『この馬に聞いた!最後の1ハロン』 武豊

サブタイトルが最後の1ハロンでも、最終巻ではありません

この馬に聞いた!最後の1ハロン (講談社文庫)この馬に聞いた!最後の1ハロン (講談社文庫)
(2001/04)
武 豊

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『週刊現代』誌上2000年4月4日から2001年3月24日号まで連載されたコラムに、過去に出会った人、馬について加筆した文庫版第二弾
スペシャルウィーク、アドマイヤベガ引退後の年代なので、騎乗馬の知名度はアグネスワールドトゥザヴィクトリー以外やや低い
しかし、エアシャカール、マチカネホクシン、アドマイヤカイザー、ラスカルスズカ、ゴールドティアラ、マルターズスパープ、タカラサイレンスと聞けば、競馬ファンにはピンと来るだろう
2000年度の武豊はアメリカへの本格遠征に出ていたので、本書でも海外の競馬についての比重が大きい
日本の押しも押されぬトップジョッキーでも、外国では一新人騎手に過ぎない
一日一鞍の立場から、G1に乗れるよう這い上がっていかねばならなかった

アメリカの競馬は日本競馬とは何から何まで違う

・週5日が基本で、月火が休み。1日だいたい10R
・調教は開催中の競馬場の早朝で行なう(正午からレース)
・ジョッキールームが簡素。くつろぐ空間ではない
・カリフォルニアの競馬場はすべて左回り。ダートレース中心で、外側にダート、内側に芝コースがある
・本馬場に入る通路ではファンと距離が近い
・野次がない
・賞金が安い。2000年当時で重賞は日本の約半分

週5日というと、競馬がさかんなイメージが湧くが、地方と中央が合わせて考えれば日本も負けていない
というか、地方と中央という枠組み自体がないということか
「野次が少ない」というのは、向こうの観客が少ないとはいえ見習わなければなるまい。ロンドン五輪でも、イギリスの観客も行儀が良かった
日本の中央競馬のダートコースはほとんどが芝でスタートする。このためなぜか、ダートなのに芝の適性が大事になってしまう
どこか一つでもいいから、ダート中心の本格的な競馬場を作れないだろうか
ジャパンカップダートという国際レースがあるが、東京2100m時代は芝スタートで、現在の阪神1800mは右回りで海外から敬遠されている
ドバイにはオールウェザーの競馬場もあるし、リニューアルするなら国際的視野を持ってもらいたい

2000年の武豊は菊花賞が凄かった

エアシャカールには直線で右にもたれる有名な癖があって、右に馬を置くと最悪斜行の危険があった
そして、菊花賞の枠番は15番の外枠このまま回っては、力を発揮できずに終わる
そこでまず、スタートを勢いよく出して、内目のところで先行し好位置をキープ。馬込みのなかで我慢させながら、直線では最内を狙う。内ラチ沿いを利用して癖を解消したのだ
事前にエアシャカールの癖はばれていたし、勝つにはこれしかない、という戦法だった
その後のエアシャカールは、切れ味不足と気性難が祟ってG1を獲れなかったが、記憶に残る名馬だ


前巻 『この馬に聞いた!』
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