だいたい目玉の山車は書いてしまったので、まだ紹介していないところを中心に
1.瀧尾神社の龍頭
京都大丸には巨大な龍頭が飾られていた

東山の瀧尾神社のものであり、奉納したのは大丸・創業者の下村家。幕末の1839年に納められ、それ以来、大丸と瀧尾神社はなが~い付き合いが続いているのだ
そして、大船鉾の龍頭は、この瀧尾神社の龍頭をもとに復元されたとか

大船鉾の龍頭

大丸の近くには「函谷鉾」が。斉の孟嘗君が函谷関で部下に鶏の鳴き声をさせて、開門して難を逃れた故事をテーマにしている
山車により人気だったのは

浴衣を着たワンちゃん! 暑さのなか、四方に愛想を振りまいていたのであった
2.占出山の日本三景
占出山の山車はそれほど大きくなく、祭が始まった初期の形態をとどめたものなのだが



綴織が「日本三景」で、その上では36歌仙が描かれたゴージャスな綴織が!
36歌仙の存在に気づかず、画像に納められたのは無念
3.月鉾


四条通の「月鉾」には、月にちなんでかウサギが彫られている
見上げてばかりではアレなので、500円払って山車のなかを見てみることに


柱にはゴージャスに掘られた花の彫刻が。天井にも源氏物語を題材にした「五十四帖扇面散図」が貼られている
胴懸にはオスマン・トルコやムガール朝から伝来したという絨毯が使われるなど、月鉾は「動く美術館」の異名をもつそうだ
4.岩戸山
「岩戸山」は、言わずとしれた「天の岩戸」の故事をテーマにした山車


昭和、平成になってから復元されたり、奉納されたものが多いせいか、他の山車よりもきれいで、テレビの中継まで受けていた
夕食は以前にも行った、中華のお店「風枝」へ。烏丸通から、蛸薬師通へ進んだところにあり、祇園祭のときには行きやすい
祭のときにもそれほど混んでないので(失礼!)、グループでないなら予約なしでも行けるかも