【DVD】『マーズ・アタック!』

ゴジラも出るよ

マーズ・アタック! [DVD]マーズ・アタック! [DVD]
(2009/09/09)
ジャック・ニコルソングレン・クローズ

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地球圏に突如現れた円盤の群れは、火星人の宇宙艦隊であった。米大統領デイル(=ジャック・ニコルソン)はケスラー教授(=ピアース・ブロスナン)の進言を受け、火星人との交渉を量る。しかし、火星人は最初の会見で不意打ちを浴びせ、多くの死傷者を出す。文化の相違から誤解と見た大統領は、火星人を国会に招くことにするが・・・
宇宙からの侵略という古典SFの筋そのままに作った、ティム・バートンによるB級SF映画
なんといっても見どころは、豪華俳優陣がバカバカしいストーリーを熱演していることだろう(笑)。ジャック・ニコルソンピアース・ブロスナンマイケル・J・フォックスナタリー・ポートマンに、なぜかトム・ジョーンズとよ~く集められたもんだ
しかも今上げた中の数名は、かなり下らない死に方をしてしまうのだから凄い。配役からストーリーを先読みすることは困難で、終盤のお約束的なオチまでは振り回された
登場人物がかなり多く、いろんな視点でシーンが切り替わっていく。なのにお話に全くブレが出てこず、ちゃんと一つ一つが収束していく。その度にキャラが抹殺されていく(笑)わけだけど、この群像劇のまとめ方は上手すぎる
作品としては監督の趣味丸出しだけど、その異能さを見せつけた作品だといえようか

そもそもタイトルの由来は、宇宙人の侵略を元にしたトレーディング・カード。60年代にごく僅かしか出回らなかったカードゲームで、監督の脳裏に宇宙人の図柄が焼きついたらしい
そんなわけで他のバートン作品よろしく、この映画にも一昔前のアメリカの空気が流れている。昔の米ドラマで見たような髪型、ファッションがそこにあって、あきらかな架空世界でありながらどこか安心感を与える世界観なのだ
観客のノスタルジーを動員するところはジブリ作品やエヴァと共通するところだろうか
異形の火星人たちはステロタイプな悪役で、情け容赦ない虐殺を繰り広げていく。だが、元々の世界観がおっとりしているおかげで、かなり酷い展開にも関わらずグロさが薄まっているのだ
むしろ、この作用を意図的に利用してグロシーンを作っているとも感じられて、監督の悪趣味ぶりここに極まれりである

昨日の作品もそうだけど、悪に妥協するともっと酷い目に合うという筋は第二次大戦の教訓からだろうし、火星人の画一性、集団主義は、戦前の全体主義、アジア観を表わしてるようで、好きじゃない
しかし、それは『マーズ・アタック』というゲームに隠された要素なんであって、監督の主義主張ではなかろう。火星人の残虐さは、単にバートンのイカれた趣味に過ぎないのだ(笑)
ここまでの労力をかけてこんな下らない映画を作ってしまう情熱に拍手を送りたいなあ
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