『銀と金』 第6巻まで 福本伸行

金欠状態が緩和されたので、ようやく買えるようになってきた

銀と金―恐怖の財テク地獄変 (6) (アクションコミックス・ピザッツ)銀と金―恐怖の財テク地獄変 (6) (アクションコミックス・ピザッツ)
(1994/06)
福本 伸行

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ヒキ強の男・森田鉄雄が平成のフィクサーと言われる平井銀二について成り上がりを目指す悪漢漫画(?)
当初は株の仕手戦から始まったので、マネーゲーム中心なのかと思っていたが、その後が少し違う
中条との贋作勝負西条とのポーカー勝負蔵前との誠京麻雀と、殺人鬼との死闘を交えるものの、6巻までは福本得意のギャンブル勝負がウェイトを占めている
しかし、7巻では小沢ならぬ伊沢が登場し、きなくさい政界の駆け引きに入って・・・もう何が飛び出すか分からない
6巻までの勝負はネタの都合もあるだろうが、森田を勝負師にするための修行という位置づけのようだ
世界観としては、他の福本漫画に近いものの、初期カイジに比べるほど“突き放し方”が強くない表面的な良心、善意を退けていくものの、二皮ぐらい剥けば人情が顔を出す
贋作勝負後に川田三成が森田に見せた涙などは、カイジ標準で見るとほろ甘い。福本自身が青春マンガからスタートしていて、その名残のように感じた

第5巻末に始まるのが、誠京グループ率いる蔵前会長との死闘を描いた「誠京麻雀編」だ
誠京麻雀」は金本ほど有利なルールで、ツモるごとに場代を払わねばならず、さらに場代の三倍でもう一度ツモを引き直すことができる。そして、破産したものは、地下牢で廃人状態で買われることに・・・
ここまで書けばアカギの読者はピンと来るだろう。そう、あの「鷲巣麻雀」と構造が良く似ている
連載の時期は『銀と金』が1992年からで被るのだが、鷲巣戦が始まる前に誠京麻雀編は終わっているはず。いわば、「誠京麻雀」は「鷲巣麻雀」の前段の位置にあるのだ(ちなみに『天』は未読であります)
金持ちが有利なルールの勝負に、持たざる者は体を張って戦うしかない。体を張り切るためには、死を覚悟し越えなければならない
金を持ちすぎた者の狂気、前座で以前に対戦した相手がやられるなど、キャラ造形、展開にも共通点は多い
「誠京麻雀」から膨らんだアイデアが「鷲巣麻雀」の十年以上に渡る死闘を生んだと、言えそうだ

・・・・・・と、これが書きたくて記事にしただけなのであった
ハンターみたいに、毎巻とは挙げないけど、気になることがあったらまた取り上げます
続きはパチンコの話なのであしからず

関連記事 『銀と金』 神威家の家父長権争い編
       『銀と金』から昔の小沢一郎を振り返る


『銀と金』は、マルホンというメーカーがパチンコ化している
その演出がいい加減とは聞いていたが、原作を読んでそれが良く分かった
ポーカー勝負のタネは明らかに違うし、「誠京麻雀」で蔵前は死ぬわけじゃなかったのだ
特に酷いのが確変中の演出で、神威家の家長権争い編をモチーフといいながら、パチンコ北斗の拳そのままなのだ。原作では、この編をもって名作と言われているのに・・・
大当たりラウンド中に漫画が読めてしまう(!)のに、原作と違う演出にしてどうするのだろう
(違ってもいいのだけど、原作の持ち味を生かすか、高尾ばりに独特の世界観を築くかしてもらいたい)



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