『COBRA』 寺沢武一

手持ちのMFR版はみんな読み終えた

COBRA (1) コブラ復活 (MFR MFコミックス)COBRA (1) コブラ復活 (MFR MFコミックス)
(2008/05/23)
寺沢 武一

商品詳細を見る


とりあえず、13巻目の『タイムドライブ』まで
設定が未来世界だからSFよりの話かと思っていたが、なんでもアリだったんだ
西部劇となったかと思えば、ときには時代劇。しかもその世界のデザインたるや、どれも意表をついたものばかり
キャタピラで動く日本の城(!)に住む姫が、コブラの車を見て「何だ、そのケモノは!」と驚くとか(笑)、妙ちくりんな世界ばかりだ
出てくる敵もクリスタルボーイあたりまではSFチックだが、徐々にファンタジー色も強くなってくる。
もうこれはコブラワールドと言うしかない

どんな世界であろうがついていけるのは、コブラのキャラが不変だからだろう
いかなる環境であろうと、スケベ心と軽口を忘れず、迫り来る敵をサイコガンでどきゅん!
そしてお約束である、美女にもっこりの展開も不変
ただ、キャラにぶれがないと言っても義理人情は厚いし、懐の深さが出ているので好感がもてる
何よりもハリウッド映画顔負けの台詞が面白すぎる。クリント・イーストウッドもびっくりだ。絵柄もデザインもそうだが、アメリカ文化を極めに極めることで独自の世界に到達していると思う
作者は向こうで脚本を書いていても凄い人になったんじゃないかな
女性関係に関しては、レディという存在がいつつ、方々に手を出すのは都合が良すぎる気もしなくもないが、まあ女性に優しいんだからセーフってことで

お話の中で感心したのは、キャラを殺す殺さないのバランス。コブラは強いから大概助けきるのだが、たま「えっ、ここで!」という死がある
コブラの戦う相手は生やさしい相手ではないので、相棒や女性の死はいつあってもおかしくはない。だけど、話の緊迫さを出すために殺したと、露骨に読者に感じさせてしまってはそのドラマは台無しになる
コブラではこれがどうころんでもおかしくない、偶然性の上の死のように表現されていて上手い。コブラは強いけど万能ではないってわけだ
逆に勇んで特攻した仲間がちゃっかり生きていたりするところもあり、ノリで生き死にを決めているようにも思えるが(笑)、筋で殺した、お約束で生かしたと分かってしまうより100倍いいのではなかろうか

基本的にノリと勢いのマンガである
SF然としているが、科学法則に縛られているわけではない。普段着で深海を泳いでいるし(酸素の出る煙草を咥えてはいる)、宇宙服を着ずに宇宙空間を短い間ながら飛んだりもする
一番の謎はコブラの体の丈夫さだろう
サイコガンや過去については語られたが、なんでここまで丈夫なのか、何一つ触れられることはない。瀕死の重傷を負っても数時間で暴れ回り、何百メートル落下しても死ぬことはない
全て「オレは不死身のコブラだぜ」で済ませてしまうのだ。どこかで隠された設定があると踏んだのだけどなあ(笑)
その割にはせこい悪党に後頭部殴られて気絶とか、よく分からないところでドジを踏む
こういう適当なところが好きだなあ
(この一行は、各記事の最後に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)

コメント

コメントの投稿

非公開コメント


(この一行は、各ページ下部に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カテゴリ
SF (24)
RSSリンクの表示
リンク
FC2 Blog Ranking
ランキング
アクセスアップ!?
検索フォーム
はてな
この日記のはてなブックマーク数
タグランキング

サイドバー背後固定表示サンプル

サイドバーの背後(下部)に固定表示して、スペースを有効活用できます。(ie6は非対応で固定されません。)

広告を固定表示させる場合、それぞれの規約に抵触しないようご注意ください。

テンプレートを編集すれば、この文章を消去できます。