『ICO 霧の城』 宮部みゆき

JR西日本のICカードではなくて


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イコは生まれながらにして角が生える「鬼の子」。トクサ村では数十年に一度、角の生えた子が生まれ、その子は「霧の城」に捧げられなければならないとされていた。親友トトによって特別な紋様の衣を着ることになったイコは、生け贄の呪いを打ち破り「霧の城」を歩き回る。そして、巨大な鳥籠に吊るされた美しい娘ヨルダと出会うのだった

PS2の名作ゲーム『ICO』宮部みゆきが書き下ろしたノベライズ
宮部みゆきは予定していた連載の執筆を蹴って、本作のノベライズを自ら申し出たと言う。ゲーム原作の小説ながら、細かい裏設定は作者に伝えていないらしく、「霧の城」の歴史やその外の世界についてはゲームの雰囲気を壊さないように注文が出されていたそうだ
ゲームでは「霧の城」に捧げられたはずのイコが城の振動でカプセルから飛び出してしまうが、小説では友人が拾った古文書から特別な衣が作られるという「設定」でその不思議さが埋められている
不幸にして管理人は『ICO』をちゃんとプレイしていないので、どこまで盛っているかは分からないものの、怪物たちを払いのけながら廃墟となった城を昇り降りし、ヒロインと手をつないで右往左往する様はゲームの臨場感を再現しているかのようだ(想像なわけですが)
中盤ではヨルダ視点で「霧の城」で起こった出来事が描かれていて、素朴な光と闇の対立する物語と思いきや、重いどんでん返しが用意されており、ゲームを詳しく知らない人間でも楽しめた
ラストの決着についてはやっつけ気味ではあるものの(微苦笑)、原作ゲームという枠に縛られるノベライズならば、それも止む無しだろうか

管理人は『ICO』と同じゲームデザイナーの、『ワンダと巨像』はプレイしていて、そこでは主人公がヒロインを蘇らせようとして、魔神を封じる巨像を倒しまくり、最後は自ら魔神となって封印される物語が展開されていた
主人公が封印された後に、娘は蘇って魔神が封印された要塞で暮らすエンディングが流される。要塞は後の「霧の城」を思わせるのだが、この娘はヨルダになるのか、その母親の「女王」なのか……
はっきりと答えが出ないのが、上田文人作品のいいところかもしれない
最新作のはずの『人食いの大鷲トリコ』は、いつ出ることやら


ICO
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