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【映画】『ダーク・タワー』

雰囲気は良いのだが


父を失ってから内気になった少年ジェイク(=トム・テイラー)は、絵を描くのが得意。しかしその絵は、自分の悪夢を題材にしたために周囲に気味悪がられていた。母ローリー(=キャサリン・ウィニック)が息子の精神療養に読んだ施設関係者を、悪夢で見た‟偽皮の者”と勘づいたジェイクは逃亡し、悪夢の世界=中間世界へとたどり着く。そこでやはり夢に見た‟最後のガンスリンガー”ローランド(=イドリス・エルバ)と出会うのだった

久々にやらかした映画を観てしまった。これから原作を読んでいくというに……(苦笑)
序中盤の雰囲気、展開は悪くない。ジェイク異世界(中間世界)のことが夢で分かってしまう異能者であり、その‟輝き(シャイン)”の力を奪うために「深紅の帝王」(クリムゾン・キング)に使える‟黒衣の男”ウォルターが組織の‟偽皮の者”たちを放つ。中間世界には世界を支える‟ダーク・タワーがそびえており、ジェイクら‟輝き”を持つ少年少女の力を利用して破壊するのが、ウォルターの野望だ
原作はスティーヴン・キングだが、光と闇の戦いをモチーフにした王道異世界ファンタジーなのである。指輪物語の影響が強いらしい

そのダーク・タワーを守る側がガンスリンガー(拳銃使い)の一族であるローランドであるが、父を殺され一族が滅亡の淵に立たされていることもあって、本来の使命でなくウォルター個人への復讐に燃えている
その心の闇をウォルターに突かれるのだが、純粋なジェイクの影響でガンスリンガーへと再生するのが、中盤までの物語となっている。暗い世界観ながらドラマは熱く、ここまでは良かった
しかし、終盤に近づくにつれ、荒々しくなっていく。全七巻のシリーズを90分足らずでまとめようとした(?)からか(管理人はまだ原作を一巻も読んでいないのでよくわからないが)、力業が目立つのだ
クリムゾン・キングの強力な妖魔を一蹴したはずのジェイクが、ウォルターに何ら不思議な力を見せられずに連れ去られるし、ローランドは復活したとはいえ拳銃で自動小銃の弾幕に対抗し、セガのベヨ姉さんかというアクションで粉砕していく
もう呆れるほど、ゲームリアリズムなのである

あげくの果てに異世界とつながるポータル(門)とダーク・タワーを攻撃する装置が近い謎配置(!)のおかげで、一瞬でジェイクは脱出してしまう。製作者側の都合が見え見えで笑ってしまった
そして、ローランドの銃弾で装置は爆発を起こして、ウォルターの基地も大崩壊!!! 組織に連れ去られたはずの多くの少年少女の犠牲を生んでしまうのだ(助けられたという言及はない!)
こんな酷い幕切れはセガールの『沈黙の要塞』ぐらいでなかろうか(爆)
だが、主人公たちの物語はちゃんと収束しているので視聴後の気分は悪くない。それだけ、清々しいやっちまいぶりだったのだろう


*『ダーク・タワー』の世界観はスティーヴン・キングの諸作品とつながっていて、諸悪の根源が『深紅の帝王』(クリムゾン・キング)とされるらしい。映画『ミスト』では、それを受けて冒頭にガンスリンガーを描くシーンから始まっているそうな


関連記事 【DVD】『沈黙の要塞』
     【BD】『ミスト』


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【映画】『スター・ウォーズ エピソード8 最後のジェダイ』

ローズ役の人はコメディ出身。なるほどの存在感


ファースト・オーダーは共和国を壊滅させ、レイア姫(=キャリー・フィッシャー)率いる反乱軍も青色吐息だった。ポー・ダメロン(=オスカー・アイザック)は戦況を打開すべく、最高指導者スノークの旗艦を無効化しようとコード破りの達人を探しに、元クローン兵のフィン(=ジョン・ボイエガ)と整備士のローズ(=ケリー・マリー・トラン)をとある惑星に送り込む。一方、レイ(=デイジー・リドリー)は、ルーク・スカイウォーカー(=マーク・ハミル)のもとへ訪れていたが……

