『軍鶏』 第14巻・第15巻・第16巻 たなか亜希夫

中国編の始まり


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(15巻のイメージだけ、海外本くさいのが謎。ジョークなのか)

リーサルファイト編がピークに思えて敬遠していたのだが、当たたらずとも遠からず
菅原との果し合いから半年が過ぎ、成嶋亮は上海にいた。ある時は闇の闘技場で戦い、ある時は男娼として体を張って、薬中になった妹・夏美の治療費を稼いでいる
第14巻ではかつての対戦相手、ムエタイのランガー・ゲッソムリットと再会する。家族の生活費をまかなうために上海の闇闘技場に来たが、亮に片目を潰されたことで、人間相手の試合が組めない
それゆえ、犬相手に試合に出るまで落ちぶれてしまった。そして、その犬相手に……
亮に自らの未来とその業の結果を見せつけるエピソード
さて、そのライガーを決定的に潰した相手が謎の拳法家・斉天大聖(=孫悟空)
亮が勝ちすぎて賭けが成立しないために、主催者に送り込まれた刺客で、奇妙な体術で亮を翻弄する。まったく歯が立たないところを、飯をおごった老人に救われる

その老人は、斉天大聖の師匠だった
第15巻は、斉天大聖に勝つために亮は老師から拳法を習う。老師もまた、闇に落ちた弟子を救うために亮に希望を託すのだ
さて、その修行法だが、柱の上を跳ねる、巨大な杯の縁を歩く、川に浮かぶ棒の上に乗るとか、もう北斗の拳かドラゴンボールかというところ。そりゃ、格闘漫画によくある修行法かもしれんけど、リーサルファイト編のリアリズムはどこへ行った(笑)
そして、その奥義として発勁まで修得してしまう。実際の中国武術における「発勁」は、筋肉の動きや力学を表す言葉なんだが、体の内側に衝撃を与えるファンタジー技になている
リーサルファイト編では、スポーツ格闘と武術としての格闘をリアルに思考する要素があったが、今回の中国拳法に関しては違うステージに到ってしまった。違う作品でなら気兼ねなく楽しめたのだが……

第16巻にて、早くも斉天大聖との決着が
老師にはもう一人、という女弟子がいる。亮には冷たかったが、彼が二胡を見事に弾いてしまうことに感動してしまう
年下の燕は亮にとって性的対象ではなく、妹・夏美を思い出させる存在のようだ
しかし、老師や燕とのふれあいも斉天大聖とその弟子たちに打ち砕かれてしまう
中国編の一切をここで清算するような展開で、唖然としてしまった
斉天大聖は赤子のうちに母親に殺されかけた過去があった。その過去と老師の殺害を両親殺しの亮と重ねさせ、妹への愛情の違いから亮が振り切る展開は上手く、この三巻だけなら作品としてよくまとまっている
あまり作品通しての整合性にこだわらず、その編ごとのストーリーと細密な格闘描写を楽しんだほうがいいのだろう


次巻 『軍鶏』 第17巻・第18巻・第19巻
前巻とまとめ 武道VSスポーツ 『軍鶏』 リーサルファイト編のまとめ
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