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『進撃の巨人』 第9巻・第10巻 諫山創

引っ越しのためにも、積読解消せねば


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第9巻。崩れた壁のなかに巨人が埋もれていたことで、調査兵団はウォール教の司祭ニックに説明を求めた。しかし、第二の壁である「ウォール・ローゼ」内に巨人が出現したことで、各兵団は騒然とする。メガネっ子分隊長ハンジ・ゾエの分析により、壁の材料と巨人の組織に共通点があることから、エレンの巨人化をもって穴を塞ぐこととなるが……

安全地帯のはずの壁の内側に巨人たちが出現したことで、各地で攻防戦が展開される
不気味なのが、人間くさい巨人たちが増加していくことだ
コニーが里帰りすると、彼の母親くさい巨人が壊れた小屋でひっくり返っていたし、雪男のように剛毛に覆われた巨人は、人間のように巨人たちを統率し、手練れの兵員を討ち取っていく


第10巻。「ウォール・ローゼ」内の混乱を垣間見た司祭ニックは、巨人と壁の秘密を明かせる血族の名を明かす。調査兵団は慌ててその血族を確保しようとするが、立てこもっている古城には、夜間にも関わらず巨人たちが殺到し、ピンチに陥ってしまう。そこで104期生のユミルが巨人と化して、我が身を顧みない獅子奮迅の戦いを見せるのだった

エレン、アニに続いて第三の元人間巨人が登場!
巻末でも、第一巻に登場した「鎧の巨人」や壁を壊した「超大型巨人」がカミングアウトするという衝撃の展開を遂げる。剛毛の巨人もその知者ぶりから元人間は確実であり、巨人対巨人が当たり前というデビルマンのような様相を呈してきた
「鎧の巨人」は進撃の巨人の代名詞的存在であり、そのあっさりとしたネタバレには茫然としてしまったが(苦笑)、特撮要素が濃くなったおかげで、作者が何をやりたいか、明確になったのは良かった


人間から変身する巨人が登場したことで、巨人の素性が見え始めた。なんであれ、人類は人類と戦っていたのである
人間社会に〝巨人”が潜入していわりに、「剛毛の巨人」が人間側の基本戦術を知らないなど、巨人側がどれほど連帯しているかは微妙なものの、これからは巨人対巨人、組織対組織の戦いが普通に展開されていきそうだ
どの〝巨人”もうなじに本体の人間がいるのが原則らしく、巨人の体が傷つくと人間も連動してダメージがいくとか、エヴァとか『獣神ライガー』を思い出させる(懐かしい)。そういうものとして、読めばいいのだ


前回 『進撃の巨人』 第7巻・第8巻

獣神ライガー  [マーケットプレイス コミックセット]
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『俺はまだ本気出してないだけ』 青野春秋

新訳Zの第1部のときに、カミーユ役の飛田さんが富野監督に「親が死んでも、腹が減るですね」といったそうで
まさに今の、私の心境


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42歳のサラリーマンが唐突に会社を辞め、漫画家を目指す!? そんなダメ親父の日常と思考を軌跡を描く
2013年に映画化もされ、ネットでもタイトルをスラングとして使われている話題作である
パッと読んだところ、素人目にも絵が上手いとは言いがたく、アシスタントがいないのか背景も白い部分が多い。話の筋もメリハリがあるわけでもなく、かろうじてオチがある感じだ
作者自身の境遇に近いのではないか、と思わせる私小説的な内容ながら、いまいち真に迫るわけでもなく、帯にあるような“コメディー”といえるほど昇華しえていない
しかし、管理人が主人公の年に近いせいだろうか、不思議と琴線に触れてしまう。なまじ経験だけはあるから、“普通に”悲惨な出来事にもその場はスルーできるものの、夜道にふと真理に築いて凹む。等身大のおっさん感覚がここにはあるのだ

冷静に読むと、主人公・大黒しずおそれほどのダメ人間でもない
40代まで会社に勤め高校生の娘がいる時点で、悪くない半生である。非正規人生と独身の長い管理人には勝ち組に等しい(苦笑)
失業後の自堕落も、絶望的な就活から陥る人も多い、一般的なレベルだ。現実でもフィクションでも、もっと深刻なケースはやまほどあることだろう
むしろ、いくらボツを出されても周囲に馬鹿にされても、漫画を書き続ける執念は称えられるべきものである
いわゆるダメ漫画にしては、ダメの度合いが足りないのだ

