【BD】『アメリ』

『エイリアン4』の監督さんの

アメリ [Blu-ray]アメリ [Blu-ray]
(2010/08/25)
ジャメル・ドゥブーズ、マチュー・カソヴィッツ 他

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父の誤診から箱入り娘で育てられたアメリ(=オドレイ・トトゥ)は、人と話すのが苦手だった。ダイアナ妃の事故死があった夜、洗面台のタイルが剥がれて40年前に誰かが入れた子どもの宝物を見つける。アメリは持ち主を探すことで外の世界にはばたき、気になる男も見つけて・・・

夢見がちな女性が恋を成就させるまでを描いた映画なんだけど、決してリア充爆発しろという内容ではない
相手のニノ(=マチュー・カソヴィッツ)は他人の証明写真を拾い集める変人で、人に興味を持ちながら直では話せない、アメリと同じ悩みを抱えて生きている
二人は旺盛な妄想力(!)と悪戯心で、少しでも距離をせばめようと格闘していくのだ
アメリは過剰の想像力を「現実逃避」だと閉じ込めず、人と人を結びつける方向に使うことで幸せを配ろうとする
劇中でのストーカー男のように想像力過多が仇になる例を示しつつも、ファンタジーや嘘も人間を温めるのに不可欠なものだと教えてくれる
しかし、老画家が語るように、恋を実らすには想像力だけではダメ。最後に勇気が必要

富野監督がCGの使い方のいい例として、この映画を挙げていた
作品内でCGは、おおむね登場人物が想像したイメージとして使われている
現実と想像の世界を接木する形にCG表現はあって、現実と想像を自由に行き来するアメリと重なり、作品のテーマにもかなっていた
こうした作品世界を崩さず、むしろ補強する、上品な使われ方を監督は評価したと思う
監督のジャン・ピエール・ジュネは短編アニメーションから出てきた人だそうで、その経験がこうしたバランス感覚に生きているのだろう
作品全体としては、ナレーションの多さや、アメリの自己実現から恋愛へ行く二段構造入り組んだ場面転換と、筋が複雑で捌ききれていない部分もあった
フランス映画の壁みたいものを感じなくもないけど、ヒロインが魅力的なので観ているうちに引き込まれてしまう

配給元がなぜか、B級映画で有名なあのアルバトロス
同時期に発売されたDVDを観てみよう。『ケンタッキー・フライド・ムービー』『プライベートレッスン 青い体験』『ヴィシャス(人を食らう闇の使者』『ジュラティノス』・・・と、どう観ても『アメリ』は浮いている
人気のタイトルとして推されているのが、『ナチス女収容所』なのである(笑)
WIKIにはシナリオでゲテモノ映画と判断したとあるが、ポスターでの先入観が大きかったのではないだろうか
これが興行的に大当たりし、同社でアート作品を取り上げるようになったそうだ
今年も同社のHPには『モスキートマン』の横に、ベルリン映画祭で監督賞の『東ベルリンから来た女』が並んでいる


アルバトロス・フィルムHP http://www.albatros-film.com/
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