【BD】『スタンド・バイ・ミー』

太っちょも今はイケメン俳優

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(2012/11/21)
ウィル・ウィートン、リバー・フェニックス 他

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作家ゴードンは旧友が死亡した記事を見て、少年時代を思い出す。1959年夏、ゴードン(=ウィル・ウィストン)はツリーハウスでクリス(=リバー・フェニックス)テディ(=コリー・フェルドマン)と戯れていた。そこに太っちょのバーン(=ジェリー・オコンネル)がやってきて、兄から盗み聞いた話を伝えた。数日前に行方不明になった少年が轢死体で発見されたというのだ。少年たちは死体を見つけてテレビに映ろうと旅に出る

地上波で映画の枠が少なくなったのは、いつからだろう。これもテレビ欄で見なくなった
少年四人の冒険だけど、けっして健全なものではない。旅の目標は死体探しで、道中に煙草は吸うわ、立ち入り禁止の地域に入るわと、親の監視がないところで放埓に過ごす
彼らのやり取り、心情の変化が緻密で、ゴーディ(ゴードンの愛称)の作り話に醒めた突っ込みが入ったり、旅の途中で「死体なんて捜して楽しいのか」とモチベーションが低下したり、と子ども時代の感覚を思い出して笑ってしまった
旅の目的そのものに大したことはなくて、一緒にいるのが楽しいのだ
キーファー・サザーランド演じるエースは、少年にとって年上の不良がいかに怖く、理不尽をよく表している。嫌な過去を思い出させるリアルさだ
少年たちの背伸びは作品の主題にもつながっていて、それぞれが大人の世界にぶちあたって「永遠の大人」に生まれ変わっていく

死体探しの旅は、少年が死を意識し立ち向かうことと重なっている
ゴーディの兄デニーはアメフトで将来有望な選手で、一家の希望だった。四ヶ月前に兄が死んだことで家族に隙間が生まれ、ゴーディは自分が愛されていないことに気づいてしまう
そうして生の実感を失った少年が、大人の目が届かないところへの冒険、命の危険、友との交情を通じて、ひとりの人間として生きる決意をする
原作はスティーヴン・キングの『THE BODY』で、主人公の生い立ちは違うものの私小説的色彩が濃いとされる
映画中にも山場で「お前なら大作家になれる」「ネタに困ったら僕らのことを書け」とクリスが励ます場面があり、作家としての原点が垣間見えた
ひとりの人間が自立するには、じつはひとりではできない。言葉だけでもいい。誰かの助けがいるのだ

BDだけなのか分らないが、特典映像が充実している
『25年ぶりの再会』では、監督ロブ・ライナーゴーディ役のウィル・ウィストンテディ役のコリー・フェルドマンが再会するところが収録されている。かなりプライベートなやり取りまで入っていて、向こうの俳優がここまで開けっぴろげに話すのは珍しいのじゃないかな
続いて、監督のオーディオ・コメンタリーに二人が参加する形で始まったので、再会と解説はBDを記念して追加されたもののようだ
メイキングドキュメントでは、おそらくDVDの時に撮られたものようで、監督、リバー・フェニックスを除く主要キャスト、そして原作者スティーヴン・キングが作品について語っている
監督と原作者の意図、俳優たちの演出に対する解釈はかなり奥深く、映画のみならずいろんなメディア表現を考える上で参考になると思う。ほぼ原作に忠実だが、山場で大きな違いがあったとはねえ
メイキングはリバー・フェニックスを悼むコメントで終わる。クリスと別れる場面で消える演出があるのだけど、「それが違う意味を持ってしまった」
・・・・・・


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これは一体!?なにがスタンドしたというのだろう(笑)
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