にも関わらず惹かれるのは、他の登場人物もまた、それぞれ欠点や人には見せられない過去を抱えているからだろう
バイト先で知り合った市野沢は、26歳にして暴力沙汰を起こして職を転々としてしまう。何の目的もない彼にとって、無理矢理であれ漫画家を目指すシズオは少しうらやましく見える
いつも罵るシズオの親父にも、会社が潰れて居酒屋を始めた苦しい過去があり、辞めた当初はシズオのように引きこもって酒をあおっていた
そのほか、付き合いの長い友人・宮田はバツイチに子供に会うのは大変とか、シズオそのものというより、周囲の登場人物との触れ合いにこの作品の魅力がある
みんな、どこかがダメであり、ダメのない人間などいない。生きるのはみんな大変なのである


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『多重人格探偵サイコ』 第9巻・第10巻

身内が入院したので、DVD週に一本計画は白紙


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第9巻。雨宮一彦を失った伊園摩知は、警察の笹山天馬うらんに、ルーシー・モノストーンの甥と称する小池とともに、死体に天使の羽根の絵を残す猟奇殺人に挑む……というのが前巻までのあらすじ
西園弖虎は矯正施設に放り込まれ、ガクソの“キャンディマン”法務大臣鬼干潟によってこき使われており、天使の羽根とは別の猟奇事件に組織の少年たちと関わる。そこへ雨宮一彦の記憶を持つ弖虎に対して、ルーシー・モノストーンの再生を目指す小池がその記憶を奪おうと挑むという、ややこしい筋書きだ
本巻から新しいキーワードとなるのが「スペア。ガクソ脅威の科学力によって、単に遺伝子が同じクローン人間であるのみならず、指紋や虹彩までが同じという人間が用意されている。目的は要人が病気になったときに臓器を取り替えるためだが、なぜそんな科学力がありながら臓器だけをを作らずに、人間として育て社会に解き放っていたのかは謎である(爆)
で、天使の羽根の件は、あの看護婦が犯人でいいのだろうか。なんともやっつけな死に方だった

第10巻。法務大臣鬼干潟はついに、内閣総理大臣へ。優生学に基づくエリートによる統治を目指す
小池を返り討ちにし、“キャンディマン”をも撃ちぬいた弖虎は、矯正施設から脱走したらしい(キャンディはもう要らないのか?)。しかし鬼干潟の影響を脱したわけではないようで、反鬼干潟の議員の「スペア」を殺しまくっている。殺人鬼の人格を移す精神転移を使いこなしていて、目標の少年をサイコ化して自殺させる完全犯罪である
本巻の山場は公安課の鬼頭が、自身が鬼干潟の「スペア」であることに気づき、それを殺そうとするところ。それに弖虎も手を貸すが、実は主体的に行動しているようで、そう仕組まれていたのではないか……という、いかにも本作らしい余韻を残す
もっとも臓器だけ作る研究をしていれば、こんなリスク犯さなくて済んだろうが(苦笑)
そして、最後には摩知までが……これは次巻も読まざる得ない

眼球にバーコードを施すことから始まって、本作で強調され続けるのが管理社会の恐怖である
エリートが国民を管理しやすいために国民総背番号制や街頭に監視カメラを仕掛けて顔面認証するなどの例が挙げられている。近年スノーデンファイル日本がアメリカから個人監視のシステムを提供されていたことが発覚したりと、対テロ対策を口実に国家が個人情報を集め過ぎるのではないか、という問題意識は持つべきだろう
ただ警察情報をネットカフェからハッキングするとか(そんな機密データがインターネットにつなげられるパソコンにあるわけない)、本作のIT知識はかなり怪しい
センター試験で国民の指紋を集めるなども、ありえない想像だけど、(スマフォのタッチIDやら)指紋認証が一般化していく今となっては、それが個人情報に結び付けて集積されるのも時間の問題である。本作の陰謀論がリアリティを持つとか、嫌な時代である


