『新黒沢 最強伝説』 第2巻・第3巻 福本伸行

黒沢はクオリティを保てるかも


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第2巻では、かつての不良少年、御木涼一の病院から強制退院させられ、同僚のメールを勘違いしたことから失踪してしまう
ホームレスの“先生から、生活保護を勧められるが、クロサワは「拾い人」としての人生を選択。先生に師事しながら、路上生活のイロハを学ぶ。そして、自力で食料を確保しようと、スーパーの試食品売り場へ行くが……という展開に
前巻のラストから、リア充への道を諦めてしまい、路上生活に身を投じてしまったのが意外で、前シリーズのテーマをさらに深める気なのだろうか
御木の部屋に張ってあった堀北真希のポスターが、思わぬところで回収されたことには驚いた(苦笑)。ここまで手の込んだ親父ギャグは見たことない


第3巻では、前巻から引き続いて試食品集めを咎める店員との死闘
元ボクサーのくせに小さく収まってと、キレたクロサワはリアルファイトを仕掛けてしまう。彼ならではの、強引なおせっかいなんだが、これが普通に収まってしまうのには拍子抜けした
浪花節を通すにしても、ロマンチズムが勝った結末だ

その後は、リア充のサラリーマン一家を巡る葛藤
リア充のバーベキューを眺めるクロサワたちは、どっちが幸せか喧々諤々する
彼らが捨てたエロ本を契機に、「俺たちには『自由』がある」と言い張っていた“親方”が、富とリア充への嫉妬から一線を踏み越えようとする
それを止める「路上生活者にも『コンプライアンス』がある」という“先生”の論理には笑ってしまったが、ホームレスを世間の“内”の存在か、“外”の存在にするかがここでは問われている。路上生活者を“内”の存在としないと、世間と共通の倫理が保てず、本物のアウトローになってしまうだろう
ホームレスの側から、これを堂々と論じるのは新鮮
次は夏場の断水から、水を巡る「こじえもん」との争いになるようだが、浪花節が通用するのだろうか

リア充を巡って「ダメ、栄華泥棒!」とか、飢餓の末にショコタンを夢想するとか、相変わらずおっさんテイスト100%のギャグが続くのだが、作品の世界観としては間違っていない
冴えないクロサワたちだからこそ、冴えない冗談が映えるのだ


次巻 『新・最強伝説黒沢』 第4巻・第5巻
前巻 カイジ×黒沢 W1巻
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