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『3月のライオン』 第16巻 羽海野チカ

あとがきで亡き三浦建太郎とのエピソードが




第16巻。桐島零は高校3年の冬を迎え、周囲が進路に悩むなか、中学生デビューゆえの浮いた存在に。しかし川本家の姉妹とは年末年始に縁起物「切山椒」を屋台を手伝い、伝統(?)のジグソーパズルに興じた。勝負の世界の孤独、学校でも超然としていた零だが、川本家やひなとの絆を深めて俗世に踏みとどまっている感じだ
後半では、獅子王戦で島田研究会の面々とトーナメントでぶつかり合いに。零と二階堂の勝者が、島田八段と当たる関係性となっており、巻末で両者の対戦が始まる
零を同じ孤独の世界に住んでいると思っていた二階堂が、彼女ができて違う世界へ行ってしまったことを嗅ぎ取って憤り、そこから肯定していく過程が微笑ましい

2話目で登場するのが、名人である宗谷冬司の住まい
宗谷は将棋に専念するために、京都の祖母よし乃の邸宅に移り住んでいた。よし乃はピアノの先生で、そこには‟たまちゃん”の母子と同居している
‟たまちゃん”の母も彼女もよし乃の教え子であり、“たまちゃん”はその才能から海外へ留学した。しかしある日、シングルマザーとして帰国し、よし乃のところに転がりこむことになったのだ
そんな人情話が挿入されながらも、宗谷は絶妙の距離でその母子をかわす(苦笑)。将棋に集中できる防音の整った小屋を作って、籠っているのであった(爆)
会長の「いい歳して、秘密基地かよ」「ねえ?小学生かいな」のツッコミにワロタ


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