『多重人格探偵サイコ』 第13巻・第14巻

弖虎が主人公ぽくなってきた


多重人格探偵サイコ(13) (角川コミックス・エース)
KADOKAWA / 角川書店 (2012-09-01)
売り上げランキング: 62,233

多重人格探偵サイコ(14) (角川コミックス・エース)
KADOKAWA / 角川書店 (2012-09-01)
売り上げランキング: 62,173


第13巻。西園弖虎は自らの精神に宿る雨宮一彦の人格を、伊園若女から守るために、刑事・笹川天馬うらん雨宮のスペア捜索を依頼する。驚異的なハッキング能力を持つ‟アオシマ”こと、うらんは、アメリカ国防省経由でガクソのコンピュータへ侵入するのであった(なぜ、ネットカフェから入れるかは謎)
一方、伊園若女も弖虎を追って、VRゴーグルのような装置を各地の実験体に配布し、彼らをサイコ化させてしまう

弖虎は大物右翼の清水から、ガクソの陰謀を止めるべく花咲官房長官の暗殺を求められ、鬼干潟首相が入院する病院へと潜入。清水によると、ガクソと若女が仕掛けるのは‟ミカド”のすげ替えであり、それに代わるカリスマのモデルになるのが雨宮一彦の人格だという
鬼干潟の民族主義に対して、花咲はアメリカの手先となり阻止しようとしていたのだ
ちなみに鬼干潟のスペアとして育てられていた鬼頭刑事は、放射能漏れ事故(元ネタは東海村の臨界事故?)と見せかけたテロを弖虎と起こしていて、その内臓は被爆したままだと脅す。ちょっと出来過ぎの後付けである(苦笑)


第14巻。花咲を始末した弖虎に、若女が放ったサイコたちが襲い掛かる。なぜ精神が転移したぐらいで、いっぱしの戦闘力を身に着けるのか謎だが(苦笑)、これがこの作品の世界観なのである
前巻から弖虎にエンジンがかかってきた

「…人の心ってのは…誰のモンでもね― その心がどんな生まれ方したにせよ そいつだけのモンだ…」
「他の誰かがどうこうしていいモンじゃね~んだよ」
「人の人生で遊んでいるんじゃねーよ」

愉快犯的な殺人鬼から、ダークであれヒーローらしい叫びを上げだしたのだ。まあ、このシリーズだと、これ自体フェイクの可能性もなくもないが(笑)

その一方で、ルーシー・モノストーンの実態も明らかになっていく。1970年代に集団自殺事件を起こした彼には娘がいて、それが伊園若女というのだ!!
ルーシーは最初、冴えないミュージシャンに過ぎなかったが、若女という娘ができていこう急速に人を惹きつけるカリスマとなり、ガクソの実験として集団自殺を起こす
いわば、ルーシーのカリスマ性は娘の若女こそが本体であり、彼女こそがカリスマを受け継ぐ存在だったのだ

というわけで、物語も終盤に向けて転がしだしたといいたいが、このシリーズ、後十巻はある。何回、どんでん返しがあるのかなあ


次回 『多重人格探偵サイコ』 第15巻・第16巻
前回 『多重人格探偵サイコ』 第11巻・第12巻
(この一行は、各記事の最後に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)

コメント

コメントの投稿

非公開コメント


(この一行は、各ページ下部に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)
カレンダー
06 | 2018/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
カテゴリ
SF (25)
RSSリンクの表示
リンク
FC2 Blog Ranking
ランキング
アクセスアップ!?
検索フォーム
はてな
この日記のはてなブックマーク数
タグランキング

サイドバー背後固定表示サンプル

サイドバーの背後(下部)に固定表示して、スペースを有効活用できます。(ie6は非対応で固定されません。)

広告を固定表示させる場合、それぞれの規約に抵触しないようご注意ください。

テンプレートを編集すれば、この文章を消去できます。