『軍靴のバルツァー』 第7巻 中島三千恒

読み過ごしていたマンガも、けっこうありまして

軍靴のバルツァー 7 (BUNCH COMICS)軍靴のバルツァー 7 (BUNCH COMICS)
(2014/12/09)
中島 三千恒

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リープクネヒトパルツァーをエルツライヒの離宮へ連れ去り、なんと女王マリア・ルドウィカに拝謁させた。政界のベテランである女王は、バーゼルラント公国の二人の王子に、それぞれヴァイセンとエルツライヒの姫を娶らせ、融和の証としようと提案!
バルツァーは軍人にとって禁断の、政治の伏魔殿に脚を突っ込んでしまった。処世のセンスは達人(笑)といっていい彼も、女王とリープクネヒトの前では後手を引いてしまう
二人の王子の出生にも疑いが及んで、公国はまさに存亡の危機。ライナー王子は、兄との主導権争いに蹴りをつけようとするも、そこにも女王の猟犬たちが妨害に。士官学校候補生の活躍で攻勢を一時凌いだものの、公国は前途多難である

史実のエッセンスとして動員されているのが、王制と軍隊の関係
軍隊を増強して国民を動員しようとするほど、軍や兵士たちの権利を保障せねばならず、税負担の代わりに政治参加を認めなければならない
究極的にはフランス革命のように、王制の打倒につながってしまう。そうでなくとも軍隊が活躍すればするほど、王家は政治の主導権を奪われ象徴化するのは避けられない
マリア・テレジアがモデルとおぼしきエルツライヒ女王は、婚姻政策という王家の特権を利用して従来の君主制を保守することを狙い、対照的にヴァイセンの陸軍参謀長は開戦の口実を探すこと軍部の伸張を狙う
ニヒルなリープクネヒトは一見、女王に組するつもりで、両者の共倒れから新しい世作りを狙っているとういったところだろうか
この三つ巴、パルツァーふくめて四巴の戦いは、どう転ぶかまったく読めない。今回は特に楽しかった


次回 『軍靴のバルツァー』 第8巻
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