でこぼこしている部分はあるものの、前作の不審を払拭してくれる作品だった
ベン・ソロこと、カイロ・ネン(=アダム・ドライバー)は単純な宿敵ではない。両親に売られたレイにとってハン・ソロとルークは父親代わりの存在であり、二人と血縁関係にあるカイロ・ネンと実に近い。双方にとって倒すべき敵ではなく、自分の側に取り込みたいと思える相手なのだ
だから、カイロ・ネンが敵役として頼りにくく見えるのは、それほどおかしいことではなかったのだ。まるで恋愛のような駆け引きが本作の見どころだろう
ファースト・オーダーとの追撃戦は、フィンとローズのカジノや旗艦への潜入、ポーの反乱と提督の身を挺した作戦、スノークと対面するレイ、幾つものの筋が絡み合って見事に解きほぐされていく。ただ、追撃、追撃の連続で、石の惑星のあたりで視聴するのに疲れてしまう
管理人が歳なのかもしれないが(苦笑)、詰め込まれる情報量とその消化速度の限界を感じた

ここからはネタバレ度がグッと上がるので、注意されたし
先々のことを考えると、カイロ・ネンのクーデターはどうだろう
強力な集団であるはずのファースト・オーダーの中枢がごっそりいなくなり、若輩のカイロ・ネンいまいちなハックス将軍(=ドーナル・グリーソン)で回すとなると、指導力に疑問符がつく
スノークのカリスマに支えられている集団ならば、そのまま大崩壊だろうし、そうでないなら幹部を紹介して帝国の後継者に相応しい組織力を示してほしいところなのだ
が、最後の、石の惑星での攻防では、むしろちゃっちさが目についてしまった(なんで門を壊すキャノンをあんなに近づけるのだろう?)
ルーク渾身のフォースで切り抜ける展開は目を見張ったものの、ハン・ソロに続いて過去作の遺産を使い果たしたわけで、キャリー・フィッシャーの早すぎる死もあって、完結編では新作メンバーでその穴を埋めなければならない
クーデターは、次にとっておいても良かったのでは? スノーク師匠が「トリックだよ」と復活してくれればいいのだが(笑)


前作 【映画】『スター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒』
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【映画】『オリエント急行殺人事件』

年末年始は観たい映画が多い


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エルサレムで聖遺物の盗難事件を解決したエルキュール・ポアロ(=ケネス・ブラナー)は、休暇のつもりでイスタンブール発のオリエント急行に乗る。そこには、成り上がりの骨董商ラチェット(=ジョニー・デップ)、犬を連れるドラゴミロフ公爵夫人(=ジュディ・デンチ)、バグダッドで家庭教師をしていたメアリ・デブナム(=デイジー・リドリー)元ダンサーの嫁(=ルーシー・ボイントン)と一緒のアンドレニ伯爵(=セルゲイ・ポルーニン)、キューバ系の実業家マルケス(=マヌエル・ガルシア・ルルフォ)など様々な出自の人たちが豪華客車に乗り合わせていた。ポアロは脅迫状が送られたラチェットから護衛を依頼されるが、拒否した次の日、ラチェットが滅多刺しの遺体で発見される

ミステリー史に残る作品なので、筋を覚えている人も多いことだろう
ポワロ好きの家族、というか一族に囲まれて育った管理人も展開をだいたい覚えていたのだが、それでも充分に楽しめた。イスタンブールから発車し、中欧の雪山を駆ける蒸気機関車とその絶景は目を見張るし、豪華キャストの名演にうっとりさせられる
監督も兼ねるケネス・ブラナーのポワロは、髭が鋭角に尖っている。曲線の髭のデヴィッド・スーシェと違い、善悪の裁定にこだわって怒るときはブルドックのように吠える!
びしびしと謎を捌く戦闘的なスタイルで、テレビシリーズとはまた違ったポワロ像が打ち立てられている

