【DVD】『コードギアス 反逆のルルーシュ』 第1話~第4話

来年からサブカル方面も強化しようと思いまして

コードギアス 反逆のルルーシュ 1 [DVD]コードギアス 反逆のルルーシュ 1 [DVD]
(2007/01/26)
福山潤、櫻井孝宏 他

商品詳細を見る

コードギアス 反逆のルルーシュ 2 [DVD]コードギアス 反逆のルルーシュ 2 [DVD]
(2007/02/23)
福山潤、櫻井孝宏 他

商品詳細を見る


ロボット物で、ガンダム、エヴァ以外で話題になったのは、このシリーズぐらいだろうか
舞台は近未来の日本列島で大英帝国とアメリカを組み合わせたような覇権国家ブリタニアの属領となっており、日本はエリア11と名称を変え日本人はイレブンと名称を変えている
サブカルのレジスタンス物というと、ファシズム、軍国化した日本が良く用いられるが、敵を外国におくのは余り聞かない
ブリタニアの日本統治は大航海時代のスペイン並に露骨なもので、『家畜人ヤプー』を参考にしたかのような人種による階級ができている
その統治に対してレジスタンス活動があって、二人の少年がどう関わるかが見どころのようだ

最初に書くのも気が引けるが、こうした世界観はあまり作品に生きていないと思う
まず、日本人とブリタニア人の容姿が変わらない
人種的な違いを強調するわりに、肌の色、髪の色、瞳の色がバラバラである。人種ごとにある程度統一してくれた方が視聴者は把握しやすいので、ガミラス星人ぐらい違ってくれていい(笑)
こうなるのは、人種の問題を深く考えていないからだ
ブリタニア人の学園の中で混血児がいても(今のところだが)問題になっていない。外国の映画なら、否、日本の実社会ですら、ハーフの問題はナイーブなもののはずだ
アニメで描く未来世界は、既存の人種が問題にならないほど先の未来であるとして、違うものに置き換えて表現してきた
近い日本の未来と設定した時に、その伝統がうっかり持ち込まれてしまったのだろう


<第1話 魔神が生まれた日>

ロボットアニメなら少年がひょんなことから、ロボットに乗り込みなし崩し的に戦う。これが初回の定番だ
このアニメでは手に入れる物が違う
人型兵器も出てくるが、手に入れる物は超能力、人を強制的に動かす力“ギアス
レジスタンスがくすねた車両に“毒ガス”と言われていた容器の中から、謎の少女(C.C.)が現われる。ブリタニアの兵士に取り囲まれる中、少女は主人公ルルーシュをかばって死に。その今際の際に、「王の力」“ギアス”を譲り受ける契約を交わす
ルルーシュは兵士たちに○○を命じて、事態を切り抜けるのであった。良くも悪くも名シーンだろう
超偶然に幼なじみスザクと戦場で会うとか、男女が角でぶつかるぐらいベタな展開はあれども、映像の密度が濃くて魅せる第1話だった

キャラクターはいわゆる今風で手脚が細長く、華奢に見える
SEEDで免疫ができたから拒否反応はないが、エヴァよりもさらに不健康な身体なのだ。これでみんな、活劇を見せるのだから、違和感は残る
OPで10頭身ぐらいになっている人がいたので心配したが(笑)、本編はそこまでは行かなくて安心した
今風、今風は分かるけど、作品でやらせること、題材とキャラクターデザインは合わせるべきだと思う
世界とキャラがつながっていないと、作品が躍動しないのだ


<第2話 覚醒の白き騎士>

ギアスと天性の権謀でレジスタンスを指揮するルルーシュは、戦術においても天才さを発揮、ブリタニアの人型兵器ナイトメアを次々に潰していく。そこで投入されたのが新型ナイトメアのランスロットで、パイロットには負傷しているのに実戦投入された幼なじみスザクが乗っていた!
ルルーシュは脱出したあと、ギアスで敵司令部に乗り込み、ブリタニア第三王子クロヴィスと対面し・・・
ルルーシュがギアス使いで、スザクがエースパイロットと、位置関係が分かってきた

ルルーシュの身上が判明した。彼はブリタニア皇室に連なる人間で、母親を貴族社会の陰謀で殺されたらしい
どこのマフィア映画だよという描写だが、彼がブリタニアを呪う理由がここにあるようだ。ただ、なぜそれがブリタニア皇室ではなく、体制に向うのかはまだ説明されない
ルルーシュのしゃべり方が「おまえのような高校生がいるか」というオペラ調なのは、生まれのせいだったわけか(笑)
少し残念なのが、舞台が日本なのにまったくそう感じないところ
地名が記号的に使われているだけで、別に日本である必要がない。ちゃんとロケハンしたのだろうか?
これなら、ブリタニアが架空の存在のように、日本も置き換えてしまった方が逆に説得力が出たと思う


