【DVD】『無敵超人ザンボット3』 第19話~第21話

舞台は宇宙に

無敵超人ザンボット3 メモリアルボックス ANNIVERSARY EDITION【初回限定生産】 [DVD]無敵超人ザンボット3 メモリアルボックス ANNIVERSARY EDITION【初回限定生産】 [DVD]
(2008/08/22)
大山のぶ代、森 功至 他

商品詳細を見る


<第19話 明日への脱走>

ガイゾックの母艦、バンドックにはまだ人間爆弾にされた捕虜たちが残っていた。香月もとうとう手術に呼ばれてしまって・・・。勝平はメガ・ブーストの残骸をバンドックにぶつけて、事態の打開を図る
人間爆弾編の最終章

爆弾にされた人間たちの会話が泣ける。まるで特攻隊員の手記を読んでいるようじゃないか
ある男は自分の体をいつでも爆発できる装置を作り、自ら突破口を開く
避けられぬ死が旋回する戦争の中で生まれた献身で、神々しく見えてもやるせない思いだけが残る
こんなシリアスな内容でも、笑うポイントを見つけてしまうのが人間の性なのか、人間爆弾の医者がガミラス星人ぽくて吹いてしまった
スタッフが被っているのだろうなあ


<第20話 決戦前夜>

損傷したバンドックを追撃しようという矢先に、日本国政府から待ったがかかった。民間人にこれ以上戦わせるわけにはいかないというのだ。神ファミリーに代わり、自衛隊(?)がザンボットとキングビアルを指揮するも、怒れるブッチャーがメガブーストの集団を動員して・・・

最終回製作後に発注された回らしく、パンクが多用されていたようだが、構成がそれを感じさせない
今まで登場したメカ・ブーストが次々に登場させ、総力戦の様相を上手く演出している
戦慄するべきは作右衛門が勝平たちに施した教育方法だろう
睡眠学習で習得させたのだが、その過程で戦闘に対する恐怖を取り除かせているのだ
勝平たちは戦う前から、普通の子どもと違う人間に仕立て上げられているのである
この年ごろの反射神経が戦うにいい、というのは、そのまま現代に少年兵が存在する理由でもある(もう一つは従順さ)
年端のいかない少年に戦わせることの意味が、ガンダム以前に捉えられていたのだ


<第21話 決戦!神ファミリー>

宇宙に逃れたバンドックに対し、神ファミリーは果敢に追撃する。無数の地雷にミサイル群、メカ・ブーストとバンドックの抵抗は激しく、キングビアル自身も傷つき壊れていく。ギリギリの攻防が続くなか、作左衛門はある覚悟を固めた

老人から先に死ぬべき。監督の人間観がストレートに表現されたエピソード
Vガンダムではさんざん下の世代が死んでから、帳尻会わせ的に特攻していたから、ある意味理想的な“老人の特攻”かもしれない
しかし、特攻は特攻である
最高責任者が死を急ぐのは無責任であるし、死を前提とした作戦は「統率の外道」というものだ
こういう死に方は残された人間に特攻を強いる危険もある(このアニメの続きも・・・)
とはいえ、全てが死にさらされる非情の中で生まれてしまう行動であり、そう人を追い込む状況を憎むべきだろう

本作は特攻を賛美しているのではなく、戦争の悲惨さを表わすものとして使われている
それは間違いないのだが、視聴者には感動的なシーンに捉えられがちなので(危ういテーマなのだ)、あえてこう書かせていただいた


次回 【DVD】『無敵超人ザンボット3』 第22話~第23話
前回 【DVD】『無敵超人ザンボット3』 第16話~第18話

きけ わだつみのこえ―日本戦没学生の手記 (岩波文庫)きけ わだつみのこえ―日本戦没学生の手記 (岩波文庫)
(1995/12/18)
日本戦没学生記念会

商品詳細を見る
(この一行は、各記事の最後に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)

コメント

コメントの投稿

非公開コメント


(この一行は、各ページ下部に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
カテゴリ
SF (22)
RSSリンクの表示
リンク
FC2 Blog Ranking
ランキング
アクセスアップ!?
検索フォーム
はてな
この日記のはてなブックマーク数
タグランキング

サイドバー背後固定表示サンプル

サイドバーの背後(下部)に固定表示して、スペースを有効活用できます。(ie6は非対応で固定されません。)

広告を固定表示させる場合、それぞれの規約に抵触しないようご注意ください。

テンプレートを編集すれば、この文章を消去できます。