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【プライム配信】『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』(2019)

ニッキーとローラは、私生活でもパートナーとか。ごちそうさま




ニッキー・ラーソン(=フィリップ・ラショー)は、表沙汰にできない依頼を解決する街のスイーパー。一年前に亡くした相棒の妹、ローラ(=エロディ・フォンタン)、ドミニク・ルテリエ(=ディディエ・ブルドン)からひと嗅ぎで誰もを魅了する「キューピッドの香水」を守る依頼を引き受けてきた
しかし、その奪取を依頼されたファルコン(=カメル・ゴンフー)と争っているうちに、香水は冴えない男ジルベール(=ジュリアン・アルッティ)の手に渡ってしまう。その効果を知ったジルベール憧れのトップモデルを落とそうとモナコへ旅立つのだった

実写というと、どう外れたかに注目されるのものだが、本作は例外中の例外。アニメ劇場版で有名な喩え、「ラーメン屋へ行ったら、ラーメンが出てきた」を地で行く出来栄えなのだ
ニッキー・ラルソンは、フランスのアニメにおける冴羽獠の名前。香→ローラもそれに準じているようだ(ファルコン→マンモスらしいけど、字幕ではファルコンだった)
作風は原作を忠実に反映したギャグ描写(要所にカラス!)に、ガンアクションは80年代ハリウッド風で、リアリティよりやりたいことを派手にやるといった次第で、CGを上手く使ってお洒落に仕上がっている。ラストの展開には、アニメのあのシーンを思い出させて、主演・脚本・監督まで兼ねたフィリップ・ラショーの愛が伝わってくる
そもそも日本のアクション漫画には、紙上でハリウッド映画を再現することを狙っている部分があるので、もともと親和性が高いのだ

吹替版では、主要キャラが原作の名前となっており、冴羽獠役に山寺宏一香役に沢城みゆきが配されていて、他の海坊主(ファルコン)、槇村、冴子についてはアニメのまま
アニメ版で獠役の神谷明は、おかしな精神分析医と冒頭の病院で手術を受けていたモッコリー市長(!)をあてていて、獠とファルコンに同時に殴られたモッコリー氏は「ひでぶっ!」と叫んでいた(笑)
山ちゃんも美女を覗くシーンには、ずいぶんとはっちゃけていて、字幕版のあとだとアドリブが分かって楽しいのだ
吹替版ではエンドロールに「GET WILD」が流れるし、字幕→吹き替えの二度見が板である


ラーメン屋へ行ったら、ラーメンが出てきた → 【映画】『シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』




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