前巻 『多重人格探偵サイコ』 第7巻・第8巻
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『軍靴のバルツァー』 第8巻 中島三千恒

近場の本屋で姿を消したので、休載かと勘違いしていた……orz
単行本中心で読んでいる人間には、突然置かなくなると判断に困る。ネットでチェックする習慣をつければいいんだけどさ


軍靴のバルツァー 8 (BUNCH COMICS)
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バーゼルラントの第一王子フランツは、血統の秘密を暴こうとする第二王子ライナーへのクーデターを決行。ライナーは士官学校の生徒を動員して、からくも防いだのが前巻
第9巻では、フランツ側が南の大国エルツライヒの砲兵を使っての砲撃戦を開始する
主人公のバルツァーヴァイセン陸軍の参謀長によって足止めされていた。陸軍としてはバーゼルラントが内戦状態となって併合してしまったほうが、話が早いと考えているのだ
一方のヴァイセン国王軍が政治上の主導権すら握る状況を嫌い、外交的解決をバルツァーに言い渡す。国王と軍、士官学校の生徒やライナー王子への友情と自身の将来との板ばさみに苦しむ彼だったが、政治的将校としての才能を発揮して、針の穴にらくだを通す道を選ぶのであった
ラストでは、ライナーの国の将来に対する決意も明かされ、クライマックスに向けてどう決着がつくか興味深い。いや、終わりが近いか、遠いかはまったく分からないけれど

今回の主題は、要塞を巡る近代砲撃戦
大砲の精度が低い19世紀では、見えない距離を撃つのは様々な苦労があった。まず観測兵を送り込んで目標までの距離を測定し、測量のための砲撃を行う。その砲撃を測って砲を修正し、徐々に的中を目指していく
たとえ正しく測量できたとしても、砲弾の着弾にはバラツキがあるのが当たり前。大砲それぞれの癖まであるので、演習の段階から射表を作っておいて把握し、もっとも目標から外れた弾着の4分の1以内に半数が入っていれば「命中」と見なした。範囲攻撃」がこの時代の大砲なのだ
士官学校の大砲を押さえられなかったクーデター側は、エルツライヒから馬で引いて移動できる騎馬砲兵昔ながらの臼砲(曲射砲)と持ち出したりと、様々な大砲が紹介されている
また、大砲の運用には観測を砲兵に知らせる通信手段が重要。電信がすでにある時代といえど、作中では気球から鏡で日光を反射させる原始的ともいえる手法が切り札となっていた。ほんと、勉強になる漫画である


前巻 『軍靴のバルツァー』 第7巻
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『進撃の巨人』 第7巻・第8巻 諫山創

絵に迫力が出てきた


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第7巻。エレンを囮にして、女巨人を捕獲する作戦はいったん成功したかに見えた。しかし、女巨人は仲間の巨人たちを呼び寄せ、自らを捕食させて脱出してしまう
それのみに留まらず、女巨人のうなじから脱出した本体(!)は、立体機動を利用して偵察兵団の混乱させてしまうのだった
女巨人は「鎧の巨人」と同様に、肉体の一部を一時的に硬化させる能力を持ち、巨人共通の弱点であるうなじをカバーさせてしまう。エレンとの巨人同士の戦いは絵的にも見もので、ようやく怪獣対決の醍醐味が出てきた気がする
エルヴィン団長が作戦を一部の人間に伝えなかったのには、それなりの事情はあり、それ込みで犠牲が出過ぎなのだが、ある程度の整合性は出てきた

第8巻。エレンは女巨人に敗北して連れ去られそうになったが、かろうじてリヴァイ隊長ミカサに助けられる
偵察兵団の威信を賭けた作戦の失敗で、エレンと団長たちが王都に召喚されてしまうが、アルミン憲兵隊のアニ・レオンハートにエレン奪還の手引きを手伝わせようとする。しかし、彼にはある狙いがあったのだった……
前巻で巨人から抜け出た人間が立体機動を使ったことで、女巨人=内部犯人説が浮上する。巨人化がエレンに限られないのなら、何が巨人化の引き金になるというのか。エレンの両親絡みというわけでもないようだ
それだけでは終わらず、女巨人が穴を開けた壁の中からは、大巨人が顔を見せるという驚愕の展開。人柱ならぬ巨人柱(!)とは、これいかに
壁を信奉する信仰者にも、根拠があったということになる