管理人の灰色の脳細胞が正しければ、1974年の作品(イギリス映画)とはポワロと容疑者たちとの距離感がかなり違う
1974年版では、ポワロが最終的な推理を容疑者たちにまくし立てるが、それに対して容疑者たちはまったく揺るがない。「殺し屋が列車に入り込んで、すぐさま脱出していった」という第二の仮説のほうを押し出して、傲然と列車を後にした
正しい推理ができても、完全犯罪を崩せないという後味の悪いラストだったのだ(だが、それがよくもある)
それが本作では、火曜サスペンス劇場のようにポワロが容疑者たちの罪悪感を掻き立てて、人によっては泣かせてしまう。殺人者を殺した殺人を、あくまで罪として扱う裁判官なのだ
その上で「今さら、彼らを警察に渡しても仕方ない」と許す。世界の大衆を納得させるベタな場面を盛り込んだことで、結果的に普通の日本人にも見やすい作品になったろうか

ラストには、ポワロにエジプトでの殺人事件解決の依頼が入る。次回作は『ナイル殺人事件』確定!?


オリエント急行殺人事件 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
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1974年版
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【DVD】『LAコンフィデンシャル』

今週から、週に一本ペースでDVD・BDを観ていくことにした
やっぱ、休日にゲームばっかりでは単調になりますよ。生活が


L.A.コンフィデンシャル 製作10周年記念 [DVD]
東北新社 (2008-06-13)
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50年代のロス。暗黒街を仕切っていた大悪党ミッキー・コーエンが脱税で逮捕されると、その麻薬利権を巡って熾烈な後継者争いが生じていた。殉職した刑事を父に持つエド・エクスリー(=ガイ・ピアース)は、警官殺しの容疑者を暴行した「血のクリスマス」事件の密告して、刑事部の警部補に出世。同僚を解雇されたバド・ホワイト(=ラッセル・クロウ)に酷く恨まれていた。刑事部で孤立するエドは、カフェ「ナイトアウル」で起きた虐殺事件を上司のダドリー・スミス(=ジェームス・クロムウェル)の元で担当するが……

ジェイムズ・エルロイのLA暗黒街シリーズ3作目の映画化である
濃厚過ぎた原作小説を2時間の尺に落としこむために、大胆に設定が変更されていた。原作で殉職したのはエドの兄だったし、エドの性格も小さい賄賂も拒否するなど、最初から潔癖さも持ち合わせている
小説では最初に華々しく散るバズ・ミークスが重要な役割を果たすように(といっても、本人の出番はほとんどないが)、小説二作目『ビッグ・ノーウェア』の設定が一部流用されているかのようだ
最後の華々しい活劇も、『ビッグ・ノーウェア』の終盤でバズが見せた大暴れを思い出せば、シリーズから行き過ぎたものともいえまい。原作からして生々しい史実、リアリティとノワール的フィクションが混合しており、本作は優れた映画化作品なのだ

実は20年前に、映画館でも観たことがある
正直、初見では情報量が多くて、なかなか細部の話までは理解できなかった。改めて見直してみても、まだとまどうところもあった。かといって、小説を読むほうが覚悟がいるので、映画→小説で違いを楽しむが吉なよう
ただし、リン・ブラッケン(=キム・ベイシンガー)を巻き込むエドとバドのライバル関係は、しっかりと演出されていて、映画で見たときもそこだけが記憶に残っていた。バドに殴られて、互いに顔を腫らしたエドとリンが心配しあうシーンは、なんともいえない
悪代官ダドリー・スミスは小説の無頼漢イメージ(管理人の勝手?)ではなく、知略でコーエンの利権を乗っ取るスマートなイメージであり、ラストの所作も序盤の伏線がしっかり決まっている。台詞にないから、視聴者側が忘れちゃう恐れもあるけれど…


