【BD】『アバター』

惚れてしまえば、アバターもえくぼ


アバター エクステンデッド・エディション [Blu-ray]アバター エクステンデッド・エディション [Blu-ray]
(2012/03/16)
サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ 他

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退役軍人病院にいたジェイク(=サム・ワーシントン)は、研究者の兄が死んだためにその代役として惑星パンドラに送り込まれた。兄は現地民“ナヴィ”を懐柔するために、人間とナヴィを掛け合わせた験体“アバター”を利用した作戦に加わっており、同じDNAの人間が必要だったからだ。ジェイクはグレイス博士(=シガニー・ウィーバー)らともにアバターとなってナヴィへの潜入を試みるが……

ジェームス・キャメロンが元夫人とアカデミー賞を争った例の作品
3D映像による劇場公開が評判で、それを観ることはできなかったのだけど、BDでも充分に美しい!
CGでここまで作りこんだ異世界を観たことがない。『スターウォーズ』、『ロードオブザリング』に続くセンスオブワンダーと言われるわけだ
ストーリーは元海兵隊員が現地民ナヴィになりすましていくうちに、族長の娘ネイティリ(=ゾーイ・サルドナ)との恋に落ち、彼らとその自然観に共鳴していくという流れで、『ダンス・ウィゥ・ウルブズ』などの西部劇におけるインディアン物を連想させる
しかし仲間を殺されたことで主人公は、躊躇なく人間の軍隊と戦いを始める。そこへ自然の援軍も加わって、『もののけ姫』かナウシカのような展開に。ゴリアテのような爆撃機に乗り移る場面もあって、宮崎駿へのリスペクトを感じた
ナヴィなどのキャラクターまでCGで作ってしまうとアニメと構造的に同質だし、汎神論的世界への憧れなど価値観にも通じるものがありそうだ

二つの種族の境界に立たされた主人公が和解を探り、対立に苦悩するというモチーフは散見されるものの、本作で特異なのはアバターという仮の肉体に投じていること
本物の肉体が寝ているときにアバターを操縦し、アバターが寝ているときに本物が目覚めて、仲間と会議をしたり食事を摂る。その奇妙な行動習慣から、ナヴィからは「ドリームウォーカー」と呼ばれている
ジェイクからは夢と現実を行き来しているようで、富野小説『ガーゼィの翼』に近い感覚
ただ仮の肉体は死んでも本体は苦しむだけで済むわけで、その利点を生かして部族の英雄にまでなってしまうのはちょっとズルい。寝取られたツーテイが可哀想過ぎる(笑)
文明の利器を利用して半ば「神」となっているわけであり、終盤にそのしっぺ返しはあるものの、主人公補正を感じざる得なかった
主人公がナヴィに乗り換えて済ませてしまうのも、文明と自然の対立を解消する方向ではないわけで、できれば文明社会で生まれたその不自由な肉体で、どう生きていくかを見せてほしかった


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