読者に伏せられた情報によって意表を突いてくるので、展開を楽しみつつもやや飛躍を感じるし、謎も残されたまま次へ進んでしまう。どこかで説明でなく、ドラマで昇華されないだろうか
なぜ、女巨人化したか、というところを明らかにならずに、冬眠されちゃうのだかんね


次巻 『進撃の巨人』 第9巻・第10巻
前巻 『進撃の巨人』 第5巻・第6巻
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『嘘つき中国共産党』 辣椒

中国でのペンネームは「変態辣椒」!
中国語の「変態」には、“特別”とか“スーパー”という意味があるらしい


マンガで読む嘘つき中国共産党
辣椒
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習近平政権を批判して、亡命を余儀なくされた中国人漫画家が描く中国共産党の実態
本作は月刊誌『新潮45』に連載された作品をまとめたものだ
作者は自由選挙を呼びかけたり(実は中国の憲法に違反しない)、習近平で風刺したために当局から拘束、監視され、日本へ観光に出た際にスパイの嫌疑をかけられ帰国できなくなってしまった。もともと体制の崩壊まで望んでいなかったようだが、この仕打ちに表現の自由を認めない中国共産党を諸悪の根源として、徹底批判する立場に到ったようだ
そうした事情がありながら、批判の在り方はけっして度を越していない。あくまで事実を踏まえながら、是々非々で描いている
軍事技術などに関して、そのまま鵜呑みにできるかはなんともいえないものの、作者が直に触れた秘密警察による弾圧、一党独裁下での情報統制・印象操作は、中共の本質が全体主義国家であることを如実に示している

作者は習近平を全否定しているわけではない。肉マンの顔にしたのは、国家主席に就任したときに、有名店で庶民の食べ物である肉マンを注文するパフォーマンスをしたからだ
革命の元勲を父に持つ「太子党」であるものの、文革で父は失脚。そんな逆境から党内の激烈な競争を勝ち抜き、地方政府では抜きん出た業績を叩きだした実力を認めている
作者が警戒するのは、習政権で強化された情報統制と個人崇拝である
鄧小平は後継者の江沢民へ、その次の指導者に胡錦濤を指名しており、胡政権までは集団指導体制が取られていた。任期後にやりこめられてはたまらないから、その政治手法にも予定調和があった
しかし、習近平は大胆に汚職撲滅を打ち出して、報復を恐れずに大幹部の逮捕に踏み切っている。辞めたあとのことを気にしない手法から、作者は都合のいい後継者が見出せないなら、任期を延ばすあるいは終身制の「皇帝」になる気ではと読んでいる
そのひとつの根拠となるのが、中国版紅白歌合戦「春晩」での演出である。過去の指導者を映像で紹介する際に、習近平だけやけにカットが多かったという。「春晩」の構成には、国民的歌手で同番組の常連だった妻・彭麗媛の妹がプロデューサーとして関わっており、露骨に習近平を称える演出が増えて、中国の視聴者にも不評だったようだ
もっとも、「春晩」の視聴率は北部(黄河流域~旧満州)で70%越える一方、南部(長江以南)ではひと桁台と地域で大きく開いている。大陸を統合する役割を果たしているとはいえないようだが

人民解放軍への批判も鋭い。いわく、人民解放軍は党を防衛する存在であって、人民は防衛しない。その仮想敵は中国人民そのものだというのだ
北京で行われた軍事演習は、天安門広場の制圧訓練だったらしく、露骨も露骨である
それでも軍事費を拡大して空母を作ったりするのは、大国としての面子のため。しかし軍事力を誇示するわりに、あまり基地を公開しないのは、宣伝どおりの性能でないのがバレてしまうからだ
ステルス戦闘機を作ったといっても、エンジンの独自開発に失敗してロシアのお下がりだから、性能に限界あり。歩兵の装備はアメリカ製の台湾軍よりも、大きく劣るという
しかも人民解放軍そのものの腐敗が凄まじい。党の直属であるからこそ、政府の掣肘と監視を受けず、なんと階級の売官まで横行しているという
また、改革解放路線から予算を削られたことをきっかけに、従来の権益を生かした企業化に成功。民間を圧迫する財閥と化すまでに到っている
作者が強調するのは、人民解放軍が党の軍隊であり、中国人民の利益を第一に行動しないこと。党の利益を守るために、人民を犠牲にする選択をとるケースもありうるのだ
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『進撃の巨人』 第5巻・第6巻 諫山創

