『ウィキリークスの内幕』 ダニエル・ドムシャイト・ベルク

昨日の阪神は弟に続く新井兄のサヨナラ打で勝った
(→http://www.youtube.com/watch?v=cUuNUtHm578&feature=watch_response_rev)
ベイの右翼、吉村のチョンボさまさまであるが
その後のヒーローインタビューがまた面白い。藤川も積極的に弄るなあ
(→http://www.youtube.com/watch?v=qw6JKki_z5c&feature=related)

ウィキリークスの内幕ウィキリークスの内幕
(2011/03/11)
ダニエル・ドムシャイト-ベルグ

商品詳細を見る


元ナンバー2が明かすウィキリークスとお騒がせリーダー、ジュリアン・アサンジの真実
組織の中枢にいた著者が、ジュリアン・アサンジとの出会いから、確執によって離脱するまでを語っている
文章がとにかく下手だ。ウィキリークスなどネット状況を説明する部分はまとまっていても、自分の身の回りやアサンジに関することは細かいニュアンスが分かりづらい。悪文で済まないレベルなのだ
元の文章がよほど悪くて、翻訳者はその“持ち味”を殺さないように逐語訳したに違いなく、その分ゴーストライターでなく本人が書いたという信憑性があることはある
ウィキリークスとアサンジについては、上記の理由で取っつきにくいものの、その暴露対象であるサイエントロジースイス銀行アフガン戦争捕虜虐待などの記述はそれぞれ面白い
取材対象をいかに守るかいかにネットの自由を確保するか、など彼らが向き合った問題は、ネット社会、あるいは社会全体に関わることなので、一読の価値はある、かな?

著者ダニエルは全体を通して、リーダーであるアサンジの我が儘な性格や独断専行に批判を加えていく
しかし、読み見始めて見えてくるのは、むしろ二人の共通点
ジュリアン・アサンジは、元々は知る人が知るハッカーだ。ダニエルも一会社員だったとはいえ、ネットにどっぷり浸かったプログラマー。ともにネット的自由を愛している
ウィキリークスの理念は、情報の不均衡を無くすことによって、より理想的な世界を作ることであり、そのために公人のプライベートを含むあらゆる秘匿情報を公開していく。このユートピア観について、二人は一致しているのだ
その辺のノリの軽さは、主義は違えど『リーンの翼』の朗利と金本を思い起こしてしまった。ネット空間に漂うだけで分かった気になる危うさは自戒すべきか

二人の確執は、ウィキリークスがそれなりのメディア組織として機能していこうとした時に起こった
ネットを自由に泳いでいた彼らは、この前例のない組織でどういう関係をとればいいのか分からずに、混乱してしまったのだ
象徴的なのは、著者がメンバーと同じ部屋で缶詰になるのが気持ち悪く逃げ出してしまうところだ。まともな組織人ならありえない行動だろう
アサンジはリーダーのプレッシャーからか家父長的に行動し、メンバーの総スカンを食う
それぞれがマイペースに行動し、自分のルールが破られると妥協しない。彼らには、生身の人間のつきあいが全く欠けていたのだ
しかし、二人が袂を分かってからは、少しずつ変わっていったらしい
ネット発の組織が抱える弱点を見せてくれた点で、いいノンフィクションだった
(この一行は、各記事の最後に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)

コメント

コメントの投稿

非公開コメント


(この一行は、各ページ下部に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
カテゴリ
SF (25)
RSSリンクの表示
リンク
FC2 Blog Ranking
ランキング
アクセスアップ!?
検索フォーム
はてな
この日記のはてなブックマーク数
タグランキング

サイドバー背後固定表示サンプル

サイドバーの背後(下部)に固定表示して、スペースを有効活用できます。(ie6は非対応で固定されません。)

広告を固定表示させる場合、それぞれの規約に抵触しないようご注意ください。

テンプレートを編集すれば、この文章を消去できます。