイメントとしては乗りにくい出来だった
上巻では主人公の登場が遅くて印象が薄く、下巻ではほぼ船室で引きこもりという余りに動きがなさ過ぎて、視点キャラとしても辛い。群像劇にしても特に目だった人物がいないから、華がなさすぎる
対テロ作戦のシミュレーションに夢中で、主人公の存在を忘れてしまったのだろうか(苦笑)
むしろ、力が入っているのは、主人公がなりすますイズマートのほうで、テロリストではなく「アフガンの男」として戦ううちにタリバン政権に入り、アメリカのミサイルで生まれた村を全滅させられ、テロリスト扱いの捕虜となりグアンタナモへと送られる
どこでボタンを掛け違えたのか、対テロの作戦が新しいテロリストを生まれる構図が浮かび上がってくる

唸らされたのは、テロ対策で投入される軍事技術
潜入したマーティンを追いかけるのに、高度二万フィート(約6000m)に無人機プレデターを巡回させてマークする。上空から撮影された写真を拡大すれば、歩いている人間の顔を確認することも可能だ
このRQ-1プレデターは、対地ミサイルを搭載でき、遠く離れたアメリカの基地で操ってアフガンの目標を攻撃することもできる。ターミネーターも顔負けの無人兵器なのだ
アメリカ軍はこうして空から得た情報と連動した作戦行動をとっていて、アフガンでは、地上にいる特殊部隊がマーキングした地点に、ピンポイント爆撃して少ない戦力でタリバンを潰走させている
しかし、平時に潜伏するテロリストを見つけるには限界があり、下巻では早々にマーティンを見失ってしまう
そこでは人間が人間を追いかける、古典的な手法しか通用しない領域があるのだ
悲痛なラストは人智を極めたテクノロジーをもってしても、神出鬼没の自爆攻撃を止め難いという現実を表しているようだ


関連記事 『アヴェンジャー』
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『アヴェンジャー』 フレデリック・フォーサイス

冷戦以後のフォーサイス


アヴェンジャー〈上〉 (角川文庫)アヴェンジャー〈上〉 (角川文庫)
(2008/03/25)
フレデリック フォーサイス

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アヴェンジャー〈下〉 (角川文庫)アヴェンジャー〈下〉 (角川文庫)
(2008/03/25)
フレデリック フォーサイス

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1995年ボスニア。ボランティアで難民支援にあたっていたアメリカ人の青年、リッキー・コレンソが殺された。リッキーの祖父エドモンドは、財界での人脈を生かして、「人狩り」(マンハント)を生業とする男を探し出す。元ベトナム帰還兵で表では弁護士を営むキャル・デクスターは、旧ユーゴで闇社会を仕切り、今は南米で死の商人となった悪党を追うが……

『イコン』以来の、フォーサイス復帰第一作
上巻は“アヴェンジャー”である主人公の半生と、被害者である青年、依頼人である大富豪の祖父の人生を絡ませ、事件の主犯である悪党ゾラン・ジリチの悪行を追跡する。まさに完全な前振りだった
しかし、その前振りで何本の小説を詰め込んだように読ませる。鼻血が出るほど濃い
下巻では『イコン』のように主人公陣営の視点で悪党を追い詰めるかと思われたが、さらに複合的な視点が入った。ジリチを利用したいCIAである
CIAは、ジリチを使ったビン・ラディン暗殺計画を練っていて、アヴェンジャーが邪魔な存在となるのだ
計画の担当者であるデヴローと部下マクブライトは、現地の秘密警察をも抱き込んでアヴェナジャー狩りに乗り出す。そして、ジリチの要塞は自給自足が可能で、100人もの警備員がいる。これをたった一人でどう乗り越えるのか
そして、最後には忘れられていた伏線が炸裂。まさに名匠の逸品である

