【DVD】『魁!!男塾』(実写劇場版)

テレビアニメの方は打ちきりになったんだっけ

魁!!男塾 スタンダード・エディション [DVD]魁!!男塾 スタンダード・エディション [DVD]
(2008/05/14)
坂口拓照英

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10’7/24 追記
大事な前置きを忘れていた
『魁!!男塾』は左翼教育が全盛だった頃に、軍国主義的教育をする学校を舞台にしたギャグ漫画としてスタートしたということだ
当たり前のことだが、原作者も映画の製作者も、ガチに男塾の教育を称揚しているわけではないのだ
あくまでギャグ空間で男のベタな友情を描いているのである。当時から笑うほどベタとされていたが、時にベタさを突き抜けて感動に到るというタイプの作品だった
この映画はそのノリを忠実に再現してくれたのだ
押忍!


原作でいうと、入塾から関東豪学連と戦う「驚邏大四凶殺」編まで
各所に設定の変更がなされていて、大きいところでは交換留学生として入ってきたマッハパンチのJがいないこと。Jに相応しいかつ日本語の喋れる外人が見つからなかったためだそうだが、「驚邏大四凶殺」は「驚邏大三凶殺」となっていて三番勝負の決着となっている
アクション俳優坂口拓の初監督作ということで、期待値は低く見積もっていたがそれは杞憂だった
普通に絵になる構図がてきぱきと処理されていて、2時間近くの尺でも飽きさせないのだ。一つ一つのシーンにシンプルさがあって、邪念なく見せていく。男塾のシンプルな物語に作り手が余計な知恵をつけなかったのがいい
富士山をバックに決闘とか、演出そのものはベタである(笑)。しかし、そのベタさは突き抜けた力を秘めている。見ている側も自然に燃えてくるのだ
序盤は詰め込み気味ながら、初監督でこのセンスだ。坂口拓はチャウ・シンチーになれるか?

そうした変更の中で一番目立つのは、組長の息子であった秀麻呂(=尾上寛之)の扱いだ。富樫(=照英)をさしおいて、彼は影の主人公といえる存在にまでなっているのだ
序盤は桃太郎(=坂口拓)より出番が多くて、原作にはない彼の母親(=中島知子!)まで登場する。剣桃太郎たちの戦いの裏に彼が“男”になる成長物語が展開されるのだ
劇中の秀麻呂は最も我々に近い常識を持ってしまっているキャラクターだ。その彼をクローズアップすることで、男塾の世界に観客を引き込むことができる
これも作り手のセンスが光るところだ

一号生の中にどう見ても40越えたおっさんがいる(笑)など、細かいところを突っ込めばきりはない。明らかにB級映画である
しかし、物語にはっきりとした芯があり、製作者の目が行き届いていて、すべての変更点がこれで良かったとすら思えるほどの出来だ
千葉繁のナレーションによる民明書房ネタからは、製作者の原作に対する無上の愛情を感じた
「たかが映画」を志して「たかが」を見事に突き抜けた作品なのだ
これは予想外の掘り出し物だったなあ
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