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『100%の闘争心 全日本女子バレーの栄光、挫折、そして再生』 吉井妙子

本編とあとがきでトーンが違いすぎ



2004年アテネ五輪。2大会ぶりに出場した女子バレーの代表チームでは何が起こっていたのか。選手たちの視点から見た戦いの軌跡を描くノンフィクション

著者はF1に始まって、オリンピック競技を中心にスピードスケート、野球、女子バレーなどを取材するフリーのスポーツ・ジャーナリスト
アスリート個人に肉薄した著作が多く、本書もアテネ代表のリーダーだった吉原知子を中心に選手の証言をもとに構成されている
スケジュールが合わなかったのか、断られたのか柳本監督への取材はなされておらず、その結果、監督が選手に浴びせた言動や采配が生のまま載せられてしまい、首脳陣批判になってしまっている
かの「ベンチアホ事件」のように報道すること自体は正しいのかもしれないが、その後の選手と監督の関係を考えれば、一時の感情、一方の意見に流された感は否めない
著者の監督や協会に対する感情にも波があって、あとがきに入るとずいぶんと落ち着いた分析が入っているので、最初から書き直しても良かったのでは思える内容だ

著者の思い入れで歪みはあるものの、監督と選手の関係にジェネレーション・ギャップは隠せない
柳本監督東洋紡オーキスで初めて女子バレーの監督となるが、男子バレー流の指導が災いし、部員24人中20人が辞めるという事態を引き起こしている
そこから認識を改め、監督2年目で∨リーグ優勝に導くが、怪我で苦しむ選手に対して、他の選手の名前を出して煽るなど、決めつけた態度で接しているように見える
若手は多いものの、完成度の高い選手が集まる代表チームの監督は柳本にとっても未経験で、試行錯誤したままアテネ五輪へ突入したと思われる
吉原知子を中心に自立し、成長していった選手たちに対して、ついていけなくなったような印象なのだ
まあ、この偏向気味のルポを読んでの感想であるが(苦笑)

本書はメダルを意識した選手やファンの空気に押されて、なぜメダルに届かなかったか、という論点をとってしまっているが、冷静に考えるとオリンピック5位という結果は妥当にも思える
2003年11月のワールドカップで5位オリンピックの最終予選通過後の戦いでテストしたとはいえ惨敗しているので、そこから巻き返したのは健闘といってもいい
そもそも最終予選通過後は、復活したバレー人気にあやかって試合がゴールデンタイムに中継され、柳本監督のドキュメントが撮られるなど環境が一変していて、チームの調子が狂った一因はここにありそうだ

飛行機の便がエコノミークラスで体が硬くなったことは、予算のないマイナースポーツではあるあるであり、女子バレーのアメリカ代表も同様の環境だったらしい
チームのトレーナーが手続きミスで選手村に入れないなど、五輪を遠ざかったゆえのミスも多く、協会も著者も認めるように、8年間の空白」を埋めるだけで大変だったのだ
松坂大輔のトレーナーが急遽、女子バレー選手を治療するなど、競技を越えた横の関係も描かれ、アスリートたちの素顔が映すものには違いない
取材対象へのめり込みを割り引いても、面白いルポだった




『嫌われた監督』 鈴木忠平

政治力はノムさんのが上?



8年間でリーグ優勝4回、ドラゴンズを日本一に導いた落合監督は、なぜ嫌われたのか。孤独な勝負師の実像に迫る

擁護する内容かと思いきや、単純なものではなかった
日刊スポーツの落合番の記者が書いた、落合と選手、コーチ、フロント、著者との8年間をたどるのだが、構成が面白い
章立てとしては、落合政権を支えた選手たちやコーチ、編成の人ごとに並んでいながら、「1人で来たやつとしか話さない」監督への単独取材を盛り付けつつ、政権が辿った浮沈を時系列に追っている。これが絶品で、そのときどきの事件と、それをきっかけにした監督や選手の変化がドラマチックに展開されている
川崎憲次郎の開幕登板、日本シリーズにおける山井大介の完全試合未遂、鉄壁の二遊間“アライバ”のコンバート、そして優勝争い中での本人不在の退任会見、そこからの優勝と、積み重ねられた取材と体験を通して、“落合という謎”に迫っているのだ

