『軍靴のバルツァー』 第6巻 中島三千恒

意外にいい体していた(ゲス顔


軍靴のバルツァー 6 (BUNCH COMICS)軍靴のバルツァー 6 (BUNCH COMICS)
(2014/02/08)
中島 三千恒

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今回は戦争から外交へ舞台が移った
軍国ヴァイセンホルベックとの戦争を優位に進めたものの、南の大国エルツライヒが仲裁に入り国際会議が開かれることに。パルツァーライナー王子を補佐するため同行し、生徒達も共としてついていく
本巻からは、急に女っ気が出てきた。謎の女性記者アンネリーゼが登場したかと思うと、男装を続けるヘルムートが公務でドレスを着たことで乙女として目覚めてしまった
野郎100%の軍隊から離れた瞬間に、ラブコメを折りまぜたのは上手い!
ヘルムートが女性だと知れてしまったので、すんなり軍に戻れるか心配だが、やはり作品に艶のあるほうが面白いのだ

設定が整ってきたところで、史実とのズレが増えてきた
例えば、プロイセンがモデルのヴァイセンには、“鉄血宰相”ビスマルクのような存在はいない。ビスマルクは普墺戦争の勝利で、オーストリアから領地の割譲を受けず遺恨を作らなかったが、今のヴァイセンにこのような振る舞いがとれるかどうか
国王と参謀総長のズレもあるし、史実より早く軍国主義の問題が表れるのかもしれない。それにリープクネヒトが炊きつける社会主義革命もからんできそうだ。カール・マルクスはプロイセンで生まれているのだ
ホルベックの要塞へ掘り進む塹壕も、第一次大戦レベルに思え、普仏戦争を飛び越えて世界大戦へ踏み込む勢いである
そうなると、いち早く産業革命に入った列強イギリス、フランスのモデルが登場していないのが気になるところだ


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