【DVD】『修羅雪姫』

キルビルの元ネタ その2

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(2013/11/08)
梶芽衣子、黒沢年男 他

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雪(=梶芽衣子)には、晴らさなければならない恨みがあった。明治六年、徴兵令の血税騒動の際、村に赴任した小学校教師である父が4人の悪党によって殺され、母(=赤座美代子)が犯されたのだ。母は悪党の一人・徳市(=地井武男)を布団の上で殺し、牢屋の中で雪を生んで死んだ。雪は道海和尚(=西村晃)の下で殺し屋としての修行を積み、復讐の旅に出る

舞台が明治ながら、時代劇である
日常の穏やかさと殺陣の鋭さとのメリハリが効いて、血の赤と雪の白のコントラストにこだわった絵作りと見とれてしまった。腕が飛び、果ては体も真っ二つになるようなグロテスク表現も満載なのだが、構図が見事すぎて美しさすら感じてしまうのだ
これが本当のスタイリッシュというものだろう
雪が生まれる冒頭から、復讐の旅、そしてその由縁を伝える過去パートから雪が生まれる場面を反復する導入の構成も完璧で、完全に呑まれてしまいましたよ
復讐だけの人生は辛い。相手にも子がいて、新しい恨みが生まれる。豪快で怜悧な敵討ちを魅せながら、押さえるべきところは押さえた名作であります

原作の漫画からしてそうなのだろうが、徴兵制の因縁で両親が死に、最後の4人目が政府御用の武器商人と、映画には「反体制」のメッセージが貫かれている
塚本(=岡田英次)が血塗られた日の丸の旗をもって落ちる場面は、『女囚さそり』と重ねて見えるし、監督の生まれた年代からして体に染み付いた感情なのだろう
公開された1972年は「反体制」がステータスだった時代でもあった

*監督の藤田敏八というと、平成教育委員会で何かの問いに高らかと「エロス」と答え、たけしに「大きな声で言うのはやめさない」と突っ込まれていたのを記憶している
監督として頭角を現したころに、日活がロマンポルノ路線に
しかし、メジャーな作品も実は多い



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