【DVD】『ボルジア家 愛と欲望の教皇一族』 第7話・第8話・第9話

レンタルしたDVDに傷があったようで、5話・6話を観られなかった……orz
ただ冒頭に前回までの振り返りがあるので、なんとなくついていけた
どういうことがあったかというと

・夫のDVに悩むルクレツィア馬丁のパウロと浮気した
三男ホフレナポリ王の娘サンチェと結婚。しかしホフレが年少なので、次男ホアン(=デヴィッド・オークス)チョメチョメする
チェーザレ愛人ウルスラ・ボナジオの亭主を暗殺。ウルスラは修道女となる
デッラ・ローヴェレの策謀でフランス王がローマへ進軍開始


だいたい、こんな感じだったのかな?


<第7話 蒼ざめた馬 Death, on a Pale Horse>

デッラ・ローヴェレ枢機卿の運動によりフランス王シャルルは、ローマへの進軍を決めた。ミラノ公国を通り抜けたフランス軍二万五千は、城塞都市ルッカを包囲。イタリアにはない大砲で城壁を破壊し、城内を略奪したのだった。地獄絵図に耐えかねたローヴェレは、自らフィレンツェへの交渉に乗り出す。この苦境に教皇アレクサンドル6世(ロドリーゴ)は、かつての恩師、修道士ラファエロにすがる

ついに第一次イタリア戦争がはじまった
この背景がややこし過ぎるので、ドラマ内では省略されたり人物設定が変わっている
そもそも先代の教皇がナポリ王国との政争から、フランスにナポリ王を約束したのがその発端。さらにナポリ王がミラノ公国の相続にちょっかいを出したことでスフォルツァ家が激怒し、フランス王に加担する。ドラマのように単に保身に走っただけではないのだ
実際にルッカで略奪が行われたかは分からないが、当時の戦争をよく再現している
戦勝の宴を喜べないローヴェレにフランス王は言い放つ。「軍隊は野獣だ。戦利品目当てに彼らは戦っている」
史実のフィレンツェでは、市民がメディチ家政権を倒壊させたようだが、ドラマではローヴェレの交渉に乗って要求を丸のみし、マキャヴェリが機転を利かせてフィレンツェの名誉を守り、教皇への言い訳を作っていた


<第8話 駆け引き The Art of War>

ルクレツィアが嫁いだスフォルツァ家も、ボルジアを見放した。交渉に訪れたロドリーゴの愛人ファルネーゼはルクレツィアを連れて脱出する。孤立を恐れるロドリーゴスペインに望みを託すも、すげなく断られてしまった。教皇軍司令官である次男ホアンは、現実逃避して売春宿に入り浸っていたが、父親の前では野戦で蹴散らすと豪語する。その結果は……

ホアンに水をぶっかけたチェーザレは武器の点検をさせるも、あるのは弓と槍のみ。馬鹿ボンを補佐する傭兵隊長は、「大砲は勇者の使うものではない」ヨーロッパの大砲は実はイタリアから生まれたのだが、同地の軍人たちの偏見と後進性が浮き彫りなるエピソードだ
ホアンは強がって平野で対峙したものの、その果てしない大軍に想定された作戦は不可能に。フランス軍は野戦用の砲弾を使い、教皇軍を文字通りに引き裂いてしまう(四肢裂断のグロスポットなので注意!)
フランス軍の捕虜になっていたルクレツィアがフランス王をとりなして、外交戦へ移行する。凡愚なホアンと対照的に、ルクレツィアの成長が際立つ回だった


<第9話 審判 Nessuno>

フランス王の進撃に対し、ロドリーゴは一世一代の大芝居に出る。恩師の着るローブを借り、シャルルの信心に訴えかけたのだ。国王の歓心を得たロドリーゴは、フランスのナポリ王位を認め、自らの教皇位を守ることに成功する。フランス軍の人質的境遇から脱出したチェーザレは、ルクレツィアの夫ジョバンニ・スフォルツァを拉致。枢機卿の前で性的不能を認めさせ、妹の婚姻を無効にしたのだった

フランス王の一番の目的はナポリ王なので、教皇廃位は二の次。ローマ教会の内情を知らない純真な王をたぶらかして、ローヴェレの画策を宙に浮かしてしまう
フランス軍はナポリを蹂躙するも、同地ではペストが流行しており、ロドリーゴに一服盛られた格好に。史実のシャルル8世はイタリア戦争後まもなく、まぐさ石(門の入り口上部に張られた石。リンテル)に頭をぶつけて死んだようだが、その死と関連付けるのだろうか
クライマックスに、馬丁パウロとの間にできたルクレツィアの私生児が生まれ、その誕生を祝いにロドリーゴを含めた家族が集まる。陰惨な権謀術数が渦巻き過ぎるドラマだからこそ、それに相応しい締めといえるだろう
実際のジョバンニ・スフォルツァは、チェーザレとルクレツィアの近親相姦を逆に訴えてかなり粘ったようだが、それは割愛されていた


とりあえず、ファーストシーズンを見終わった。全編に渡り引き込まれるドラマだった
登場人物の行動原理が当時の倫理に沿っているから、作品世界ががっしりしているのだ。それを踏まえた上で慣習に対する自然な反発を描くから、視聴者の同情や共感を得られる
日本の萌え大河も爪を煎じて飲んで欲しい(特にプロデューサー以上)
細かく見るとかなりはっちゃっけている部分もあって、今回のファルネーゼやルクレツィアの手管とかもそうなんだけど、フレームがしっかり定まって重厚であるから、それが立派な華となる
大河ドラマの面白さは、細かい考証ではなく、作品のフレームの堅実さから生まれてくるのだ


セカンドシーズン 【DVD】『ボルジア家 愛と欲望の教皇一族』 2nd 第1話・第2話
前々回 【DVD】『ボルジア家 愛と欲望の教皇一族』 第3話・第4話

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