【DVD】『沈黙の要塞』

原題「On Deadly Ground」
字幕より吹き替えの方がうまく意訳しているのでお薦め。敵の美人秘書が榊原良子さんだ、わーい


沈黙の要塞 [DVD]
沈黙の要塞 [DVD]
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ワーナー・ホーム・ビデオ (2000-08-25)
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アラスカの油田“エイジス1”で、大規模火災が生じた。経営者のジェニングス(=マイケル・ケイン)ともにやってきたフォレスト・タフト(=スティーヴン・セガール)は、爆発処理で収拾するが、現場監督のヒュー・パーマー(=リチャード・ハミルトン)は噴出防止装置の不備を疑っていた。ヒューはフォレストに“エイジス1”の極秘情報を探るように頼むが、ヒューの動きを看破したジェニングスは彼にエージェントのグルーバー(=ジョン・C・マッギンリー)を送り込んだのだった

日本では沈黙シリーズ第二弾と喧伝されたが、世界観も主人公も共通しない別物
監督はなんと、スティーヴン・セガール自身!!
察しのとおり、大変香ばしい出来で、見事ゴールデンラズベリー賞を総なめにした(苦笑)
エスキモーの社会に白人の植民者が入ったきたアラスカを舞台に、大規模ロケを決行。雄大な自然をバックにした馬の追跡など、アクションの見せ場は多いのだが、なにしろストーリーに穴が多い
冒頭の爆発事故では石油の流出事故による環境汚染が心配されて、黒幕はその騒ぎによってエスキモーに採掘権が渡ることを恐れている。が、黒幕が主人公たちを陥れるために、避けるべく新たな爆発事故を起こしてしまう
そして、クライマックスには、主人公自身がエイジス1を爆発させてしまうのだ(爆)
そのうえで締めでは、本人が環境汚染の問題を訴えるという……ある意味、すごいネタ映画なのである

敵の罠にかかったフォレストは、現地のエスキモーたちに助けられる
そこでエスキモーの神話を聞かされ、酋長から「白人が大地を汚染する現実」を変えるように頼まれる。鷲の羽根で頭を突かれるユーモラスな場面から、謎のイニシエーションが始まって、神の戦士に生まれ変わる……はずだった
が、山から下りて友人と合流すると元のセガールフォレストに逆戻り「この事実をマスコミに知らせれば。無駄な血が流れてしまうわ」と正論を吐く酋長の娘に対して、「あんなおとぎ話を信じてどうする」とエスキモーの哲学を否定してしまう
それを守ったら見せ場の油田爆発がなくなってしまうからだろうが、ならばなんであんなファンタジーシーンに尺を割いたかが謎になる。なんら、影響を受けていないのだからスゴイ
ある程度、脚本家に筋を任せていて、途中で納得いかなくなったのだろう。白人がネイティヴの哲学に転向する映画はあれど、登場させといて退ける映画は珍しい

あと気になるのが、やたらと敵が主人公を褒め称えるところ。そこまで評価するのなら、戦うのをやめるか、もっとちゃんとした罠を張ったらどうかという
そして、序盤での酔漢との乱闘といい、最後の演説といい妙なタイミングで説教が入るのもセガール映画の特徴である。本人が監督をしているだけあって、いつもより自己顕示が強い!
『沈黙の戦艦』からして最後にラスボスに褒めてもらうシーンがあるなど、そうした傾向があった。どうも本人が脚本に介入しているとおぼしく、なんか敵に罵られるのが映画のなかでも嫌いなようだ
「敵にショットガンを胸に突きつけられながら、一瞬後に奪い取って相手をぶちぬく」(爆)という無刀流ならぬ無銃術を駆使するなど、アクションのキレだけは上等ないろいろ愉快な作品である


関連動画 『沈黙の戦艦』
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