ガンダムエース 2012年9月号

富野信者界に激震が走った
『教えて下さい富野です』が10月号で終了する・・・との報
その真相を探るべく9月号を即、手に取ったが

GUNDAM A (ガンダムエース) 2012年 09月号 [雑誌]GUNDAM A (ガンダムエース) 2012年 09月号 [雑誌]
(2012/07/26)
不明

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<「教えて下さい富野です」vol112 中野剛志>

今回の相手は、TPP反対の急先鋒として名を売った中野剛志
元通産官僚で入省中、エディンバラ大学に留学し帰国後はエネルギー関連を専門に担当。2010年に公共政策を専門とする京都大学藤井聡の研究室に退職出向し、翌2011年に准教授に昇格する
この経歴から、中野剛志の親分は藤井聡みたいな言い方をされるようだ
そして、2012年6月に経済産業省へ復帰(!)。この人、現職の“通産官僚”だったのである

対談は中野剛志の新著『新日本思想史論』に基づいて進む
同書には伊藤仁斎、荻生徂徠、会沢正志斎、福沢諭吉がナショナリズムという切り口から紹介され、特に会沢や福沢が欧米の衝撃に対して、どう考え対応したかに力点がおいているようだ
中野氏の意図は、幕末からの歴史を攘夷vs開国で捉える「開国物語」を破壊すること
安易に信じられる「開国物語」が戦後の「軍国主義からの解放」に合わさって、グローバル化への過剰適応、TPP加入など国益を無視した政策誘導につながったとする
攘夷の思想的支柱とみられた会沢は、実は非常に現実主義者で来航する外国に対抗するために儒学・洋学とわず何でも取り入れた。開明派の代表とされる福沢諭吉も、片時も国益のことを忘れなかった
この二人の持っていた「健全なナショナリズム」こそ、今必要だというのだ

彼らの論だけでは世界が有限となった時代に対応できないのでは、という富野監督に対し、中野氏は決然と、それにも国民国家が必要であるとする。国際的な問題に対処するのは、国民国家の集まりであって、そのエネルギーが不可欠というのだ
この国民国家へのこだわりは、ただ一時代ものとしてではなく、氏の国家観の根底をなすもののようで、国民と国家は意識して作り出すものであり、震災のような国家的危機のためにも団結することが重要という
しかし、戦前は軍部の暴走でなし崩し的に戦争へ突入し、現在では総力戦型の戦争は遠ざかって国家の役割が曖昧に見えてしまう。何によって戦前のような事態を防ぐと同時に、現代において国民同士が支え合う紐帯を作れるのか
それを「モラル」「道徳」という言葉以上に表現しようと、富野監督も苦労しているし、中野氏はそれを見つけようとこの一冊をしたためざえる得なかった。鳩山元首相の「友愛」も、本来はこのための言葉なのだが

日本思想史新論: プラグマティズムからナショナリズムへ (ちくま新書)日本思想史新論: プラグマティズムからナショナリズムへ (ちくま新書)
(2012/02/06)
中野 剛志

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<「三倍速く!! シャアが行く!」 潘めぐみ>
今回のお相手は、潘恵子の娘、潘めぐみ。6月号にインタビューが載っていたっけ
ララァの娘ということでまあ内輪受けで、面白かったのはララァはしゃべりだった、ということぐらいだろうか(笑)
現在、リメイクされた『HUNTER×HUNTER』のゴン・フリークス役をつとめ概ね好評のよう
が、肝心のアニメのほうが残念な出来だそうで、順風満帆のスタートとまではいかないか


漫画は、島本和彦が修行編でも熱かった、というぐらい
長谷川裕一もさすがに安定している。やっぱこの二人だな
他は原作という枠があって、狭い庭を掘り起こしている観がぬぐえない
自力もさることながらGガン、クロスボーンという作品世界を自家薬籠中のものとした者は強い
SEEDもアニメがあの出来だったのだから、こっちを本編するというぐらいの意気が欲しいところ

さてさて、肝心の『教えて下さい富野です』の今後である
巻末、目次をめくったところには「ついに最終回!!」とあり、「・・・・・・惜しまれながらも幕を閉じます!」「有終の美」と念押しされていた(最後の対談相手は村上
終わるという話がこの時期までに湧いてこなかったということは、当然八月号には載っておらず、今号が編集されている間に決まったということだ
この間に一体何があったのだろうか
体調不良?いやいや、それなら誰かが嗅ぎつけるだろう
ついに新作が起動!これが素直に想像させるところだろうか
大穴としては、11月号から『新・教えて下さい富野です』(!)として再スタートするとか、他誌に移って新しい対談コーナーを持つとかも想像の範疇ではあるが、こういう変化球は富野監督が望まないだろう
きっと何か新しい動きがあるはずなのである
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