巨人は光合成で動くってよ


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第5巻。エレンは巨人化することで、トロント地区の奪還に貢献するが、改めて正式な審問を受ける。保守的な憲兵隊は検査後の処刑を主張し、偵察兵団のエルヴィンはエレンの巨人化能力を、ウォールマリア奪還の切り札に使おうとする
エレンは審問中に「おれに投資しろ!」と叫ぶが、偵察兵団のエース、リヴァイ隊長は縛られた彼をボコボコに。偵察兵団が武力でもってエレンを統制してみせるというポーズで、隊長の冷酷さをこの一場面で表している
リヴァイ隊長とエレンは見た目が似ていて、エレンが戦士として成長する延長に隊長がいる、そんな関係に思える。もっともエレンがその道を選択するかは分からないが
その後は、ミカサ、アルミン、ジャンといった新兵組の偵察兵団入り。そして、新兵の訓練とエレンの生家への偵察を兼ねた遠征が始まる

第6巻。偵察兵団の進軍中に謎の女巨人が現われ、経験豊富な部隊を混乱させていく
平原では立体機動の助けとなる足がかりなく、精鋭であっても苦戦はまぬがれない。まして女巨人は、愚鈍な他の巨人とは違って知恵があり、急所であるうなじへの奇襲も背後に目があるのかという超反応で返り討ちにしてしまう。巨人界にニュータイプ現るである
ここまで動けるやつがいるならば、人類が巨人に追い詰められるのも分からなくもない
アルミンは女巨人が顔を確認してきたことから、同じ知恵のある“巨人”エレンを探していると直感する。鋭過ぎる勘で、頭がキレるというキャラクターがようやく開眼だ
とはいえ、この事態をまるで想定していたみたいに、リヴァイ兵長は森に女巨人を誘いこみ、エルヴィン団長が待ち伏せる場所に連れて行くのは不可解。遠征には単にエレンの生家調査だけでなく、別の目的があったと考える他ない

巨人に対抗する兵士のなかでも精鋭中の精鋭である偵察兵団だが、その作戦行動には疑問が多い
エルヴィン団長は入団の際に、偵察兵団の死亡率は九割と大戦末期の日本軍みたいなことを言い出すが、もしそれが額面どおりなら部隊はとうてい維持できない。生き残った者が精鋭となって帳尻を合わせるといっても、九割死ぬ前に実技試験で振るい落とすべきだろう。ハッタリであっても、指揮官として無能と言っているようなものである
今回の作戦に関しても、エレンの生家に巨人の秘密があるという根拠薄弱な情報に基づいて、偵察兵団の大部隊を投入しており、多大な被害を出している。大規模な部隊を出したら動きが遅くなるのだから、リヴァイ兵長らの精鋭だけを出して偵察させればいい
もし正当化するならば、実は女巨人の存在を知っていて、巨人の秘密を知るために捕獲したかったと考えるしかないのだ


次回 『進撃の巨人』 第7巻・第8巻
前回 『進撃の巨人』 第3巻・第4巻
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『新黒沢 最強伝説』 第6巻・第7巻

力技のオヤジギャグは健在


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第6巻では、ネットカフェ難民の瀬戸くんがホームレスたちを頼ってくる。瀬戸くんが売りたいという「株と鞭」を、いかに売りさばこうかと悩む黒沢たちだったが、実はカブトムシ」の間違いだったという壮絶なオチが待っていた(笑)
営業力だけがない瀬戸くんに代わり、歌舞伎町の酔漢に売るとこれが大繁盛。数十万の売り上げとなり、その半分で黒沢たちはキャバクラへ乗り出す
歌舞伎町で勝手に商売して、その筋の人たちがとがめないのが不思議である

