【映画】『シン・ゴジラ』

落し物を受け取るついでに、観にいった。ネタバレ気味なので、観にいく予定の人はご注意を


東京湾に一隻の漂流船があった。海上保安庁の船が調査したところ、遺書ともとれる書類と靴が並べられていたが、そこに水蒸気の噴射が隊員たちを襲う。東京湾で起きた異常現象に内閣官房副長官・矢口蘭堂(=長谷川博己)は、ネットの動画からUMO(未確認生物)の可能性を口にするが、会議では一笑に付される。しかし、巨大な尻尾がテレビ映像に流れるや、空気は一変。蘭堂は内閣総理大臣補佐官・赤坂秀樹(=竹野内豊)と連携し、巨大不明生物特設災害対策本部を立ち上げる

でこぼこしているものの、いい特撮映画だった
謎の怪物ゴジラに対して、日本人が存亡を賭けて立ち向かう内容であり、名高い初代への原点回帰といえる。主役は文句なしにゴジラで、この一作のなかで何段階も進化を遂げ、“新ゴジラ”に相応しい様々な驚異を見せてくれた
対する人間側は、政府要人、官僚、自衛隊といった上層部に焦点が当たっていて、前半は彼らの想定外の事態に対する形式的な対応、報告の繰りかえしに終始してしまって、主人公格の蘭堂はそうした群像の一人に隠れてしまうほど
しかし中盤以降、ゴジラが首都中枢への脅威となることで、蘭堂ら対策本部のチームが直接の被害者となり、ようやくギアが入る。アメリカが破局的な解決法を決めたことで、蘭堂たちが東京の、日本の命運を背負うこととなるのだ
最後の作戦に向けての、蘭堂の訓示は役者さんの演技もあってまさに迫真である

膨大な情報を2時間以内に収めるためか、ひとつひとつの場面が小さく刻まれ過ぎて、その消化に視聴者はけっこうな負担を強いられる。特に対策本部の尾頭ヒロミは短い尺の長台詞が多く、市川実日子の中の人も大変である(てっきり田畑智子だと思ってました)
監督が監督だけあってか、普通の民間人の視点が綺麗に欠けていて、前半は特に他人事のような距離感がある。ニコニコ動画やツイッターを通して把握するようなリアルさがある反面、蘭堂が守るとする「国民」の姿が見えないという難点もある
途中でアメリカの特命大使として石原さとみが出てきて、邦画特撮の伝統的な緩さ(!)を見せつつも、特に恋愛要素もなく終わるとか、自分の不得意な部分は徹底的にそぎ落としていくという潔さは、良くも悪くも監督の個性を感じさせる
第一形態の使徒のような暴れ方、ゴジラの背中から出る驚きの対空ビーム、切り裂かれる高層ビルに、張り飛ばされる電車と、映像的な見所満載であり、その点では劇場でこそ観るべき作品である
ラストには、ゴジラの尻尾に絡み合った異形の姿もあって、作品内で単性生殖の可能性に触れられるなど続編への伏線がたっぷり。このテンションで新エヴァも完結させて欲しいものだ


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