原作小説 『LAコンフィデンシャル』

関連小説 『ビッグ・ノーウェア』
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【DVD】『マスク』

なんという、ナメック星人


マスク [DVD]
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ワーナー・ホーム・ビデオ (2011-12-21)
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スタンリー・イプキス(=ジム・キャリー)は、うだつの上がらない銀行員。どんくさい性格が祟って冴えない生活を送る毎日だったが、ある日、謎の緑のマスクを拾う。緑のマスクをつけるや、スタンリーは謎のマスクマンに変身! 超人的な力で銀行強盗を働いて念願の高級クラブへ潜入。憧れの美人歌手ティナ(=キャメロン・ディアス)のステージをジャックする。しかし、マスクの力は陽の上がらないしか続かないのだった

いわずとしれたジム・キャリーの出世作であり、キャメロン・ディアスのデビュー作
「真面目な男」というキャラ付けのスタンリーなのだが、いわゆる堅物ではない。美人が目の前を通ると、鼻の下を伸ばしてバタバタしてしまう
同僚のチャーリー(=リチャード・ジェニ)と同様の、ノリのいいだけの凡人であり、日本人の感覚からする「真面目」とは少々違うのだ
単純な喜劇に思えて、ストーリーはけっこう捻っている。お色気むんむんのティナとは対照的に、真面目そうな女記者ペギー(=エイミー・ヤスベック)が登場するものの、三四郎のようなオチにはならず、意外な展開が待ちうける。「普段のままのあなたでいい」というテーマに絡んだ決め台詞を言われたあとにまさか、ああなろうとは……
マスクマンとして暴れまわる前半と、マスクをかぶれなくなってしまう後半と違う味が楽しめる。物語が進むごとにマスクを被らないときでも、ちょっとずつスタンリーは変わっていく
ドタバタの末に美しい成長物語として成立していて、やっぱ何度観ても楽しめる名作である

マスクマンとしてのスタンリーの行動は、主人公とは思えない無軌道ぶりである(笑)
憧れの姉ちゃんと付き合いたいから、銀行強盗をしてクラブに殴りこむなど、のっけから犯罪者のゾーンなのだ!
マスクをつけなくなっても、看守から鍵のみならず、銃まで奪って脱獄するなどの傍若無人を誇る(苦笑)。アメリカ人にとってヒーローのイメージとは法の外=アウトローの存在なのだろうか。拳銃ひとつで敵の巣窟に突入するなど、ヤクザ映画でドスをさらしに巻いて決闘するのと同じノリなのだろう


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【BD】『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

70歳のジェットコースター その2。……その1はGレコ


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放浪するマックス(=トム・ハーディ)は、車を崇める“シタデル”の男たちに捕まる。豊富な水がある同地には、イモータン・ジョー(=ヒュー・キース・バーン)と呼ばれるカリスマ的独裁者が君臨し、戦闘集団ウォーボーイズを組織して専制国家を為していた。マックスはウォーボーイズのための“輸血袋”にされてしまう。そんな中、女隊長フュリオサ(=シャーリーズ・セロン)はジョーの子産み女たちを連れて逃走し、マックスも輸血先のニュークス(=ニコラス・ボルト)ともに追跡する羽目になる

いや、とんでもない映画だった
2時間ずっとジェットコースターなのである。冒頭にマックスが荒野に佇む場面からジョーの手下たちに捕まる場面までの二十数分間を、怒濤のアクションが繰り広げられ、ようやくタイトルが表示される
そこで落ち着くかと思いきや、岩山に築かれた要塞“シタデル”の豪快な光景に、水を待つ貧民たちと色白のウォーボーイズ、奇怪な老人イモータン・ジョーと世界観を手早く見せつけて、フュリオサの逃走へ転じる。止らないのだ
おかげで中盤までマックスの存在感がなく、主人公というより闖入者の役回り
しかし、女たちで逃げるにも限界がある。消耗したところで、マックスともう一人の闖入者ニュークスが浮上して、またジェットコースターが最加速する!
CGのない時代にエグい撮影をしていた同シリーズに、CGが加わるとこうなるのかという途方もない映像が観せ続けられて、映画を見る物差しが変わってしまいそうな作品だ

