『軍靴のバルツァー』 第2巻 中島三千恒

まさかのヒロイン登場!?

軍靴のバルツァー 2 (BUNCH COMICS)軍靴のバルツァー 2 (BUNCH COMICS)
(2011/12/09)
中島 三千恒

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バルツァー少佐に新たなライバルが登場した
2巻では、バーゼルの第二王子ライナーが軍需工場を強制買収したことから起きたデモに、社会主義活動家が絡んで暴動に発展。その鎮圧のために、王子旗下の士官校生徒が動員される
それを裏で糸を引いているとおぼしいのがバルツァーの旧友リープクネヒトで、彼はかつてヴァイセンでクーデター未遂を起こし軍国化への端緒を作ったというカリスマ的アジテーターなのだ
バーゼル側でも国の存立に焦るライナーと、その動きを嫌がる保守派の第一王子の対立があり、けっこう込み入った話になってきた
登場人物は男ばっかり通すのかと思ったら、意外な人物が女性だったというアニメ版三銃士みたいな展開になる。今までのノリからすると、ちょっと外したかなあ

リープクネヒトはヴァイセン時代に統帥権の独立を訴えてクーデター騒ぎを起こしたけど、モデルのプロイセンではこういうことはなかったはずだ
そもそもプロイセンの軍隊はフリードリッヒ大王の時代から「国王の軍隊として始まっているし、議会よりも歴史が古い
参謀本部の統帥権に関しても、七年戦争のようにオーストリア・ロシア・フランスの干渉を受ける地政学的都合ナポレオン戦争以降の戦争の大規模化から出てきたものなので、クーデターを起こさずとも正当性があった
ユンカーたちとプロイセン国王の関係を考えると、クーデターは考えにくい
昭和維新のイメージをダブらせて、読者に分かりやすくする演出として見た方がいいだろう
ただ、軍隊の近代化は金がかかるし、庶民に重い税金がかかり、議会の抵抗は激しかった。そういう国内の軋轢もしっかり描かれそうなので、次巻も注目したい


次巻 『軍靴のバルツァー』 第3巻
前巻 『軍靴のバルツァー』 第1巻
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