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『葬送のフリーレン』 第9巻・第10巻

徐々に戦いもヒートアップ




第9巻。さらに北を目指すフリーレン一行は、嵐すら起きる巨大な湖に、巨鳥が巣食う橋を通り抜けていく。聖雪結晶の採掘場とともに、噂されるのは黄金郷の伝説
その“生みの親”は七崩賢の一人、「黄金郷のマハトであり、すべての物を黄金に変える力を持つ
そして、マハトによって黄金の都市に変えられた城塞都市ヴァイゼには、第1級魔術師試験で同じだったデンケンが待っていた

「黄金郷のマハト」数十年、王国の顧問魔術師として仕えた異端の魔族。そんな彼にときの領主は「支配の石環」をかぶせて、都市の住人への「悪意を抱かぬこと」「仕えること」を要求した。しかし、魔族と人間には何が「悪意」か、「忠誠」かに大きな隔たりがあり、街の住人は殺され、黄金郷の噂を聞きつけたものは黄金に変えられてしまうのだった
マハトの作り出す黄金は、何人も加工できず、交換できないので実際の価値はない。なぜ、領主はマハトを仕えさせようとしたのか




第10巻。フリーレン「黄金郷のマハト」の秘密を握るために、マハトと都市ヴァイゼの過去に遡る
人間の感情に興味を持ったマハトは、ヴァイゼの貴族グリュックを気に入り、暗殺者として協力。グリュックが領主となってからは、宮廷魔術師として表舞台に立ち、彼の息子へ魔術を教える教官にもなった
その息子こそが、若き日のデンケンなのであった!
グリュックは魔族に頼った栄光からニヒリズムに陥りつつも、息子に希望を託していたのだ

後半にようやく、フリーレンは目を覚ます。ただし、マハトの魔法を解析するには、さらなる観察が必要と眠りにつくが、その間にソリテールという少女姿の魔族がマハトに接触する
彼女はマハトを閉じ込める結界を二ヶ月かけて解除。巨大な魔力を察知したフェルンたちは、マハトの黄金に包まれる前にと近くの住人を連れて避難
しかし、人間に生物学的興味をもつソリテールの魔の手が迫る。そして、デンケンとマハトの宿命の戦いと、急にバトルにギアがかかってきた
フェルンが魔法だけでなく、人外レベルの強靭さを持ち始めたところには笑ってしまうが、お話はずっとシリアスに流れる。はたして、勝負の行方は……


前巻 『葬送のフリーレン』 第7巻・第8巻


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