【映画】『ダーク・タワー』

雰囲気は良いのだが


父を失ってから内気になった少年ジェイク(=トム・テイラー)は、絵を描くのが得意。しかしその絵は、自分の悪夢を題材にしたために周囲に気味悪がられていた。母ローリー(=キャサリン・ウィニック)が息子の精神療養に読んだ施設関係者を、悪夢で見た‟偽皮の者”と勘づいたジェイクは逃亡し、悪夢の世界=中間世界へとたどり着く。そこでやはり夢に見た‟最後のガンスリンガー”ローランド(=イドリス・エルバ)と出会うのだった

久々にやらかした映画を観てしまった。これから原作を読んでいくというに……(苦笑)
序中盤の雰囲気、展開は悪くない。ジェイク異世界(中間世界)のことが夢で分かってしまう異能者であり、その‟輝き(シャイン)”の力を奪うために「深紅の帝王」(クリムゾン・キング)に使える‟黒衣の男”ウォルターが組織の‟偽皮の者”たちを放つ。中間世界には世界を支える‟ダーク・タワーがそびえており、ジェイクら‟輝き”を持つ少年少女の力を利用して破壊するのが、ウォルターの野望だ
原作はスティーヴン・キングだが、光と闇の戦いをモチーフにした王道異世界ファンタジーなのである。指輪物語の影響が強いらしい

そのダーク・タワーを守る側がガンスリンガー(拳銃使い)の一族であるローランドであるが、父を殺され一族が滅亡の淵に立たされていることもあって、本来の使命でなくウォルター個人への復讐に燃えている
その心の闇をウォルターに突かれるのだが、純粋なジェイクの影響でガンスリンガーへと再生するのが、中盤までの物語となっている。暗い世界観ながらドラマは熱く、ここまでは良かった
しかし、終盤に近づくにつれ、荒々しくなっていく。全七巻のシリーズを90分足らずでまとめようとした(?)からか(管理人はまだ原作を一巻も読んでいないのでよくわからないが)、力業が目立つのだ
クリムゾン・キングの強力な妖魔を一蹴したはずのジェイクが、ウォルターに何ら不思議な力を見せられずに連れ去られるし、ローランドは復活したとはいえ拳銃で自動小銃の弾幕に対抗し、セガのベヨ姉さんかというアクションで粉砕していく
もう呆れるほど、ゲームリアリズムなのである

あげくの果てに異世界とつながるポータル(門)とダーク・タワーを攻撃する装置が近い謎配置(!)のおかげで、一瞬でジェイクは脱出してしまう。製作者側の都合が見え見えで笑ってしまった
そして、ローランドの銃弾で装置は爆発を起こして、ウォルターの基地も大崩壊!!! 組織に連れ去られたはずの多くの少年少女の犠牲を生んでしまうのだ(助けられたという言及はない!)
こんな酷い幕切れはセガールの『沈黙の要塞』ぐらいでなかろうか(爆)
だが、主人公たちの物語はちゃんと収束しているので視聴後の気分は悪くない。それだけ、清々しいやっちまいぶりだったのだろう


*『ダーク・タワー』の世界観はスティーヴン・キングの諸作品とつながっていて、諸悪の根源が『深紅の帝王』(クリムゾン・キング)とされるらしい。映画『ミスト』では、それを受けて冒頭にガンスリンガーを描くシーンから始まっているそうな



原作小説 『ダーク・タワーⅠ ガンスリンガー』

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