ここまでジェットコースターが続けば、観ていて疲れそうなものだが、それは全くなかった。忙しくならない小気味のいい切り替えに、溜めるときは溜めて魅せるアクションシーンがあって、2時間疾走感を保っているのだ
説明的な台詞がないどころか、なるたけ余計な台詞をしゃべらせないのは、『マッドマックス2』にも共通する傾向だが、本作はそれに磨きがかかっている
それでもキャラクターの動かし方がしっかりしているので、自然と話の筋は理解できる
マックスは“輸血袋”の境遇から脱出するものの、フュリオサに味方する義理はない。まして、女性を助け切れなかったトラウマが彼を苦しめている
なので、ジョーから逃げる彼女たちのタンクローリーを奪って、一人で逃げようとする。まるで主人公らしからぬ、このモヒカン同然の行動が、作品世界の苛烈さを言わずと説明している
ヒーロー物のお決まりでなしに、マックスとニュークスと女たちが三すくみの状況から、チームを為す過程が最高に好きである
そして、悪のカリスマであるイモータル・ジョーが、我が子を可愛がって攻撃をためらうなど、敵味方を同じ人間として扱う視線も健在で、シリーズを蘇らせるに相応しい作品だった


前作 『マッドマックス3/サンダードーム』

メイキング・オブ・マッドマックス 怒りのデス・ロ-ド
Abbie Bernstein
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【DVD】『マグノリア』

蛙と犬が可哀想なラスト


マグノリア [DVD]
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自己啓発セミナーの名物講師フランク・マッキー(=トム・クルーズ)クイズ番組のベテラン司会者ジミー・ゲイター(=フィリップ・ベイカー・ホール)とその娘でヤク中のクローディア(=メローラ・ウォルターズ)、その彼女と恋に落ちる警官ジム・カーリング(=ジョン・C・ライリー)、ジミーのクイズ番組で活躍する天才少年スタンリー(=ジェレミー・ブラックマン)とその父親リック(=マイケル・ボーウェン)、元天才クイズ少年で今は冴えない営業マンのドニー(=ウィリアム・H・メイシー)瀕死の大富豪アール・パートリッジ(=ジェイソン・ロバーズ)とそれを介護する妻リンダ(=ジュリアン・ロバーツ)看護士フィル(=フィリップ・シーモア・ホフマン)。サンフェルナンド・バレーで、無関係だった彼らが「ありうべき偶然」で交錯する

三連休でないと観れない映画であった。なにせ、三時間を超える大長編なのだ
どこかでダレるのでは思えたが、上手い具合に人物の視点が切り替わるので、まったく飽きない! ちょうど人間の目の高さにカメラを回しているから、視聴者の生理になじんで情報量や場面転換の多さが負担にならないのだ
10人前後の主要人物は、全てが直接関わるわけではない。危篤に等しい状態の大富豪アール周辺、そして余命2ヶ月を告げられた名司会ジミーと出演するクイズ番組が、ストーリーは大きな二つの塊に分かれて、そこから個々の人物につながっていく
思わぬところで出会うと思えば、背景はあるのに交わらないとか、冒頭に掲げられるようにありうべき偶然が人々をぶつからせる。中盤まではそれが自然で生々しく、グッとドラマへ没入させてしまう

中盤以降にそれぞれのドラマがヤマを迎えると、一気に芝居気が増していく。元天才少年がバーテンに愛の告白をし、警官がデートで有頂天後に拳銃を無くして、マッキーが実父との面会に逡巡するなど、畳み掛けられていくので見る側は「いったいどうなっていくのか」と圧倒されざる得ない
すべての物語が上手く転がるわけではない。むしろ、上手く転がらない話ばかりである
正直、「ここまで懺悔させておいて、なんでハッピーエンドにしないのか」と呻きたくなる結末もちらほら。「ありうべき偶然」の象徴として蛙の雨を降らせるぐらいなら、みんな丸くまとめても良かったのではないか
ラストこそ違和感を残したものの、そう上手くいかないのが人生というのも、またしかりか。「好きに生きた人生に悔いが残らないなんて、嘘だ」「悔いを土台にして、その次を生きるのだ」「人生はいまいましいほど長い」、意識が定かでないアールの口からこぼれる言葉は重く、さりげなく流れるエイミー・マンの歌はそれなりに生きてしまった人間を慰撫する力がある
コンセプトからしてエイミー・マンのPVになってしまうのはぬぐえないのだが、それでかつ名作である