冷戦時代の作品は主人公の属する陣営が自然と決まっていたりして、欧米人視点から東の全体主義を仮想敵にするものが多かった
しかし、本作は違う。“アヴェンジャー”とCIAの正義は真っ向からぶつかる
“アヴェンジャー”は、アメリカにおいて法の裁きを受けさせることを目的に依頼を受けている。それはFBIの方針にかなっていて、アメリカ国内の法律を外国にも拡張して執行するものだ。いわば、アメリカ的正義を代表している
その一方で、CIAのデヴローは一死多生、小さい悪を利用して大きな悪を倒すのも謀略の世界では容認されると考える。クリントン政権やFBIのようにスキャンダルを恐れる“政治的正しさ”を追求しても、想像を越える発想のテロリストは捕らえられないというのだ
本作はアヴェンジャーの物語として勧善懲悪は成る。その代償として(作品内で直接語られないものの)、ビン・ラディンによる9・11は阻止できなかった
作者のメッセージは明らかで、国連平和維持軍などの“政治的正しさ”を追求しても、虐殺やテロという効果を発揮しないというわけだ。謀略の一人歩きも恐ろしいが、我々はジレンマと戦うべきなのだろう


関連記事 『イコン』 上巻
     『コブラ』 ←デヴローとデクスターが手を組みました
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『イコン』 下巻 フレデリック・フォーサイス

小説の展開は欧米人の願望?


イコン〈下〉 (角川文庫)イコン〈下〉 (角川文庫)
(1998/09)
フレデリック フォーサイス

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英米情報機関の強い要請を受けて元工作員ジェイスン・モンクは、因縁の地ロシアに足を踏み入れた。イゴール・コマロフの大統領就任を阻止すべく、チェチェン・マフィア、ギリシャ正教総主教、旧ソ連の老将軍、モスクワ市警の責任者、マスメディアの実力者と接触し、反コマロフの運動を展開した。モンクの動きはいち早く察知した宿敵グリシンは、必殺の罠をめぐらす

いやあ、最後まで非常にスリリングで面白かった
単にイゴール・コマロフを暗殺しても解決にならないことがミソで、下手に殉教者にして禍根を残すより、その存在を政治的に抹殺しなければならない
そのハードルの高さを、コマロフの政治的主張が極端であることを突いて、抑圧されるであろうマイノリティや諸勢力を連帯させることで克服し、最後は相手からミスを誘うことで目的を達成する
なんといっても、謀略のレベルが高い。まるで、『天』の東西麻雀戦のような攻防が見られる
敵味方とも優秀で紙一重のところで、モンクたちは死線を潜り抜けていき、その紙一重のなかに、実はしたたかな計画が隠されていて、エピローグで二度びっくりというたまらん展開なのだ
相手が優秀なエリート防諜責任者で、かつ何千という親衛隊と数万のシンパがいるというスケールの大きさも、主人公側の有能さと上手くかみ合うバランスとなっている
フォーサイスの小説は現実的な枠組みに制約され、ものによってはノウハウ本になってしまうものもあるが、本作にあっては舞台が近未来のロシアということもあり、小説的なサービスに満ちていて読者を飽きさせない。最後はハリウッドばりの一騎打ちなんだぜ!
フォーサイスが絶筆を宣言しての作品だけあって、エンターテイメントしても傑作だった

あとがきでなぜ、作品のような近未来が予測されたかが分かった
フォーサイスの執筆時点では、エリツィン大統領は心臓に疾患を抱えていて、選挙にも出馬できないとされていたのだ。現実には病をおして出馬し、わずかな差で共産党のジュガーノフを退けるが、その後も病気を抱えながら難しい政権運営を続けていた
エリツィンの死でロシアが混迷を深めるという筋書きにはリアリティがあったのだ
今から冷静に考えると、ロシアの公安警察はソ連時代ほどではないにしろ健在で、コマロフのような集団にはしっかり内偵が入っていることだろう(そもそも、その母体である自由民主党は、与党が共産党対策で泡沫政党を作った話もある)
イゴール・コマロフの主張は、ユダヤ人、少数民族の抹殺など、英米による工作を正当化できるかのように設定されているが、果たしてロシアにこのような試みがあったろうか

