『進撃の巨人』 第3巻・第4巻 諫山創

リヴァイ隊長がちらりと登場


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第3巻では、エレンが巨人化したことで彼が「人間か巨人か」を問われることとなる
巨人を化け物とみなしていることから、軍法会議もないままに榴弾砲を向けられての尋問を受ける。ただ人間が巨人化するという異常事態に対して、現場指揮官の一存で処分を決めようとするのは、やや疑問だろう
自らを役立たずだと思っていたアルミンが、勇気を奮い立たせて指揮官を雄弁を振るい、知恵者としてのキャラ付けがなされた

アルミンの説得は、南部を仕切る司令ドット・ピクシスに認められ、エレンの巨人化を利用した作戦が立てられる。二番目の壁の南にある都市トロント地区を奪還すべく、巨人となったエレンに穴を塞がせようというのだ
が、エレンが巨人となった自分をコントロールできなくなったことで作戦は迷走してしまうのであった
エレンを巡る訓練兵たちの逡巡は、スポーツ物のような文脈で収拾してしまい、簡単に命を投げ出していく。いかにも日本人の発想だ


第4巻では、アルミンによる捨て身の救出劇で、エレンは自我を取り戻し。見事、巨岩を壁の穴に運んでみせた。人類による初めての巨人への「進撃」である
エレンと同じ大きさの巨人が逆側から押せば、簡単に岩が外れるわけであり、根本的な解決策でない気はする(苦笑)
何気に驚いたのが、榴弾砲の攻撃で壁に張り付く巨人たちを死滅できたことである
刀による首への斬撃というスペシャルな手段でなくても倒せるのであるならば、何も立体戦闘というリスクのある手法を用いなくても、違う手段があるのではないのか
たとえば、石弓などの飛び道具を用いれば、接近する危険を冒す必要はないのだ
二割の損害は現代戦では事実上の壊滅とされる数字であり、それで秩序が保たれてしまうのも、なんか旧日本軍なのだ

その後はいきなり、兵士としての訓練時代に遡る
1巻・2巻で他の訓練兵をうまく紹介できなかったからだろうか、群像劇にするための仕切り直しである(苦笑)
エレン、ミカサ、アルミンの他に、エレンのけんか相手でリーダー向きのライナー・ブラウン、謎の格闘術に長けるアニ・レオンハート、優等生のベルトルド・フーバー、芋女サシャ・ブラウスジャン・キルシュタン、コニー・スプリンガーが紹介された
この辺は覚えておこう


立体機動戦闘というかなり高度な技術を持つ若者たちが、次々に死んでいくのが納得いかなかった
やられる時には巨人にあっさり食べられているので、敗因が分かりにくい
そもそも巨人視点で考えると、小さい生き物を捕まえにくいものである。見た目のおっとりさに比べて、意外に俊敏な「動けるデブ」ということだろうが、それをコマのなかで表現してもらいたい
巨人という特殊な相手に対して、リアルを振りかざした突っ込みは無粋なものの、作品世界の中でバランスが取れていないのは、さすがに気になってしまう
と、ここまで突っ込んでおいて、なぜか次が読みたくなってしまう作品なのである。おいおい、設定も整理・考証がなされていくのかな


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