【DVD】『座頭市の歌が聞える』

何年ぶりかの座頭市。第13作目

座頭市の歌が聞える [DVD]座頭市の歌が聞える [DVD]
(2012/06/29)
勝新太郎、天知茂 他

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高崎で辻斬りを見た市(=勝新太郎)は、斬られた為吉から小判を託される。その後、同じ盲目の琵琶法師(=浜村純)に出会い、ヤクザがいないという一ノ宮へ行く。そこには為吉の母と子の太一が暮らしており、市は為吉の金を渡しながらも彼がまっとうな板前になったと嘘をつく。その夜、仕事で訪れた女郎小屋のお蝶(=小川真由美)から、ヤクザのいないはずの街を板鼻の権蔵(=佐藤慶)が仕切りだしたことを知る

敵役に第一作目以来の天知茂が登場し、監督は『悪名』『兵隊やくざ』シリーズで勝とコンビを組んだ田中徳三
なのに余りデキが良くなかったなあ(苦笑)
88分の尺なのに詰め込み過ぎなのだ
よくあるシリーズの構図を組み合わせながら、浜村純扮する琵琶法師にメタ的な突っ込みをさせて新味を出そうとしたのが裏目に出ている
天知茂との一騎打ちをヤマにすべきなのを、後付けに板鼻の権蔵戦をつけ加えてしまって、演出は良くても構成がまずかった

超然とした琵琶法師は市に課題を与える
少年の前で大立ち回りをしたことを咎め、「君に憧れさせてしまって、一人の少年の人生をダメする」と言う
それを受けて一度、市はヤクザの前で土下座しボコボコにされる
しかし、間を置かず少年の祖母が痛めつけられているのを見ると、大立ち回りを見せて元の木阿弥
どうすれば良かったんだ、と市が法師に相談すると「それは仕方ない」(笑)
いや、ここは市が裏で立ち回るような筋を作るべきではなかったろうか

序盤に市の太鼓が苦手だという伏線が張って、権蔵は太鼓を市対策に使う
この部分が太鼓の音に乗って、太陽を背にして影絵のような殺陣が美しく決まっている
この影絵演出のせいで、太鼓を使われて苦しんでいる市がそう見えないのが難(そういえば同監督の担当した第四作『兇状旅』でも、同じようなパワープレイで終わっていたな)
ここで板鼻の権蔵を斬っても視聴者には分からないし、天知茂が戦う理由がなくなってしまうから、このシーンの功罪は大きい
映画って難しいな


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