モデルとはいわないが、佐藤優の『甦るロシア帝国』にはファシズムを模索する人物が登場した。「黒い大佐」「現代のファシスト」とまで言われるビクトル・アルクスニス空軍予備役大佐である
この人は共産主義でない形でソ連を作りたいらしく、新しくロシア人という概念を生成したがっていた
クリミアを編入したプーチン政権ともユーラシア主義の帝国という点で価値観が共有されているようだ
KGB出身でソ連の再評価を口にするプーチンには、ジャーナリストへの弾圧や同性愛者への締めつけなど小説のコマロフと重なる部分もある
小説では国には必ず象徴、“イコン”がいるといい、王政復古と立憲主義の導入というイギリスの政治体制を輸出しようとしていたが、コマロフよりはるかに手強い人物がイコンになってしまったようだ


前巻 『イコン』 上巻

関連記事 『甦るロシア帝国』
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『イコン』 上巻 フレデリック・フォーサイス

「ハズレなし!」の帯に苦笑い
確かに、この小説は当たりですが


イコン〈上〉 (角川文庫)イコン〈上〉 (角川文庫)
(1998/09)
フレデリック フォーサイス

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1999年のロシア。大統領の急死から、カリスマ的な政治家イゴール・コマロフが、次期大統領として確実視されていた。ある日、謎の老人がイギリス大使館員に怪文書を投げ込んだことで、不審な事件が始まる。コマロフが著したとおぼしき「黒い宣言」には、ロシア帝国の復活ともに、少数民族やマイノリティの弾圧、旧ソ連圏の統一戦争といった過激な政策が記されていたのだ。イギリス情報部が警戒を強めるなか、コマロフの秘書が水死体で上がり……

単行本は1996年出版で、その時点から1999年の近未来を舞台にしたポリティカル小説だ
ボリス・エリツィン1997年に死んだことになっており(実際は2007年病死!)、その後継であるジョセフ・チュルカソフ(おそらく架空の人物)がエリツィンの指名で第二代ロシア大統領に就任し冒頭に落命する
エリツィンはしょっちゅう、首相=後継者を変えたものの、直接の後継は今のプーチンなので、作品の世界は現実とかなりかけ離れてしまったことになる
しかし、小説としては面白い
上巻ではイギリス情報部(SIS)とコマロフ一派の駆け引きに、CIAの元工作員ジェイスン・モンクが行うソ連時代の工作が回想として挿入され、それが上巻の最後に劇的に交わる
ソ連時代に戦友ともいえるスパイたちを抹殺したGRU大佐ソロミンは、コマロフの側近としてその謀略の実行部隊を率いていたのだ
下巻は復帰したモンクがロシアで宿敵ソロミンと戦うという、熱い展開が待っていて、上巻でのお膳立ては完璧だ

近未来としての予測は外れてしまっても、ロシア社会への批評は鋭い
ロシア・マフィアというと、ソ連崩壊から混沌とした市場経済で勃興したとイメージしがちだが、実際にはその存在は帝政ロシアから脈々と続いてきたという
ソ連時代も硬直した計画経済を補完する勢力として、ノルマを達成したい官僚たちから重宝され、当局から黙認された闇の存在だった
ソ連が崩壊したのちにマフィアたちは国有資本の払い下げで膨大な利益を得たものの、余りに財を吸収して外貨に換えてしまったため、財政の債務超過と経済の崩壊を招いてしまったという
コマロフは四大マフィアのひとつと独占させる契約を結び、側近にはKGB、GRU出身者が固まっている。この官僚とマフィアの渾然とした結合こそ、現代ロシアの姿のように思えた


次巻 『イコン』 下巻
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『戦争の犬たち』 フレデリック・フォーサイス

小説でありノンフィクションであり

戦争の犬たち (上) (角川文庫)戦争の犬たち (上) (角川文庫)
(1981/03)
フレデリック・フォーサイス

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戦争の犬たち (下) (角川文庫)戦争の犬たち (下) (角川文庫)
(1981/03)
フレデリック・フォーサイス

