【DVD】『花と蛇』

年の瀬に何を観ているのかという(笑)


花と蛇 [DVD]
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東映 (2004-06-21)
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政財界に隠然とした力を持つフィクサー・田所(=石橋蓮司)は、95歳になりながらもある美女にくぎ付けとなる。その美女は世界的なタンゴダンサーの遠山静子(=杉本彩)であり、若手実業家・遠山隆義(=野村宏伸)の令夫人だった。田所を親父と慕う組長・森田鉄造(=遠藤憲一)は、隆義の弱みを握って静子を田所へ差し出すように要求。謎の仮面舞踏会へと夫婦で参加するのだった

ジャンルはSMポルノだけど、それを越えた独特の世界が広がっていた
団鬼六の原作小説とは設定が異なるようで(管理人はちょっと触り読みしたのみだが)、静子は老体の田所を楽しませるために、閉鎖された会員制の会場へと連れ去られて淫靡なショーの主役にさせられる
冒頭から‟夢”や針治療という形で、あられもない恰好で登場し、メインのSMショーまでに夫との濡れ場など杉本彩のお色気シーンは文字通りの満載。静子のボディガード・野島京子(=日向)までが連れ去られての責め苦はもうエグくえろい
静子が観念した後は、着物に縄で縛るなどSMの伝統的な様式美、団鬼六の世界が展開されて、田所ならずとも「美しい」のだ

原作がどう展開されたかは読み切っていないのだが、映画では単なるポルノを越えた展開が待っている
静子は夫の借金のため、田所の意図どおりにショーに協力する。が、心の中までは屈服しない
むしろ、ショーの主役を務めきることで男たちを転がし、最後には復讐まで遂げてしまう。そしてよりを戻すと思いきや、あの結末!!
静子は主体的に新しく知ってしまった世界へと踏み込んで生きていくのだ。男たちの手にのって転がされたように見えて、男たちこそが転がされていき、女がその世界の主人となる。この逆転劇がこの作品の魅力なのである


関連記事 『ロマンポルノの時代』

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