マグノリア <OST1000>
マグノリア
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【BD】『ドラゴンボール EVOLUTION』

吹き替えが、せめてアニメ準拠なら


ドラゴンボール EVOLUTION [Blu-ray]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2010-07-02)
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2000年の昔、ナメック星からやってきたピッコロ大魔王(=ジェームズ・マースターズ)と配下の大猿によって、地球は滅亡の危機に瀕したことがあった。祖父・悟飯(=ランダル・ダク・キム)から聞かされていた孫悟空(=ジャスティン・チャットウィン)だったが、暢気に高校生活を送っているうちにピッコロに自宅を襲われて、悟飯を殺されてしまう。そして、崩れた自宅には、ドラゴンボールを探し求めるブルマ(=エミー・ロッサム)が侵入! 利害が一致してともに亀仙人(=チョウ・ユンファ)のもとへ向かう

なんとなく目に入った勢いで借りた(笑)。勢いがないと借りれない作品である
噂には聞いていたが、確かに出来は良くなかった。最低でも作り手の原作への愛は見せて欲しかったけども、それすら怪しい
レジェンド級の駄作というわけでもなく、低く安定しきっているために、ネタとして喜べるところが少ないのだ
主役が白人は、スーパーサイヤ人=白人化と歓迎される土壌では素で受け入れられるだろうし、配役の在り方もそれほど間違っていない
むしろ許せないのは、ハリウッドらしからず、セットがちゃっちいこと。CGもそれほど使われない昔ながらの特撮風であり、予算の少なさがバレバレだ
どうせ外すなら、盛大に外してもらいたい(白目)

手抜きに思われるのが、敵の陣容である
ピッコロの配下に、なぜかピラフ一味のマイ(=田村英理子)だけがいるのだ。おっぱい要員といえばそうなのだが、なんで普通の人間そうな彼女がピッコロの配下たるのか、まったく作中で説明されない
ヤムチャの登場とブルマへの絡ませ方とか、まったくもってストーリーが雑過ぎる
取り柄はチョウ・ユンファがオモロいおっさんを演じていることと、チチ(=ジェイミー・チャン)“チチ”が凄いことになっとることぐらいだ。この映画、おっぱいへのこだわりだけは、いっちょ前である
ラストに続編を思わせる場面をねじこむならば、ちゃんと予算をとって中身も作ってもらいたいものだ
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【DVD】『ブラック・ダリア』

にんともかんとも


ブラック・ダリア コレクターズ・エディション 2枚組 [DVD]
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バッキー・ブライカート(=ジョシュ・ハートネット)はボクシングをきっかけに、特務課のリー・ブランチャード(=アーロン・エッカート)とパートナーを組む。リーはかつて凶悪犯に囲われていたケイ・レイク(=スカーレット・ヨハンソン)と同棲していて、バッキーと奇妙な三角関係に陥る。しかし、「ブラックダリア事件」をきっかけにその三角形は崩れ、バッキーは謎めいた美女マデリン(=ヒラリー・スワンク)に引き込まれていく

ブライアン・デ・パルマをして、失敗作であった
600ページ以上ある大長編を2時間でまとめようとしたために、前半は駆け足となり中盤以降も原作と展開を変えざるを得ず、悪い方向にまとまってしまった
1940年代のロスを再現した映像には目を見張ったし、バッキーとリーのボクシングは凝っていたけど、下手に原作前半を忠実に映像化し過ぎたために、後半は力尽きて竜頭蛇尾になっている
もともと原作が数年がかりの物語であり、ハリウッドに向かない複雑すぎる筋書きだっただけに、企画そのものに無理があったのだろう
キャスティング的には、スカーレット・ヨハンソンがエロ過ぎで(苦笑)、誘惑するマデリンがかすんで見えてしまった。映像に残るエリザベス・ショート(=ミア・カーシュナー)がほどよく可愛かっただけに、いろいろともったいない作品である

