【DVD】『麻雀放浪記』

麻雀指導に桜井章一の名が

麻雀放浪記 [DVD]麻雀放浪記 [DVD]
(2006/10/20)
真田広之、大竹しのぶ 他

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博打を覚えたばかりの哲(=真田広之)は、バラック小屋の賭場でドサ健(=鹿賀丈史)を知り合う。ドサ健に利用された哲は、麻雀に負けクラブの外人にボコボコにされるが、クラブのママ(=加賀まり子)に助けられ深い仲になる。一方、ドサ健は雀荘を経営するが、出目徳(=高品格)の積み込みの前に全てを失い、恋人のまゆみ(=大竹しのぶ)を質に入れて、最後の勝負に出るのだった

いわずとしれたギャンブラーのバイブルの映画化である
1984年公開の映画ながら、焼け跡の雰囲気を出すために全編白黒。角川文庫の原作には、カラーの帯がついていたが、カラー版ってのはないようだ
前半は坊や哲”がばくち打ちとして染まりながら、大人の味を知る成長の物語で、年上の女性との出会いと別れが一つのラインとしてある
しかし、中盤からは悪党の先輩・ドサ健が主役を持って行き、一か八かのギャンブラー街道をまっしぐら。女房を質草に出すという言葉そのままの展開に、博打打ちの救えぬ性分と愛情に揺れる鹿賀丈史の演技が光る
相手役の大竹しのぶもどうしようもない女を演じさせると上手い!
1本の作品として見たときに、主人公二人がバラバラに行動すると、まとまりを欠きそうなものだけど、短いカット・エピソードの捌き方とモノトーンの柔らかさで凌ぎきっている
テンポの良さも相まって、全てが嵌った名作といえよう

ギャンブルが人生、人生がギャンブルという世界である
哲を襲った強盗が実は知り合いの上州虎(=名古屋章)で、その足で共にチンチロリンの賭場へ行くという出だしが全てを象徴している
その上州虎は質に取られたまゆみを口説き、まゆみを引き受けた女衒の達(=加藤健一)は「勝負がつくまで女郎にしない」と柄にもない人情を見せる
エゴと罪悪感、人情と強欲がサイコロの目のように入れ替わり、偽善という言葉で言い表せない人間味がある。これは生と死の塀の上を走り続けるギャンブラーの、そしてギリギリの状態で暮らす焼け跡・闇市の実感を表しているようだ
身包みを剥いだ出目徳の死体を沼地に転がし賛辞を送るラストは、勝負の世界の真実であろうか


麻雀放浪記(一) 青春編 (角川文庫)麻雀放浪記(一) 青春編 (角川文庫)
(1979/09)
阿佐田 哲也

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持っているのは黒鉄ヒロシの表紙だけど、福本伸行のもあるんだ!
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