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西アフリカの独裁国家ザンガロプラチナ鉱脈がある!イギリスの資本家ジェームズ卿は、鉱山の採掘権を奪うべく、ソ連寄りのキンバ政権に対し軍事クーデタを企てた。しかしザンガロには、キンバに対抗できる勢力などない。依頼を受けた傭兵シャノンは、巨額の報酬と引き換えに傭兵仲間を集め、大統領官邸への強襲を計画するのだった

先に映画を観ていたので、展開の違いに驚いてしまった
アフリカの独裁体制に少数の傭兵隊がクーデタを起こす内容なのだが、戦闘する場面は本当に最後だけなのだ。いわゆるハリウッド的な爆発を期待すると、大きく肩をすかされるだろう
ならば何に紙数が割かれているというと、海外で武器を持ち込んでドンパチするノウハウであり、足のつかない資金調達や幽霊会社の作り方など、資本家が顔を出さないで途上国を搾取する具体的手口である
世論の目が厳しい世の中で帝国主義をするにも、これくらいの手練手管を駆使せねばならず、華やかなドンパチはまさにほんの仕上げに過ぎないと言いたげだ
しかし映画を観た人はご承知のとおり、最後の最後でちゃぶ台返しがある。リアリズムに徹した作風がラストでロマンに変わるのは、作者の願いだからだろう

映画の記事は消えてしまったが、筋は覚えているので比較してみよう
映画ではシャノンがザンガロへ偵察する際、写真を撮っているところ咎められ現地の兵士に捕まってしまう。その牢獄で大統領候補とする医者と知り合う
しかし、小説ではまったく危なげなく旅行を終え、ジェームズ卿の部下に報告書を出している
フォーサイスのリアリズムでは、独裁国家の牢獄に入ってしまうと、拷問を受けて傭兵として使い物にならなくなる。早期の出所は望めないからだろう
映画の筋からすると、主人公が酷い目に遭って客の同情を引き、大統領候補の医者を出しておいた方がいいし、復帰可能な形で助けられるのは映画のお約束で済む
媒体の歴史と客層の違いで、ここまで展開が変わるものなのだ。どちらの筋もその媒体では良かったと思う
他に小説にあって映画にないのは、ジェームス卿の娘ジュリーの存在
シャノンはジュリーを篭絡してジェームス卿の野望を知るのだが、そのやり口を再現するのはジェンダー的にヤバいものがある(苦笑)。こういうビッチを出すのが、昔の小説のサービスだったのだろうか

小説だけ読むと、途上国のクーデターをシミュレーションしたものといえそうだが、後日談がある
この小説の筋は、現実に存在したクーデター計画だったというのだ
あとがきにその仮説が詳しくのっており、ザンガロ共和国は現実の赤道ギニア共和国で、独裁者キンバは同国の大統領マシアス・ンゲマ
フォーサイスは特派員時代に『ビアフラ物語』を著していて、ビアフラ人のために赤道ギニアで新しい国を作ろうと計画に稼いだ金をつぎ込んだというのだ
フォーサイス自身は朝日新聞の記事で首謀者であることを否定していたが、クーデターの現場に取材できる立場である自体がクーデターに組していた証拠ともいえる
マシアスを倒す計画は、小説でも武器の積み込み予定地だったスペインで傭兵が捕まり失敗に終わった
その後、マシアス政権は甥テオドロのクーデターで倒されたものの一党独裁は続き、2004年にもクーデター計画が発覚していて、赤道ギニアは今も暗黒時代が続いているようだ


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(2007/07/27)
クリストファー・ウォーケン、トム・ベレンジャー 他

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監督がデビュー作なので出来はしょっぱいけれども、ミリタリー物としてらしいアクションは楽しめた