山井の交代に象徴されるように、勝利至上主義でファンを無視する監督、当時はそういったイメージが定着していた
しかし、実際には監督としての結果へのこだわり、野球人としての矜持の間で揺れている
それを垣間見せた数少ないシーンが、2007年の優勝争いでタイロン・ウッズと藤川球児の勝負。球児はストレートを投げ続け、それをウッズは決勝打にして、優勝へ大きく前進するのだが、著者は落合に球児がフォークを投げていればウッズを打ち取れていたのでは、ぶつけてみた
そのとき、普段はポーカーフェイスの落合が「そんな、ことはない。ピッチャーがそれを決めて投げたんだから、それがベストなのだろう」「お前がテストで答案用紙に答えを書くだろう? もし、それが間違っていたとしても、正解だと思うから書くんだろう? それと同じだ! そんな話、聞きたくない!」と珍しく激した
一流の選手が現場で下した判断、勝負勘に対する敬意は当然ながら、持っているのだ
山井の交代に関しても、2004年の日本シリーズにその伏線がある。第3戦に岡本真也が6回裏の1点差リードでマウンドに上がり、回またぎの7回にピンチを作ったところ、落合監督が立ち上がる
しかし、監督をキャッチャー谷繁元信サードの立浪和義が止め、交代を止めてしまったことがあった。結果、同点打のあとに西武のアレックス・カブレラの決勝ホームランを許すということがあったのだ
この山井の完全試合未遂については、この岡本真也の視点から描かれおり、山井も日本一を決めるマウンドはクローザーの岩瀬仁紀が望ましいのでは、気を遣った部分もあったようだ

落合は監督になった時点から、嫌われていたのには驚いた。それは「オレ流」と呼ばれる自分のプロ意識を貫いたゆえに、マスコミに対する距離感があり、名古屋という街に溶け込んでいないからだろう
退任の大きな要因として、中日新聞社が創立から抱える派閥抗争がある。同社はもともと大島宇吉による新愛知新聞小山松寿による名古屋新聞が、戦時下の1942年に合併してできあがったものだった
以来、大島派と小山派の対立は続き、星野仙一は大島派のオーナーの寵愛を受け、落合は小山派の白井オーナーの強い支持を受けていた
2011年の退任は、不況から来る新聞社の資金力や観客動員の低下を小山派に負わせようとする大島派の逆襲と捉えることもできる

ただ中日のスカウト部長・中田宗男の章では、即戦力に偏る落合の方針への異論が提示される。今中慎二などの高卒のスター選手を発掘してきた中田は、2008年のドラフト東海大相模の大田泰示を押すものの、落合は社会人の野本圭を求める
008年の時点でドラゴンズのレギュラーは星野時代に獲得とした30代前後の選手ばかりであり、将来の暗黒が予想されていた
本書では触れられないが、2013年にゼネラルマネジャーとして就任し、大幅コストカットに成功しつつ、特に野手で柱になる選手を作れなかった
ドラゴンズの低迷、とくに営業面や資金力のことで歴代監督を責めることはできないが、GMとしての評価については違う角度の検証が必要だろう



↑装丁は似ているけど、出版社は違うし、本書とは関係のない別物なので注意

『サラリーマン球団社長』 清武英利

こんどは阪神が育成で勝つ時代に……なったら、いいなあ



旅行業から阪神タイガースへ出向した野崎勝義。東洋工業の経理から広島カープへ移った鈴木清明。野球の素人だった彼らが、いかにどん底の球団を変えていったか。オーナーに仕える「サラリーマン社長」の苦闘を描く

