![]() | グーグル明解検索術 (宝島社新書) (2006/04/27) 別冊宝島編集部 商品詳細を見る |
インターネットの時代で必要なのは、目的の情報を引きだす「検索力」だ!ということで、検索エンジン最大手「グーグル」の機能を活用するハウツー本だ
買ったはいいが大したもんじゃないと、積読の底に置いていたけど、読んでみるとそうでもない
中に書いてあることは、それこそググれば分かることかもしれないが、そもそも何ができるかを知らないと検索しようがないのだ
グーグルのあのシンプルなHOME画面から、こんなに多様な機能があるとは想像しがたいし、アナログ人間にはこういう軽いカタログがあったほうが分かりが早い
「そんなの使っていくうちに分かるだろう」というレベルの記事もあって(枚数稼ぎだろうか)ノウハウは期待できないものの、知らなきゃ使わないコマンドなども教えてくれるのでいざという時に役に立ちそうだ
読み終わったら、即ブックオフだろ、と思っていたが、手元に置いておこう
ただし検索される側のSEOという点では、物足りない
いちおう検索上位になる指標の一つとして、他のサイトからのリンク数が強調されているので、それがヒントになるぐらいだろうか
Readerのオススメサイトをみると、たいがい、そのジャンルの有名ブロガー同士でリンクしていて、グーグルの志向がグループ化を促進しているといえる
まあ、本書はあくまで使用者側からの活用をテーマにしていて、SEO対策は自分でググれというわけだ
最後の章に、グーグル以外の検索エンジン、便利サイトが紹介されている
なかでも驚いたのは、世界最大のインターネット図書館「Wayback Machine」の存在だ
なんと、1996年からインターネット上にある100億以上のホームページ(正確には850億以上!)をデータを保管していて、たとえ消されたとしてもここで検索することで見ることができるのだ
キャッシュだと画像が見られないことが多いが、これなら大丈夫というわけだ
逆に考えると一回ネットに上がったものは、ユーザーが拡散保存することを含めて消えないわけで、「忘れられる権利」など机上の空論というわけですな。あな、おそろしや
関連サイト Wayback Machine(インターネット図書館)