ビアフラ物語―飢えと血と死の淵から (角川選書 123)ビアフラ物語―飢えと血と死の淵から (角川選書 123)
(1982/10)
フレデリック・フォーサイス

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『オデッサ・ファイル』 フレデリック・フォーサイス

こんな主人公で大丈夫か

オデッサ・ファイル (角川文庫)オデッサ・ファイル (角川文庫)
(1980/05)
フレデリック・フォーサイス

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ハンブルクの片隅で一人の老人が自殺した。普段はゴシップを追うルポライター、ペーター・ミラーは、老人の手帳からリガの悲劇と、今もぬくぬくと生きるSS達の存在を知る。ナチス親衛隊は保身のための組織オデッサを作り、戦後の追及を逃れ確固たる地位を築いてたのだった。ユダヤ人組織の力を借りつつ、ミラーは“リガの殺人鬼”を追う

ナチス親衛隊=SSが戦犯を逃れるための秘密組織を題材にした小説である
海外小説、ポリティカルフィクションにありがちな、極端に登場人物との距離を取った三人称で、日本人好みの感情移入はしにくい
ストーリー展開もオデッサに潜入するまでは緊張感があるものの、後半のミラーとオデッサとの攻防は喜劇の様相を帯びていて、種明かしは分かっても肩透かしされた感はぬぐえなかった
これは作家の特徴で、あくまでノンフィクションに近い、ほぼ“本当くさい話”に抑えるため、ミラーの活躍を極めて現実の領域に留めざるえず、その隙間を暗殺者の不運で埋めざる得なかったからだろう
真の主役はオデッサとしても、ミラーは狂言回しを務めるにもリキが足りず、ポリティカル・フィクションの主人公は有能でなければどこかに無理が生じると再確認できた(苦笑)
しかし、殺し屋がターゲットを仕留めるときにどう考える、何で仕留めるとか、具体的な手順が細かく描かれていて、その手の薀蓄には唸らされる

作品はJ・F・Kが暗殺された1963年から始まり、第3次中東戦争前のエジプトとイスラエルの血なまぐさい暗闘が絡んでくる
エジプトのナセル政権は、英米の支援を受けるイスラエルに対抗すべく、元ドイツの科学者を集め巡航ミサイルの配備を進めていた。そのドイツの科学者を斡旋するのがSSの支援組織オデッサで、反ユダヤ主義を実現すべく便宜を図っていた
エジプトにはパレスチナの処置、アラブ主義の立場から、ナチスにシンパシーを持つ者が多かったのだ
イスラエルは西ドイツに抗議したいものの、同国から優れた兵器を輸入して中東戦争に備えている面もあり、西ドイツをイスラエル支援に向かわせていたケネディが死んだ今、正面からの関係悪化は避けたい
そこでモサドはオデッサの支援者を締め上げ、エジプトのミサイル開発を断念させる工作に出て、オデッサを追うミラーが紛れ込むというのが、小説の筋書きだ
そのミサイル開発に主人公が追うエドゥアルト・ロシュマンが絡んだかは不明だが、ロシュマン自体は実在したリガの収容所所長
南米に逃亡して、1977年にパラグアイで死亡が確認されていたが、死体には足の指に欠損が見られ「フォーサイスの小説にある凍傷の事実は本当だった」と証明されたという
どこまでが本当で、どこまでが創作か。現実に起こった(起きていた)としてもおかしくない可能性が、小説に示されている

自殺したユダヤの老人は、「ドイツ人全体が責任を負うことはない。しかし、一部には許されざる者がいる」と遺した日誌で語る
戦後を生きるミラーは、ここから過去を清算する責任を感じ行動する
西ドイツでは、ナチス時代の過去を国民全体で背負う風潮があり、それ故にナチス親衛隊の罪は比較的軽くみなされていた(ちなみに東ドイツでは、マルキシズムの史観で、支配階級に責任を負わせた)
そのため“オデッサ”による元親衛隊の復権は進んで、作中ではハンブルクの警察に多くのSSが入り込む事態が描かれた。追い詰められたロシュマンは、SSの行いを正当化する言説を論じてるのだった
それに対するミラーの返答はヨーロッパの読者の溜飲を下げるところで、「国民を捨てて逃げたSSに戦後の興隆を自画自賛する資格はなく、国のために戦ったドイツ人とSSとは違うんだよ」という主張は、若い世代のドイツ人にも勇気を与えたことだろう
日本の場合は、ナチスのような絶対悪を見つけられないのが複雑で、原爆を落とした国に裁かれるという屈折もある。内外で違うポーズを取り続けるしかないのだろうか