阪神タイガースの2003年・2005年の優勝広島カープの2016から2018年の三連覇を裏から支えた経営者に焦点をあてたノンフィクション
厳密には、鈴木清明は球団本部長であり、松田元が社長兼オーナーを務めているのだが、実際には鈴木が「球団社長」のような役割を果たしており、このタイトルがつけられたそうだ
優勝から遠ざかった「どん底」球団ではあるが、二人の置かれた状況はずいぶん違う。松田オーナーとの信頼関係の厚い鈴木に対して、野崎は人気球団でも旧弊に囚われて改革意欲に乏しい組織に放り込まれてたし、タイガースには資金力があったが、カープはFA宣言した選手を引き留められず、育成一本でいかざる得ない
作者は巨人の球団代表兼GMを務め、実地で二人のことを見知っており、自身の経験からも伝統ある組織での挑戦、オーナーに振り回される苦労が身に染みるのだろう。おらが球団を愛したサラリーマンへの賛歌となっている

野崎が入った1996年の阪神タイガースは、観客動員200万人割り、暗黒時代に突入していた
野崎は早々に、就任一年目の藤田平監督を解任する仕事を任されるが、監督が観念しているいう話とは裏腹に、「オーナーに数年任される約束が破られた」と納得せず、早々に球団のええ加減さを思い知らされる
そもそも客さえ甲子園に入れば成績は気にしないという、球団軽視の思想が染みついていて、球団が黒字のときは電鉄本社に資金が吸いとられる構造があった
とはいえ、営業成績が落ちたことで久万オーナーの危機感も高まり、いよいよ電鉄の金庫を開ける覚悟を決める。秘かにヤクルトを辞めたばかりの野村克也と連絡をとり、その招聘に成功する
野村が来たことで、ドラフト候補の半分しかカバーしていない阪神スカウトのぬるま湯体質が指摘され、野崎はフロントにもメスをいれる改革に乗り出した
デトロイト・タイガースでGM補佐を務めていた吉村浩を登用して、スカウトすべきドラフト候補たちを数値評価して情報を共有する「情報管理トータルシステムを運用しようとしていた。日本球界初の試みとなるはずが、パソコンに慣れないスカウトたちに反発を受け活用されず、吉村は北海道ファイターズに移り辣腕を振るうこととなる
2001年に球団社長に就任すると、サッチーの脱税疑惑で野村監督は辞任し、星野監督が誕生。2002年シーズン中に、広島の金本知憲とヤクルトのペタジーニ獲りを仕掛け、結果ペタジーニは巨人へいったものの、金本や伊良部秀輝など積極的な補強で、2003年、2005年の優勝を果たした

対する鈴木のカープは、オーナーと一体となった経営、カープの育成の伝統を守ったにも関わらず、優勝からは見放され続ける
オーナー肝いりで始まったドミニカ・アカデミーは、鈴木が現地に飛んで環境を整えるや、リーグでは他国のアカデミーを圧倒。ロビンソン・チェコに後にメジャー2000本安打を打つアルフォンソ・ソリアーニらを日本球界へ送り出すが、その後の契約でもめることが多かった
三村監督時代には、日本人野手を中心にした強力打線を誇ったが、1996年には最大11.5ゲーム差をつけて巨人にメイクドラマを許す
そして1999年オフに江藤智が、2002年オフに金本知憲が、2008年には新井貴浩と黒田博樹がFAで流出したこと、ドラフトの自由獲得枠でマネーゲームが過熱したことで、資金力に乏しいカープは低迷することとなった