キャバクラでは異相を理由に黒沢とコジエモンが覆面(!)を余儀なくされるも、途中で素顔をさらしたから店から追い出される。しかし翌日、キャバ嬢が美大生黒沢とコジエモンの異相に前衛を感じて、絵のモデルを頼んでくる
そのご褒美に、プールへデートに出かける。正直、いくら女性の気がよくてもありえない展開である(苦笑)。おっさんの妄想に現実の鉄槌を浴びせるのが、クロサワの良さだったのだが


第7巻は、黒沢が熱中症にかかった修行僧を助け、ひょんなことからなりすましてしまう。ほぼ詐欺同然にお寺で飲み食いしてしまうのだが、その修行僧・天念がやろうとしていたのは、7日間を樽の中で生き埋めとなる「土健の行」。黒沢は土建業と間違えて、引き受けてしまったのであった(爆
この「土健の行」は誰かが引き受けないと若い僧に押し付けられる儀式であり、黒沢が大騒ぎしたことで、「こんなお行は止めよう」と丸く収まる

後半ではホームレスたちの河川で、大学生たちが謎の水修行を始める。聞けば水球部の学生で、顧問の先生がプロポーズするためにサプライズな方法を訓練していたのであった
このエピソードはすんなり終わるが、次には再び天念たちが黒沢の前に姿を現す
メリカの石油王ミスター・ガソ、シェールガスの開発王ミスター・ガスの接待をするために、いっしょに来て欲しいというのだ
このミスターたちはかなりステレオタイプな勘違い外国人として描かれ、河川敷で大バーベキュー大会を開くとか、カオスな設定となっている
この外国人観は圧倒的に昭和の年代物であり、ユーモアにしても笑えない。実際にトランプみたいな大統領が出てきてしまったけど、それはまた別の話なのだ
黒沢シリーズの伝統、人生のしみじみが薄れてきたのが気がかりである


前巻 『新黒沢 最強伝説』 第4巻・第5巻
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『進撃の巨人』 第3巻・第4巻 諫山創

リヴァイ隊長がちらりと登場


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第3巻では、エレンが巨人化したことで彼が「人間か巨人か」を問われることとなる
巨人を化け物とみなしていることから、軍法会議もないままに榴弾砲を向けられての尋問を受ける。ただ人間が巨人化するという異常事態に対して、現場指揮官の一存で処分を決めようとするのは、やや疑問だろう
自らを役立たずだと思っていたアルミンが、勇気を奮い立たせて指揮官を雄弁を振るい、知恵者としてのキャラ付けがなされた

アルミンの説得は、南部を仕切る司令ドット・ピクシスに認められ、エレンの巨人化を利用した作戦が立てられる。二番目の壁の南にある都市トロント地区を奪還すべく、巨人となったエレンに穴を塞がせようというのだ
が、エレンが巨人となった自分をコントロールできなくなったことで作戦は迷走してしまうのであった
エレンを巡る訓練兵たちの逡巡は、スポーツ物のような文脈で収拾してしまい、簡単に命を投げ出していく。いかにも日本人の発想だ


第4巻では、アルミンによる捨て身の救出劇で、エレンは自我を取り戻し。見事、巨岩を壁の穴に運んでみせた。人類による初めての巨人への「進撃」である
エレンと同じ大きさの巨人が逆側から押せば、簡単に岩が外れるわけであり、根本的な解決策でない気はする(苦笑)
何気に驚いたのが、榴弾砲の攻撃で壁に張り付く巨人たちを死滅できたことである
刀による首への斬撃というスペシャルな手段でなくても倒せるのであるならば、何も立体戦闘というリスクのある手法を用いなくても、違う手段があるのではないのか
たとえば、石弓などの飛び道具を用いれば、接近する危険を冒す必要はないのだ
二割の損害は現代戦では事実上の壊滅とされる数字であり、それで秩序が保たれてしまうのも、なんか旧日本軍なのだ

その後はいきなり、兵士としての訓練時代に遡る
1巻・2巻で他の訓練兵をうまく紹介できなかったからだろうか、群像劇にするための仕切り直しである(苦笑)
エレン、ミカサ、アルミンの他に、エレンのけんか相手でリーダー向きのライナー・ブラウン、謎の格闘術に長けるアニ・レオンハート、優等生のベルトルド・フーバー、芋女サシャ・ブラウスジャン・キルシュタン、コニー・スプリンガーが紹介された
この辺は覚えておこう


