『日本人よ!』 イビチャ・オシム

七年前の言葉がグサリ!

日本人よ!日本人よ!
(2007/06)
イビチャ オシム

商品詳細を見る


2007年に日本代表監督に就任したイビチャ・オシムによる、マスコミ、サッカーファンに向けたメッセージ
監督就任がドイツW杯での予選敗退による衝撃が冷めやらぬに発表されたので、その敗戦を受け止めて、日本サッカーの現状をどう考えるべきかに紙数が割かれている
当時、オシムが唱えたのは、日本サッカーの「日本化だった
サッカー界では、優勝したメジャーチームのスタイルを模倣する傾向があるが、バルセロナを目指したからといってバルセロナになれるわけではない
そもそも選手の条件が違うし、そのスタイルが次のワールドカップまで通用するとは限らない
戦術はトレンドではなく、そこにいる選手の性質によって決まる。2014年にいたっても耳の痛い至言である

オシムの語るところ、予選敗退という結果は経験不足という言葉では済まされない
W杯を連続三回も出れば、経験から学んで糧にできないのは怠慢なのである
日本の選手は海外に比べフィジカルに劣り、1対1の局面で不利は否めないが、優れている部分もある
ひとつは優れた「機敏性で、相手に自由を与えないために絶えずプレッシャーをかけることができる
また、機敏さにともない、刻々と変わる状況に対応する「流動性も持ち合わせていて、ヨーロッパでは「日本人のマークを外すことは決してできない。いつも君の隣に一人いるからね」という冗談もあるそうだ
相手に自由な時間を作らせないことで、不利な1対1の状況を避けて、相手の個人技を無力化できる。このため、ヨーロッパの選手は必ずしもJリーグで活躍できないという
日本人にはフィジカルで負けていても、それを補う長所を持ち合わせているのだ

俗にいう決定力不足については、Jリーグでの外国人FWの多さを上げる。イタリアやイングランドでは、自国のリーグで優秀な外国人FWと自国の有望株を併用して経験を積ませ、エースストライカーの育成に務めている
フランスのように、国立のアカデミーで育てるケースがあり、計画的な育成が行われているのだ
日本人の大きな弱点として挙げられるのは、「言われた以上には動かないこと」
俗に言う指示待ち人間なわけだが、その原因が「全てが整えられた社会で育ったためとあっては、なかなか解消できるものではない
社会の流動化で一昔前より自分で判断できる人間は増えてはきているものの、言葉によるコミュニケーションの不足など、今年のW杯における問題が日本人の課題にもなっている


考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか? (角川oneテーマ21 A 114)考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか? (角川oneテーマ21 A 114)
(2010/04/10)
イビチャ・オシム

商品詳細を見る
(この一行は、各記事の最後に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)

コメント

コメントの投稿

非公開コメント


(この一行は、各ページ下部に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
カテゴリ
SF (25)
RSSリンクの表示
リンク
FC2 Blog Ranking
ランキング
アクセスアップ!?
検索フォーム
はてな
この日記のはてなブックマーク数
タグランキング

サイドバー背後固定表示サンプル

サイドバーの背後(下部)に固定表示して、スペースを有効活用できます。(ie6は非対応で固定されません。)

広告を固定表示させる場合、それぞれの規約に抵触しないようご注意ください。

テンプレートを編集すれば、この文章を消去できます。