そんな境遇の違う野崎と鈴木が交わるのは、オリックスと近鉄の合併に端を発する「1リーグ構想巨人の放映権を他の球団で分け合う形では、広島のように資金力のない球団は存亡の危機に瀕してしまう
2004年にセリーグ理事長になっていた野崎は、球団の消滅はプロ野球ファンの消滅と考え、1リーグ制に肯定的な久万オーナーをよそに2リーグ制維持」を巨人以外の球団に説いて回る。最終的には星野仙一シニアディレクターをして、久万オーナーを説得し、楽天の新規参入、2リーグ制の維持につなげた
ドラフトに関しても、戦力均衡の観点から完全ウェーバー制を主張、2006年に希望選手枠制度(旧・自由獲得枠)を廃止することとなった。育成選手の制度に関しては、著者と鈴木が進めていたそうだが、資金力のある球団が有利になると反対していたそうだ
ドラフト改革後に2006年に曾澤翼2007年に丸佳浩と、カープ三連覇を支えた高卒選手が続々と入団し、鈴木がFA、引退を引き留めた緒方孝市が監督として25年ぶりのリーグ優勝を飾ることとなる。その優勝パレードでは、親の遺影を掲げるファンが多く見られたそうで、市民球団としての歴史を感じさせられた
本書では、ノムさんの驚異的な‟政治力”、消えたトレード話(中村武志←→桧山進次郎!)など意外なエピソードも満載であり、球界の裏側をみてとれる

『参謀』 森繫和

阪神で落合監督が実現するなら、この人ももれなくついてくる?



8年でリーグ優勝4回、日本一1回を果たした落合中日を支えた名参謀の哲学

以前読んだ落合博満の本『采配』の姉妹本みたいな内容だった
初出の単行本は2012年4月で、中日ドラゴンズは落合政権後の第2次高木政権がスタートしたばかりの時期。文庫本は2014年3月で、その第2次高木政権が終わり、落合博満を球団初のGMに正捕手・谷繫元信をプレイングマネージャーにしてスタートしたシーズンだ
著者は谷繁政権にヘッドコーチを務めることとなるが、本来は落合が再び監督につくと思って引き受けたらしい
『采配』が監督を立場とする指揮官視点ならば、本書は投手コーチ、ヘッドコーチといった「中間管理職」としての組織でのあり方、振る舞い方が語られる
とはいえ、人柄を反映してお堅いものではなく、山井の完全試合未遂などベンチ裏の際どい人間関係に触れられるのがうれしい


根本陸夫から継いだ親分肌

森繫和は、駒澤大学からロッテのドラフト1位指名を蹴って、住友金属へ入社。1978年に落合博満ともにアマチュア野球世界選手権に選出された
同年のドラフトで西武ライオンズの1位指名を受け、広岡監督のもとでリリーフに転向し1983年には34セーブ(当時の日本記録)を上げ連覇に貢献した
プロ入り後に影響を受けた人間としてあげるのが、入団時に監督と同時に球団管理部長を兼務した根本陸夫。常勝西武ライオンズを築いたGMのような存在の根本は、幅広い人脈と親分肌の人情を持ち合わせていて、そのキャラクターは指導者としての森と重なってみえる
その受け継いだ面倒見の良さは、海外の人脈作りに生かされる。優勝した2004年のシーズンオフに初めて、ドミニカへスカウトに出かけるが、そのときに世話になったのは、西武→巨人で活躍した‟マルちゃん”ことドミンゴ・マルティネス
昔、西武でいっしょだったトニー・ミューサーがデトロイト・タイガースの巡回コーチをしていたなど、現役時代から彼らを‟ガイジン”扱いせず、付き合ってきたことが自らが海外へ出てきたときに大きな助けとなった


