『パシフィック・リム』吹き替え版の感想

とりあえず、キャストを見てくれ

兄を失った傷心の主人公 ローリー:杉田智和
イェーガーを再建したヒロイン 森マコ:林原めぐみ
司令官にしてヒロインの養父 ペントコスト:玄田哲章
狂える生物学者 ニュートン:古谷徹
潔癖症の数理学者 ハーマン:三ツ矢雄二
お洒落なオペレーター テンドー:千葉繁
ベテランパイロット ハーク:池田秀一
ハークの息子で主人公のライバル的存在 チャック:浪川大輔

ここまで揃えられては吹き替えも観ざるえんだろう

二度目の鑑賞ということを割り引いても、吹き替えは観やすかった耳から入る声だけで世界観を分からせるために、上手い具合に意訳されていたからだ
字幕は原語に忠実たらざるえない故に、情報過多になっていたのかもしれない
枝葉の設定を流して聞けるので、おかげでストーリーが追いやすかった
昨日の記事でB級風味と書いてしまったが、大筋の構成そのものは悪くない。香港の戦い前後に葛藤や犠牲を払いつつも、勝利を通していがみ合っていたものが綺麗に結束を固めていく。最終決戦への盛り上げ方は非常に上手かったのだ
初見でそれを感じなかったのは、枝葉で引っかかるところが多かったせいだろう

字幕版と大きく印象が変わったのは、森マコの性格
おそらく監督はエヴァの綾波を意識して、菊池凜子に片言の日本語をしゃべらせ、養父に従順な性格にしたはずだ。しかし、元ネタで綾波を演じていた林原閣下は、そうした文脈を粉砕。自立した女戦士として暴れまわったのだ
正直、監督の趣味丸出しで不自然だったので、これは爽快である!

以下、吹き替え版で気づいたところを箇条書きに

・出だしのハンセン(池田秀一)がシャアすぎる。でも息子チャックが絡むとトーンが変わる
・ニュートン(古谷徹)が最初のドリフト実験を始める場面で、「行きます!」
・「エルボー・ロケット」が「ロケット・パンチ」に変更されていた
・ニュートンが眼鏡を落として探すところが、「メガネ、メガネ」→「高いメガネなのに…」。字幕翻訳者の方が遊んだ?
・二度目のドリフト実験を終えたニュートンが司令官代理のハンセンに、「どけ、独裁者め」
・マコの東京での回顧で、「益代&美代子剣店」の謎看板
・海底でもでかい怪獣を探知できない。ソナーないの?


日本で受けなかった理由ははっきりしている。ずばり原子力の扱い
ペントコスト司令官が東京で被爆しちゃったとか(しかも日本製イェーガー!、あまりにストライク過ぎる(苦笑)。これでは受けるほうがおかしい
クライマックスでは、海底で核弾頭を自爆(ゴジラが目覚めそう…)、裂け目もイェーガーの原子炉をメルトダウンさせて塞ぐとか、立て続けにタブー破りがあって、原子力に対する海外との認識の違いをまざまざと感じさせられた
アジア市場における日本の存在を考えれば、企画段階でもう少し練れなかったものか。嘘でも未来的エコのエネルギーで動いていれば、マニア受けのみで留まらなかったと思うのだが


初見の感想→【BD』『パシフィック・リム』

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