【DVD】『バットマン』

こちらはティム・バートン版

バットマン [DVD]バットマン [DVD]
(2009/07/08)
マイケル・キートンジャック・ニコルソン

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悪がはびこるゴッサム・シティに一人の怪人が現れた。悪人を懲らしめる彼はバットマン(=マイケル・キートン)と名乗った。ちょうど街は生誕100年を祝う祭りが予定していて、市警は総力を挙げて治安対策に乗り出した最中。ボスの女に手を出していたジャック(=ジャック・ニコルソン)は、ボスの罠にかかり工場で警察に包囲され、バットマンにも追詰められた。そして、ジャックは酸性の溶解液に落ちるハメになる。そしてそこから現れた彼は、ジョーカーとなっていた・・・
スタッフロールの順序にも現れているように主役は明らかにジョーカー
序盤は完全にジョーカーの誕生を描いた物語だ
クリストファー・ノーランのシリーズに比べると、バットマンの素顔たるブルース・ウェインは御曹司然としているが非常に地味。タイトルになっているのに、「ジョーカー=陽」「バットマン=陰」の演出が徹底されている
設定そのものはクリストファー版の方が原作に沿っているそうだが、バットマンの属性ではこちらが原作に近いかもしれない。警察のように、あくまで悪事があってから動く受け身のヒーローなのだ

クリストファー版に比べると、アメコミ的なアクションがふんだんに盛り込まれ娯楽に徹した作りだ。『ダークナイト』のような、陰鬱な展開もない
ジョーカーが悪の限りを尽くす様を存分に楽しむ映画
彼があれだけの行為ができる理由の一つは、失うものも帰るところもないからだろう。バットマンにマフィアとしての人格を奪われ、全く日の当たる場所に生きられる可能性はなくなった
彼が人と関われるのは悪事を通してであって、それがなければ彼には何も残らなくなる。彼の笑いは孤独をごまかすためであり、寂しさを紛らわせるためには、悪を重ね笑い続けねばならない
ジョーカーのキャラクターというのは、都市犯罪者の表象と言っていいのかもしれない

『ダークナイト』を観た後だと、かなり軽い作品に見える
だけどよく考えたら、これも仕方ない話。そもそも、向こうが異様に重すぎるのだ
バットマンを映画化するとなれば、興行的に観てもまずはこういう作りをせざる得ないだろうし、こうした作品ができたからこそ原作から抜けた部分を補うべく後続の作品が作られるわけだ
1989年に作られた映画であり、CGはほとんど見受けられない(というか分からない)。工場の爆発も実際に古い発電所跡を使ったらしい
ティム・バートンらしく特撮の手法が随所に見られて、最近の映画より映像に泥臭さと重厚感がある。この軽さは○だ

<続きはややネタバレ>


原作と大きく違うのは、バットマンの両親を殺したのがジョーカーだというところ
バットマンは犯罪者を痛めつけても殺さないという「不殺」の誓いを守っているが、この映画では余り守られていない。相手が仇だからだ
エンターテイメント性を重視してラストに悪党たちを容赦なくやっつけるために、この設定をつけくわえたのだろう。この映画では復讐の是非を問われることはない
『ダークナイト』恋人を殺されたバットマンがジョーカーを裁かないのと大きく違うところだ
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