【DVD】『ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀』

97人中、62人が生存。イメージより助かった人が多いけども


ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀 [DVD]ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀 [DVD]
(2013/08/09)
マクシミリアン・ジモニシェック、ローレン・リー・スミス 他

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飛行船の技師マーティン・クルーガー(=マクシミリアン・ジモニシェック)は、グライダー飛行を楽しんでいて、森の池へと不時着。たまたまドイツに来ていたジェニファー(=ローレン・リー・スミス)に助けられる。お礼に領事館のパーティに招待しようとしたが、彼女はアメリカの石油会社ヴァンセントの令嬢。領事館の主賓はまさに彼女の家族だった。パーティは同社のヘリウムガス売り込みが目的であり、ジェニファーは母ヘレン(=グレタ・スカッキ)とともにヒンデンブルグ号で帰国しようとするが……

なかなか本格的なサスペンスだった
もともとがドイツのテレビ映画で三時間の長編ドラマ。それを劇場版として2時間に再編集したのだが、それでも一つの作品としてしっかりまとまっている
冒頭にロックが流れるように、史実のヒンデンブルグ墜落事件を追いかけるというより、事件をフィクションで膨らませた陰謀劇で、往年のスパイ映画のような仕上がりだ
主人公がヒロインに救助されるところでは彼女が下着姿とか、お色気要素もばっちりで、ゲシュタポとのアクションシーンもなかなか緊迫感がある。主人公補正が薄く、プロ相手にきっちり、ボコボコにされてるのがリアルだ(笑)
セックス&バイオレンスを盛りつつも、重厚な雰囲気を崩さずに、一連の事件を史実の範疇にまとめられていて、一流の娯楽大作といえる。CGで再現されたヒンデンブルグ号の爆発は大迫力で、劇場で観たかったものだ
ただ、劇場版は流通の関係か英語に変更されていたのが少し残念。ドイツとアメリカが舞台なので、両方が英語ではどうも締まらない。何人かの役柄は吹き替えで声が入れ替わっているようだし、それなら日本語の吹き替えがあったほうが……

ヒンデンブルグ号を製造したツェッペリン社は、創業者フェルディナント・フォン・ツェッペリン伯爵が飛行船製造として創業した。当初から商業旅行が視野に入っており、第一次大戦で軍用に動員されつつもある程度の利益を上げていた
映画でも出てくる二代目社長のフーゴ・エッケナー(=ハイナー・ラウターバッハ)は、優れた技術力と営業力を兼ね備えていて、1928年には全長235mのグラーフ・ツェッペリン号(LZ127)の建造に成功する
ヒンデンブルク号(LZ129)は、全長236.6mの当時世界最大の飛行船であり、ドイツの科学技術を象徴する存在であった
しかし、作中にも触れられているように、アメリカの禁輸政策によりヘリウムガスが滞り、発火の危険がある水素ガスを使用する設計を強いられていた
当時は水素ガスが爆発の原因とされていたが、最近では外皮の塗料が問題で、船体の静電気が外に放出されなかったためと言われ、映画にもそのような描写があった
ヒンデンブルクの墜落は到着を待ちわびたマスコミと大衆の前で起こったため、その劇的なタイミングから、様々な陰謀論が生まれた。実際のところ、第三帝国の象徴的位置にあるので、自作自演は無理筋だろうけど




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