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『愛と幻想のファシズム』 下巻 村上龍

年越し前にテンプレを変えてみた
柄にもなく渋い背景だが、図書館ぽく見えなくもないかと(苦笑)

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村上 龍

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冬二の喝で復帰したゼロは、狩猟社の“ゲッペルス”として宣伝部長に就任。スキャンダル雑誌を買い取って、既存の政治勢力を搦め手から攻撃し始めた。警察、官僚、自衛隊にシンパを作ることに成功した狩猟社は、いよいよ政権奪取に向けた計画をスタートさせる。それを察知した世界企業連合“ザ・セブン”は、アメリカ、ソ連両大国の力を使って阻止せんとする。全世界を舞台にした政治闘争の行方は?

やはり、ポリティカル・フィクションとしては上手くいかなかった
作者にとっては、その裏の物語であるトウジ、ゼロ、フルーツの三角関係こそ本筋だったのだろうか
世界中から出てくる膨大な固有名詞は、取材量に裏打ちされたものではあるが、残念ながら話のリアリティを支え切れていない
本来そうした要素の背後に働いている政治力学が、ちゃんと計算されていないからだ
活動家レベルの世界ならともかく、日本はおろか全世界を視野に入れた国際政治小説など、適性の埒外だったのだろう
登場人物そのものは上巻から変わらず面白い。下巻からは、“ザ・セブン”の総帥ジェローム・ウィッツに、左翼政権の万田首相と敵役も揃ってくる
しかし、要所で作家の欲望が剥き出しの展開が目立った
最後はなんちゃってハッカーのサイバーテロ無双で一方的にケリをつけるとか、もう講談の域でありまして・・・

出版された時期から考えて、『沈黙の艦隊』を意識しているはずだ
社会に発信される演説、国会に立て籠もる自衛隊を説得する振舞い、直後の銃撃、政権交代、核を使った駆け引き、世界の代表を集めたコンサート・・・と、被る要素が多い
何よりも、キャラが一切ぶれない主人公のカリスマ性は共通するところだ
とはいうものの、世界に新しい秩序を作ろうとする海江田に対し、冬二は・・・

「ところで、ギリシャ悲劇というのは、どういう意味なんだ?」
 車は中央高速に入り、すっかり暗くなった中に、八王子の夜景が見えてきた。規則的に道路を照らす青白い街灯と、眼下の、細かく点滅し、震える町の灯り。
 見ろよ、俺はそう言って車の外を示した。母なる日本だ、オレは、母を犯して、父を殺すんだよ・・・。(p409)

この小説の数少ない見せ場で、冬二の本音が吐露されるシーンだ
父とは、直接にはこのシーンの前に会った万田のことであり、間接的には日本を嫌う日本人自身であると匂わせている
冬二は、上を一斉に入れ替えるような、破壊的な世代交代がやりたいのだ
しかし、オイディプスは向こうの神話だ。これが成立することは、日本が日本でなくなることを意味しないのか
冬二本人の問題と日本の抱えている問題をごっちゃにしていることが、作品をまずくしてしまっていると思う

いっそのこと、架空戦記とまで吹っ切れた書き方をしていたら、もう少し笑えたかもしれない
部分的にはディストピア小説として楽しめるし、狩猟社の悪行振りは立派なピカレスクロマンである
ブラック・ユーモアに徹しきれないのは、文体が「俺」で始まる一人称の語りであるように、作者が主人公にのめり込みすぎるからだろう
あとがきでは、どれだけこの小説ために取材したか触れられている。冬二のキャラクターを作るために、2週間ハンターと生活したらしい
『あの金で何が買えたか』という作品があったが、「この取材量で何が書けたか」と問いかけたくなる、勿体ない小説だった続きを読む
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