『ゴッド・ブレイス物語』 花村萬月

芥川賞作家、花村萬月のデビュー作

ゴッド・ブレイス物語 (集英社文庫)ゴッド・ブレイス物語 (集英社文庫)
(1993/09)
花村 萬月

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主人公は女性ボーカルで、彼女の視点で物語は進んでいく
男の作家が女性視点で物語が書けるか、ということには懐疑的なんだけど、この小説はほとんど違和感なしに読めた。これは凄いことだ
男性が書いた女性視点の小説は、たいがい女性が理想化されていたり、内面が描かれず視点キャラで終わっていたりする。男が書くからには、それはやむを得ない部分がある
しかし、この小説では女性から見た濡れ場シーンにまで触れている。もっとうまく躱した描き方もあるはずなのに、逃げていない。この踏み込み方は尋常ではない
この作家さんは、自分の中の女性性を探りつつも、女と男はそう変わらないよ、と達観しているのかもしれない

話そのものは、文量も少ないシンプルな音楽小説
朝子が辛い過去を京都での体験や人々を通して昇華させ、最後に最高のライブで締める展開は、まさに王道。暗くなるココロをブルースが解放する。音楽って本当に素晴らしいですねぇ(水野晴朗調)、と思える良作だ

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