この映画のこと詳しく語ろうとすると、どうしても小説と映画双方のネタバレになってしまう。以下は覚悟して読んでください
一番大きな改変は、舞台がロサンゼルスに限られること。原作では国境を越えたメキシコ側の都市ティファナにまで、バッキーはリーの足跡を追跡するのだが、映画ではケイと関係したマフィアとのどさくさに殺される
小説ではそのショックで、ブラックダリア事件を離れてケイと普通の結婚生活を送るが、映画だと間をおかずにリーの過去が暴露され、怒濤のごとく真相へなだれ込む
真犯人の片方がすでに死んでいて、残されたほうも事件の全貌を語って、ご都合のような自害(苦笑)。最後でリーを殺した犯人まで、バッキーが手を下してしまう
この終盤の畳み方は完全に映画オリジナルであり、小説の風味をぶちこわしてしまった。どうにもならない苦味のなかで、再生するラストが良かったのに……。プロデューサーの介入でもあったのだろうか
小説が気に入った人は見ないがいいかもしれない


関連記事 『ブラック・ダリア』(原作小説)
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【DVD】『ロード・オブ・ウォー』

先日、家族で京都鉄道博物館へ
そのうち、記事にします


ロード・オブ・ウォー [DVD]
日活 (2006-06-09)
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ユーリ・オルロフ(=ニコラス・ケイジ)は、ロシアからの亡命者が集うリトル・オデッサで育ったウクライナ系移民の子。ロシア・マフィアの構想に衝撃を受けたユーリは、父がユダヤ教に改宗したことからイスラエル関係者に接し、その優秀なUZI機関銃の売買を始める。実弟のヴィクター(=ジュレッド・レト)を引き込んで武器商人としての階段を登り続けるが、インターポールのジャック・バレンタイン(=イーサン・ホーク)がその後を追っていた

ドキュメントのような淡々とした映画だった
全編に渡ってニコラス・ケイジの回想が入り、時系列的にユーリ・オルロフの半生を追うシンプルな構成。追われる武器商人の視点しかなく、敵役のインターポールは微妙な比重でしか描かれないし、対決する場面も山場にしても盛り上がらない
パートナーである弟も薬物中毒の治療で中盤をまるまる抜けてしまうので、信頼できる相棒というよりお荷物にしか思えない
ドラマとして全体を通した一貫性の無さやテンポの悪さもあいまって、映画そのものが面白くないのだ。たとえ、ほぼノンフィクションに近く、啓蒙目的の作品だとしても頂けない。興行的に苦戦するのも止むなしだろう

作中のユーリは、父親がユダヤ教に入信した関係から、イスラエル製の武器輸入を手がけるが、軌道に載ったのは冷戦終結後
冷戦時代には、シメオン・ワイズ(=イアン・ホルム)のような各国の高官と交際できる特権階級のものだった武器市場が、冷戦終結による秩序の崩壊でユーリのようなちゃちな密売人にも参入できてしまった
ユーリは叔父であるヴォルロフ少将を通じて、ウクライナに駐留する旧ソ連軍の武器を格安で購入して、高まる民族紛争の現場に流し続けた
その中には、リベリアの独裁者アンドレイ・バプティスト(=イーモン・ウォーカー)のような冷酷非道な暴君もいて、ユーリが迷走するように武器商人の性質も変わっていく
バプティスト大統領とユーリの間でかわされた「ロード・オブ・ウォー」という言葉は、文字通り「戦争の支配者」という意味であり、作品のオチでアメリカを始めとするイギリス、フランス、ロシア、中国の常任理事国が最大の武器輸出国で、紛争の黒幕であることが語られる
しっかり作って、みんなに観てもらいたかったテーマの作品である
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