『馬券術 政治騎手』 樋野竜司

万馬券は60点から200点の三連単で追うらしい


馬券術 政治騎手
馬券術 政治騎手
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樋野 竜司 「競馬最強の法則」馬券術特捜班
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騎手の勝ち負けは、馬集めの「政治力」で決まる! 業界内のポジションから穴騎手を探す馬券術
『競馬最強の法則』で連載を持つ著者が、騎手の実力を「技術力」「戦略眼」「政治力」の三点から分析し、それがレースの勝ち負けにどういった影響に出るかを明らかにしていく
騎手の年間勝利を決定づけるのは、なによりも馬集める「政治力。そもそもいい馬に乗れないと、競馬で勝つことはできない。藤田伸二の発言を引いて、「技術力」は数年で差がなくなるとし、騎手たちは馬集めるサバイバルレースを戦っているというのだ
紙数を稼ぐためか、同じ内容を繰り返す文章はくどいし、中盤以降に載っているJRA騎手のプロファイルは、初出が2006年とあって現代と乖離しているものの(10年経つと、かなり入れ替わる)、騎手から観た競馬観は確かで一読の価値はあった

「政治力」のある騎手がいい馬に乗り、競馬に勝つ。とはいえ、有名騎手と人気馬が強いからといって追いかけても、馬券的には渋すぎる
そこで著者が目をつけるのが、「政治力」が足りないものの、優れた「戦略眼」を持ってリーディング上位を虎視眈々と狙う騎手
「政治力」がいまいち足りないうちを狙うのがポイントで、一流騎手になってからではオッズ面でうまみがなくなる
もうひとつのポイントが、決め打ち型」か否か。足りない馬に乗るからこそ、一瞬にチャンスに賭ける戦略で穴馬券を作るのだ
逆に気配り系」の騎手だと、着狙いに走ったり、人気どおりの着順に終わることが多い。そうした「気配り系」は、逃げ馬を潰せる先行馬に乗っても、レースを壊すのを恐れて番手に徹し、むしろ後続の馬への「壁」になって逃げ切りを助けることが多い
著者はこうした騎手を壁ジョッキーと名づける。先行馬が多くてのスローペースは、小心な騎手たちが作ってしまうのだ
馬券を買う側からだと、「気配り系」にはもやもやしてしまうが、業界内ではそれなりの意味がある。条件戦などでは、うかつに勝ちあがってしまうより、馬を傷めない範囲で掲示板を確保してくれるほうが、関係者にとって経済的なのである

馬券的に使えそうなのが、巻末の「乗り上がり」「乗り下がり」である
乗り上がりで分かりやすいのが、前走に下手な騎手が馬の力を生かせずに惨敗したパターン。余力が残っている分で、次走で上手い騎手に乗り替われば好結果になりやすい
誤った戦略(アピール目的とか)のために先行して失敗したことが、かえって調教代わりになって激走することもあるそうだ
乗り下がりだと、一流騎手が絶妙な「戦略眼」で勝たせたパターン。力を戦略で補ったわけで、警戒されるなかで同じ結果を出すのは困難となる。下手な騎手に乗り替わる場合は、さらに厳しいだろう
勝利騎手は「馬が充実しているから勝った」というコメントを残しがちなので、何が勝因か客観的に分析していくことが重要である
騎手三割、馬七割というものの、乗り役が下手を打てばたちまち勝負は終わる。エージェントの差配で馬が決まる現代、政治騎手的な視点はより重要さを増すだろう
本書は10年近く前の本であり、データ的には使えない。最新の情報は、「政治騎手」が連載されている『最強の法則』誌を当たるべき


馬券術政治騎手名鑑2015 集団的自衛権
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