立体機動戦闘というかなり高度な技術を持つ若者たちが、次々に死んでいくのが納得いかなかった
やられる時には巨人にあっさり食べられているので、敗因が分かりにくい
そもそも巨人視点で考えると、小さい生き物を捕まえにくいものである。見た目のおっとりさに比べて、意外に俊敏な「動けるデブ」ということだろうが、それをコマのなかで表現してもらいたい
巨人という特殊な相手に対して、リアルを振りかざした突っ込みは無粋なものの、作品世界の中でバランスが取れていないのは、さすがに気になってしまう
と、ここまで突っ込んでおいて、なぜか次が読みたくなってしまう作品なのである。おいおい、設定も整理・考証がなされていくのかな


次巻 『進撃の巨人』 第5巻・第6巻
前巻 『進撃の巨人』 第1巻・第2巻
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『進撃の巨人』 第1巻・第2巻 諫山創

やっと読みますわ


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はやばや実写化もされてしまった、いわずとしれた人気漫画
だいぶ前の週刊文春の記事で推薦されていて、気にはなっていたのだけど、ようやく読むことになった。ようはあんまり漫画を読まない人間ということですわ
舞台は地上に謎の巨人が闊歩する超近未来(?)。人類は巨人たちに追い詰められ、巨大な壁を築いてどうにか平和を保っていたのだが……

第1巻では突如、50mの壁を超える大巨人が現われ、城壁を破砕されてしまう。主人公のエレンは母親を失い、巨人たちへの復讐を誓うのだ
時は流れて五年後、怪力の幼馴染ミカサともに、巨人を倒すべく兵士となる
巨人には5mクラスから15mと大きさに個体差があり、見かけはそのまま真っ裸の人間。ただ、頭部を破損しても数分で元に戻るなど、強靭な再生力を誇り、唯一の弱点である首のつけねを一気に断ち切って絶命させなければならない
兵士たちは仕事人の秀さんのような戦い方が求められるので、ガスでワイヤーを射出しての高機動立体戦闘を訓練している。巨人との戦闘では、中国の武侠映画のような文字どおりのワイヤーアクションが展開されるのだ
戦いは峻烈を極め、名前ありで登場したキャラクターが次々に戦死! そして、主人公と思われた彼までもが……
50m型の巨人は、ナウシカの巨神兵を連想させる迫力だ

第2巻では、ミカサの獅子奮迅の戦いともに、彼女とエレンの過去に触れられる
ミカサには両親を殺されて犯罪者に誘拐され、エレンによって助けられた過去があったのだ。そこでエレンは強烈な正義感から犯罪者を殺傷し、ミカサもまた殺人を経験し生きる厳しさを知る。ミカサの怪力の謎は解せないが(苦笑)、彼女がアジアに出自があり(名前からして日本か)、「東洋人」はほぼ絶命状態であることが触れられる
エレンを失ったことを知ったミカサは、寸前のところで立ち直り、生き残った新兵たちともに決死の戦いを挑む
新兵たちは名前ありで描き分けられているものの、数が多すぎて読者が把握しきれないのが惜しまれる。キャラ付けする前に戦闘の連続で、死んでいってしまうのだ
連載がマガジンだからそれほどグロくはないものの、暴力描写で押している感は否めなかった
ともあれ絶望的な状況に巨人を食らう巨人が出現! まるでデビルマンのように口を広げて共食いを始める。そして、その共食い巨人が倒れたところから……

最初から「人類」と呼ばれる言葉が使われ、作品世界は現在(あるいは過去のどこかから)と通じる超未来と想定されているようだ
50mの壁を築く技術水準がありながら、都市生活は19世紀のヨーロッパで大砲や銃器もノスタルジックと人類に遺された技術はデコボコしている
広大な長城を築いていながら、あえて突出した街を築いて巨人を惹きつけるなど矛盾を感じるところもある。真田丸のような出城のイメージなのだろうが、描かれた構図だと出城間の距離がありすぎて連携がとれそうにないのだ
もっとも対巨人で、人間相手の戦術からうんぬんするのが野暮なのかもしれない
だいぶ続いているシリーズだし、細かい部分はほどほどに整理されていくのだろう


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