【DVD】『ダーティハリー』

何度見たことだろう。それでも飽きが来ない

ダーティハリー 特別版 [DVD]ダーティハリー 特別版 [DVD]
(2009/04/22)
クリント・イーストウッドハリー・ガーディノ

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飽きが来ないといってもストーリーそのものはもはや定番中の定番
サイコな都市型犯罪者に法が無力なとき、一人のはみ出し刑事が決然と立ち上がる・・・以後のアクション映画にはありふれたシチュエーション
が、イーストウッドが格好いいし、音楽の趣味が良すぎる。そして、何よりも撮り方が上手いのだ
蓮見重彦ダーティハリーについて「上下運動」を指摘していたとおり(ちょっと自信がないが)、横長のスクリーンの中で縦の動きが多い
ハリーも昇ったり飛び降りたりするシーンが多いし、冒頭も犯人が高層ビルから下のビルに向かって見下ろす場面がある
そういった縦の動きによって見る側に重力を意識させて、人の生理に強い印象を与えているのだ。高所恐怖症の僕は高層ビルから見下ろすところでガクプルものだった
また、奥から手前に向かっているシーンも多い。これも画面の中の縦の動き。ラストの戦闘で工場のベルトに乗ってハリーが犯人に迫るシーンは迫力がある
一番好きなシーンはジャックされたバスに飛び降りる場面高架の上でのたたずまいが抜群に格好いいし、真っ直ぐ走っていない車両の上に躊躇なく飛び乗るところは痺れる

小坊の頃、ハリーを映画のヒーローとはかくあるべきものと思っていたが、しばらく後にはいかれていることに気がついた
もちろん、今回も同じ感想だ
犯罪という下手を打った人間をこれみよがしに追詰める猟犬。今作でハリーがスコルピオの脚を踏みつけるところは、北斗の拳でケンシロウが命欲しさにもがくモヒカンをいたぶるのに近いものがある
犯人が狂っているように、ハリーも狂っている。違いはハリーがそれを自覚しているところで、常に冷静に自分を見つめている
ダーティハリーがヒーロー足りうるのは、正義が担保されているからではなく、自他に対しクールであるからだろう

一方、犯人であるスコルピオも非常に真に迫っていた
ナイフで刺されたり銃で撃たれた時の悲鳴は人間離れしていて、まさにモンスター
もともとスコルピオのモデルはゾディアック事件の犯人だ。あの無差別殺人事件が迷宮入りしつつあったことが、『ダーティハリー』をヒットさせたといっても過言ではない
ただ、演じたアンディ・ロビンソンの談話では、スコルピオはベトナム帰還兵という設定もあったらしい。話を複雑にしないためか、映画では一切触れられてなかったが

何気にDVDの特典映像が充実していた
インタビュー集はダーティハリーというよりイーストウッドについてだが、ドキュメントは作品に対するもの
なぜか関係者でないシュワちゃんが熱く語っている(笑)のも見物だが、イーストウッドのインタビューはファン必見

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