【DVD】『案山子男』

母の間男と保安官が同じ俳優とか


案山子男 [DVD]
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パンド (2003-07-04)
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レスター・ドワーヴィック(=ティム・ヤング)は、絵が描くのが好きな冴えない高校生。チャド(=ジョン・ムーア)をはじめとする悪ガキたちにイジメまくられるが、耐えかねた女子生徒ジュディ(=ティファニー・シェビス)に庇われる。ジュディを好きになったレスターだが、一転ジュディとチャドのキス現場を目撃するハメに。絶望したレスターは、アル中の母ロンダ(=ベリンダ・ギャヴィン)の愛人に食ってかかり、返り討ちに遭う。しかし、その現場には不吉な案山子が聳え立っていて……

フランス人が監督なせいか、こ洒落たB級映画だった
冒頭の殺害シーンで車がエンジンから煙を噴いている場面で、煙がまるで噴いていないカットが使われるなど、露骨な手抜き(苦笑)はあるものの、非モテ青年の復讐劇としては一本筋が通っている
こうした映画に関わるスタッフは、主人公レスターのような変わり者が多いからか、その低調な学園生活を執拗に追われている。アル中の母親とトレイラー生活で、たまに連れ込まれる愛人に部屋を追い出され、まるで明るい展望が見えない
彼が歩く学校の帰り道は、アメリカの地方都市に住む底辺生活者の寂しさを漂わせている
途中までは『ナポレオン・ダイナマイト』のような渋い雰囲気なのである

しかし、案山子男が動き出すと、一気に安いスプラッタ映画に堕ちていく
しばらくは、いじめの実行犯を狙い、それぞれ相応しい殺し方をするなどセルフ仕事人のスタイルで復讐を果たしていくが、だんだん追い込まれて手当たり次第殺して単なる殺人鬼となっては魅力も半減だ
母親を殺せないなど、女性の被害者が少ないのは、監督の性分だろうか
前半同様に、案山子男の心理を追いかけてくれれば、B級なりに上質な領域に突入しえたことだろう。それでもラストの手のひら返しだけは、洒落が利いていた

DVD付属のロングインタビューが爆笑ものである。監督エマニュエル・イティエが赤裸々に特撮映画への愛と現場の情熱を語り続ける。ロイド・カウフマン、ダリオ・アルジェントと敬愛して、様々な映画監督の名前が上がっていく
金があればCGで何でも作れる時代で、低予算ならでは伝統的な撮影手法を守り、昔懐かしいホラー映画をという志はスタッフで一致しているのは分かる。案山子男の中に入っていたトッド・レックスは、特撮とアクション指導とスタントを兼ねるという獅子奮迅ぶりで、監督というより彼の映画な気がした
監督は現場で嫁とヤってたぐらい、適当な人だしぃ


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なんか、この動画を思い出した
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