【DVD】『ニューヨーク1997』

MGSの映画化がいらない理由


ニューヨーク1997 [DVD]
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近未来のアメリカ。犯罪の増加により、ニューヨークのマンハッタン島全体が刑務所として隔離され、中では囚人による自治が行われていた。そこへ大統領(=ドナルド・プレザンス)の乗った飛行機が墜落。脱出ポッドに乗った大統領は、島の暴徒たちに連れ去られてしまう。連邦銀行を襲撃した元特殊部隊のスネーク・プリスキン(=カート・ラッセル)は、刑務所の警備隊長ポブホーク(=リー・ヴァン・クーリフ)から恩赦と引き換えに大統領の救出を命じられる

MGSのスネークの元ネタとなった映画である
1981年放映の作品で、そこから想像された未来(1997年)を舞台としている。米ソの間で第三次世界大戦が起こっていて、スネークはレニングラードの降下作戦に参加した英雄。大統領は左翼ゲリラに飛行機をジャックされて、ソ連と中国が出席する平和のためのサミットに声明を出すため、それが終わるまでに救出せねばならない
スネークは有名な戦場の英雄でありながら、犯罪者に身を落としたように国家への忠誠心はない。大統領を救出するのも、22時間以内に救出しないと炸裂する爆薬を仕掛けられたからで、あくまで自分が自由になるために戦う
アクションに関してのスネークは、MGSのようなスマートさに欠け、背後に回りこまれてから無双(苦笑)するタフガイ。中盤以降にようやく特殊部隊らしい立ち回りが出てくるが、ゲームのモデルとしてはやや物足りない
むしろ、『マッド・マックス』に匹敵する世紀末的世界観とキャラクターたちが売りで、情けない人質だった大統領も最後に大きな存在感を見せる

ジョン・カーペンター監督によれば、本作のキャラクターは「すべて堕落させた」という。自由があって、しかるのちに政府があるというアメリカ人の世界観では、アウトロー(無法者)は夢と憧れの存在でもあり、理想的なアウトローとしてスネークは造形されたようだ
島をしきるデューク(=アイザック・ヘイズ)は弱者をいたぶる残虐さの反面、大統領をネタに全囚人の恩赦を勝ち取ろうとする男気の持ち主であり、スネークとの死闘も立場の違いからであって完全な悪とは言いがたい
逆に捕らえられた大統領が、その犠牲に値しない俗物であるという転倒が、作品の物悲しさを高めている
DVDの特典映像では廃墟を探し求めて、洪水の被害にあったミズーリ州のセントルイスで発見。同市と市民の協力を得て広大な撮影現場を得たとか、墜落した飛行機を探すためアリゾナのツーロンにある“飛行機の墓場”を利用したとか、CGに頼れないからこその豪快なエピソードに満ちている。ハリウッドでもこの時代のCGは高価すぎたので、CGに見えるような特撮が心がけられたそうだ


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