『チェーザレ 破壊の創造者』 第7巻・第8巻 惣領冬実

読みつなぐつもりが、積み読の中に埋もれていた。すんまそん


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(2009/08/21)
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第7巻は16歳のチェザーレが大司教に就任するミサから始まる
ミサが行われたピサ大聖堂に使徒たちの上に病床の皇帝が彫られていた。そこから若き日のチェザーレの回想に入る
彼はそれが“カノッサの屈辱”のハインリヒ4世であることに気付き、ピサ校のダンテ研究者にそのことを尋ねる。巻の半ばはこの対話で占められ、“カノッサの屈辱”の真実と、ダンテとハインリヒ7世の交流が語られる
お話的には、アンジェロの怪我が治るぐらいにしか進まない(苦笑)
それでも、“カノッサの屈辱”は短絡的に教皇権の勝利とは言い難く、懺悔後に皇帝派の巻き返しでグレゴリウス7世はローマを去り、教皇の地位を失ったこととか、ダンテが『神曲』で賢明な皇帝によるイタリア統治を望んでいたとする解釈は興味深い

第8巻は、1492年にスペインのレコンキスタ(国土回復)が完結し、スペイン系のボルジア家でもそれを祝福する行事が行われていく
フィレンツェを訪ねたチェザーレは、ロレンツォらメディチ家の面々に歓迎され、ボルジア家との関係が深まったパッツィ家の陰謀が回想される
この事件で、若きメディチ家の当主ロレンツォは弟ジュリアーノを失いつつもパッツィ派を制圧するが、教皇の破門ナポリの大軍が迫り、存亡の危機に立たされた。単身ナポリ王と会うことで対決を回避したロレンツォに、罪を許す代わりにローマに出頭するよう使者が来るが、それが罠であることを知らせたのがチェザーレの父ロドリーゴだったのだ
その後、ラファエーレ・リアーリオ枢機卿の口から、ロドリーゴのライバルであるローヴェレ枢機卿ナポリと教皇領の同盟復活を企てていることが語られ、ナポリ-ミラノ-フィレンツェの三国で守られていた平和が崩れることにロレンツォはショックを受けるのだった

両巻も説明が長くて、どうしてもコマ割も単調になってしまい、漫画としての面白味にかけた
唯一の見せ場は8巻におけるアンジェロの童貞喪失ぐらいだ(苦笑)。チェザーレの生涯が短いので長期連載のためにはやも得ない部分もあるが、他のキャラクターを使って何か活劇を見せてもらいたかった


次巻 『チャーザレ 破壊の創造者』 第9巻・第10巻
前巻 『チェーザレ』 第6巻まで
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