<第3話 偽りのクラスメイト>

ルルーシュの戻った学校には、ある女子生徒が久しぶりに登校していた。彼女、紅月カレン日本とブリタニア人のハーフであり、新宿の作戦にレジスタンスとして参加し、ルルーシュとすれ違っていた。ルルーシュは彼女にギアスをかけ組織のことを聞きだそうとするが、逆に疑われてしまい・・・
カレンをやり過ごすためのトリックが光る回

この回では、ギアスの限界が明らかになる
直接会わないといけないのに加え、同じ人間には二度と効かない。理屈は良く分からないが、とにかくそういう設定らしい
便利すぎる能力にはなんらかの枷をはめないと、「ギアス使っちゃえば、楽勝やんか」という状況を生んでしまうので、緊張感を保つためには必要なことだ
あのシチュエーションでカレンがルルーシュを始末しようとするのは無理筋だが、王道のお色気シーンを演出するには仕方ない!?


<第4話 その名はゼロ>

第三王子クロヴィスの死が公表され、その犯人としてスザクが拘束された。ブリタニア内部には軍はブリタニア人に限るべしという純血派がいて、元日本人で名誉ブリタニア人のスザクは邪魔な存在だった。ルルーシュは親友を救うべく、仮面をかぶって“ゼロと名乗り、レジスタンスを動員して救出作戦を展開するのだった
主人公の片割れは最後の総理大臣の息子って、どっかで聞いたような話だなあ(苦笑)
ゼロは“怪傑ゾロ”と掛けているようで、ルルーシュは華麗に飛び降りてスザクを連れていく。あまり世界観を気にせず、シチュエーションを楽しんでいけばいいようだ
世界観の説明を終え、エンターテイメントとして走り始めた回

とうとう、仮面を被ってしまったか(笑)
ガンダム的に解釈すると、ルルーシュはシャアで、スザクはアムロの役を背負うらしい
仮面を被り身分を偽る貴人で、その能力を正面から使わず脇から謀略で事を為さんとする。なるほどシャアであろう
スザクがアムロに似ているのは、今のところ戦士として優れている部分だけ
旧日本の上流階級出身で、政治的にはブリタニア内部からの変革を目指す漸進主義者
まず同朋を心配して過激な行動を取らないところは、いかにも日本人好みの君子人で、才気走るルルーシュにはない魅力がある
そもそもブリタニア人のルルーシュに、日本人を率いられるはずはなく、二人がどう手を携えるかが日本独立のポイントとなるようだ


世界観については石原慎太郎か『家畜人ヤプー』かという調子で、ルルーシュの行動も村上龍の『愛と情熱のファシズム』にあったような、アメリカに対抗するためによりアメリカ的になる、あるいは独裁も辞さずという調子があって戸惑うところはある
押井守がただの反米作品だ、と放り出したのが分かる内容だ
しかし、あえてテロリスト的な世界観を出して上でひっくり返していく構想かもしれないので、そこはもう少し見守っていきたい
そうした世界観を抜けば、かなり楽しめる作品だ
ロボット物に、『デスノート』と比較したくなるような超能力「ギアス」と知的犯罪者風の主人公をぶち込むというのは新鮮で、こういう手もあったかと感心した
ご都合展開含めても、ありえない事態がサーカスのように収拾されるところは大したもんだ
第4話で仮面を被って活劇を見せたように、これはロボット物というより、近未来のベルばら、紅はこべ、富野作品なら『ラ・セーヌの星』(!)と思えば楽しめるのでは


関連記事 『愛と情熱のファシズム』 上巻

コードギアス 反逆のルルーシュ volume01 [Blu-ray]コードギアス 反逆のルルーシュ volume01 [Blu-ray]
(2008/08/22)
福山 潤、櫻井孝宏 他

商品詳細を見る

一番文句をつけたいのは、DVD第1巻に1話しか入っていないこと
BDならと思ったら、BDもかよ(苦笑)
そんなにアニメ業界は儲かっていないのだろうか
まあ、アマゾンを見ると、かなり値崩れしてますがねえ
(この一行は、各記事の最後に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)

コメント

コメントの投稿

非公開コメント


(この一行は、各ページ下部に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
カテゴリ
SF (25)
RSSリンクの表示
リンク
FC2 Blog Ranking
ランキング
アクセスアップ!?
検索フォーム
はてな
この日記のはてなブックマーク数
タグランキング

サイドバー背後固定表示サンプル

サイドバーの背後(下部)に固定表示して、スペースを有効活用できます。(ie6は非対応で固定されません。)

広告を固定表示させる場合、それぞれの規約に抵触しないようご注意ください。

テンプレートを編集すれば、この文章を消去できます。