【DVD】『無敵超人ザンボット3』 第1話~第3話

小説から入った富野信者ゆえ、抜けているものがたくさんありまして

無敵超人ザンボット3 メモリアルボックス ANNIVERSARY EDITION【初回限定生産】 [DVD]無敵超人ザンボット3 メモリアルボックス ANNIVERSARY EDITION【初回限定生産】 [DVD]
(2008/08/22)
大山のぶ代、森 功至 他

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1977年度に放映されたロボットアニメで、日本サンライズ(現・サンライズ)による第1回製作作品
富野監督にとって『勇者ライディーン』の途中降板から再起を期したものであり、この作品での試行錯誤が二年後の『ガンダム』に結実したと言われる
・・・・・・そんな、大切な作品をまだ見てなかったというわけなのだ
OPはロボットものの王道で、ザザッザッザザッザ・・・と癖になりそうな主題歌ともに主役機ザンボット3が登場する。第一印象は、私の世代にとって武者ガンダムそのもの
ここで気付くのは、ガンダムが実はスパロボのデザインを引き継ぐ保守的なものということだ。兜をかぶせただけでザンボットになってしまうのである
(大河原氏がメカニックデザインとして参加しているが、主役機を担当していたかは分からない)
兜には三日月の印がついていて伊達政宗のをモデルにしたようだ


<第1話 ザンボ・エース登場>

主人公の神勝平は活発の少年を越えて、街で評判の暴れん坊港町の子どものためか、年上の不良・香月とを振り回して喧嘩しようというのだから、関東連合も真っ青だ(笑)
そんな決闘の真っ最中にガイゾックと呼ばれる異星人に襲われる。メカ・ブーストと呼ばれる巨大ロボに船やファミリーの基地も壊され、さあこちらもロボットに乗るよと急展開だ
お爺さんたちは調査中の遺跡に入って、いきなり勝平をザンボットに乗せてしまう
どうもお爺さん=神北兵左衛門(勝平の祖父ではない)はガイゾックの襲来を予測していて、勝平に睡眠学習でロボットの操縦法を吹き込んでいたようだ
ノリノリで操縦してしまうのはいかにも少年アニメだが、裏で行なわれていることはエヴァ並みに周到だ

1話で勝平が動かすロボットは、実はザンボット3ではない
ザンボエースと呼ばれる戦闘機と人型に変形できる機体で、主武器はザンボ・マグナムが主体で、ライフル形態(スコープ付)グレネードランチャーへと即席で改装でき、ハリウッドのガンアクションを意識したような銃器へのこだわりがある
ザンボット3は第3話まで登場しない


<第2話 燃える死神の花>

ザンボ・エースの操縦に習熟した勝平だが、新手のメカ・ブースト、ジドブラーに苦戦する中、親戚の神江宇宙太神北恵子に助けに来るという回
早くも味方が揃い、宇宙太のザンプルは戦車恵子のゼンベースは戦闘機と、ザンボエースを支援するためのものらしい
それを見抜いてか勝平は我が儘に振る舞うから、先が思いやられる関係である

初回からうっすら感じさせていた、この作品の特異性が2話目で露わになった
神ファミリー世間から浮いた存在であり、その行動は公認されてない。ロボットが歩けば警察が咎めるし、空を飛べば戦闘機がスクランブルをかけてくる
ザンボットは「国籍不明機」であり、たとえ人類を守るために戦おうと理解はされないのだ
世間にとってガイゾックはわけの分からぬ災難であり、神ファミリーもまた同様なのである
神ファミリーは自衛隊や軍隊なるものの表象かと考えたので、自衛隊に攻撃された時はショックだった(苦笑)

神ファミリー内でも、意識に違いがある
長老の兵左衛門は先祖の教えに乗っ取り、ガイゾックと戦いに迷いはないが、勝平の母花江は息子の安全を第一に考える
花江の、「こんな船やロボットを全部潰せば、敵は襲ってこなくなるんじゃないか」という台詞は普通のロボット物で聞けるもんじゃない
そんな左翼政党が言うようにはいかないと長男の一太郎は諭すのだが(作品内で言っているわけではなく、管理人の喩え)、なかなか刺激的な問答だ


<第3話 ザンボット3出現!>

勝平は勝手に抜け出して、剣道の奉納試合におもむく。その間に、すべての物を氷結させるメカ・ブースト、ガビダンが現われ大暴れ。出撃した宇宙太や恵子が苦戦して、チームワークが試されるという回
結論を言うと、みんなに諭されたけど、チームワークは全然ダメでした(苦笑)。その癌が主人公の勝平なのだからタチが悪い
しかし、熱いシーンがあった
長男の一太郎はピンチに陥った宇宙太や恵子を救い勝利するため、ザンボエースを他の二機と合体させてザンボット3になるように指示するのだが、事態を把握しきれず自分を頼む勝平は躊躇してしまう
そこで一太郎はザンボエースの機能を停止し、「協力して戦えない奴は神ファミリーに要らないし、戦えない神ファミリーは地球には要らない、みんなで死のう」と訴えるのだ
不在の父に代わる説教というだけでなく、サムライの気風すら感じさせる

とうとう主役機ザンボット3が登場した
ザンプルが火力支援で、ゼンベースが偵察・空戦ザンボ・エースは汎用機。ガンダムやガンキャノン・ガンタンクのように役割分担すれば済むような構成だが、そうはいかない
ザンボエースには汎用機に見えて、実は大きな欠陥があるのだ
コクピットが脚のつま先にあるのである!
戦闘機形態の時のコクピットが、人型に変形すると脚のつま先に来てしまう。操縦パイロットは“エース・チェンジ”と称して人型時に胸の戦闘用コクピットに移動できるが、同乗者はつま先にいざる得ないのだ
そのためか、ザンボエースはパンチ攻撃は行なっても、蹴りによる攻撃を行なっていない。たとえ同乗者がいなくとも、ウィークポイントに違いはない(ここが壊れれば、戦闘機形態に戻れない!?)
そんなことが計算されているかは分からんが、ザンボット3に合体しなければならない必然があるのだ(本当か)

勝平が奉納試合を切り上げる時、香月が投げかける台詞が痛烈だった
第2話で勝平の母親から「100年前に地球に来た異星人らしい」とと聞き、「そんなこったろうと思った」と言っていた香月だが、前向きに理解してくれたわけではなかった
神ファミリーとガイゾックの戦闘は馴合いの八百長じゃないかと投げかけてきたのだ
勝平の声優はガンダムでカイ役を務めた古川登志夫である。どこかで仲間になって一緒にマシンに乗ってくれると勝手に考えたが、そう甘くはなかった
いわば、便利に分かってくれない世間の代弁者として、勝平にぶつかってきた。これはせつない
果たして、神ファミリーと世間の間に和解はありうるのか。次回予告を見る以上、暗雲が立ちこめている


次回 【DVD】『無敵超人ザンボット3』 第4話~第6話

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