情報統制の徹底と内紛の火種

落合中日の強さのひとつとして、強調されるのは情報統制の徹底
コーチ陣に対しても、チームと選手を守るために漏洩はタブーとし、それを破ったものは配置転換、退団も辞さなかった。オーナー企業が中日新聞とメディアであるからこそ、OBにはそのしがらみに囚われるものが多く、どうしても森の出身である西武OBから引っ張ってくるケースが多かったそうだ
落合監督が優勝して辞任を余儀なくされたのも、オーナー本人の支持はあれど企業側との対立があったからだろう
その一例に名指しこそ挙げられていないが、鈴木孝政との関係スタッフ発表の会見で「ヘッドコーチ」と紹介されたことを、落合監督に即、訂正されて1軍投手チーフコーチでスタートしたものの、2軍投手コーチへ降格しオフに退団を余儀なくされている。鈴木は監督ではなく、球団から3年契約のヘッドコーチという話で受けたらしい
(ちなみに鈴木は落合政権後の2012年に2軍監督に就任するが、落合GM-谷繁監督の体制になって佐伯貴弘にその座を追われている)
この一連の動きには、中日元OBと落合体制との対立が見て取れ、あれだけ強かったドラゴンズがその後低迷した原因が分かる気がする
今、阪神ファンの間に落合待望論が沸いているが、呼ぶならその体制から揺さぶられるのを覚悟するべきだろう。勝とうと負けようと、客は入るのだろうけど(苦笑)


関連記事 『采配』



『阪神タイガースの正体』 井上章一

先週、首位陥落。まだだ、まだ終わらんよ



関西を代表する人気球団である阪神タイガースは、いかにして今の地位(?)を築いたのか。トラキチを抜けられない著者が、戦前からその歴史を振り返る

国際日本文化研究センター所長にして、様々な風俗から日本文化を探究する異色の著者が、自身を捉えて離さない阪神タイガースについて語り尽くしたものである
初出が2001年と、1992年の2位から続く大暗黒時代の末期に書かれており、本来の作風よりはかなり冷めた視点で書かれていた
トラキチであるがゆえに、たとえ弱かろうと僅差の試合が続くと著述に身が入らない(笑)とか、あとがきで反省しているように、取材時間が短くて各球団が記録する‟正史”や同時代の雑誌や著作からの引用も多い
事実から真相が導き出されている部分と、推論でくねくねしている部分があって、凸凹した内容なのだが、人気球団でない頃の阪神タイガースがここまで見も蓋もなく語られているのは珍しい
タイガースファンなら一度は目を通しておくべき本なのだ

阪神タイガースは読売ジャイアンツに続く2番目に古い球団として知られているが、だからといって当初から巨人がライバル球団というわけでもない
戦前の阪神(当時は大阪タイガース)は、巨人と互角の成績を分けてはいたものの、ファンから特に宿敵の構図があったわけではなく、むしろ同じ電鉄会社がオーナーの阪急相手のほうが盛り上がっていた
戦後に2リーグ制が始まったときに、巨人との因縁が深まる。毎日新聞をスポンサーとした毎日オリオンズが加入する際に、初代コミッショナーにしてジャイアンツのオーナーである正力松太郎は、巨人と毎日という新聞社がスポンサーの2チームが二つのリーグを盛り上げていく構想をぶちあげた
しかし、正力のおひざ元である読売新聞は、競合相手の毎日新聞を育てることへ反発。毎日プラス西日本の電鉄会社で発足しようとしているパ・リーグから、阪神を引き抜こうと画策する
そして、阪神は土壇場でセ・リーグ入りを決め、毎日は報復とばかりに阪神の主力選手を引き抜く。それでも巨人戦というドル箱を抱えた阪神は、電鉄会社をスポンサーとした唯一のチームとして生き残っていくこととなるのだった

毎日に主力選手を引き抜かれた阪神は成績が低迷し、1950年代はパ・リーグの南海や西鉄に打倒巨人の役目が委ねられる。甲子園ではナイター設備が整っていないことから、大阪球場にセ・パの試合が組まれることも多かった
阪神の人気が高まるのは、巨人のV9時代巨人の対抗馬として注目され、法政大学のスター、田淵幸一が王貞治の14年連続本塁打王を阻止するなどの活躍を見せた
著者はその頃の阪神に、絶対王者の巨人へ果敢に挑む(そして敗れる)、反体制のヒーローが仮託されていたという。タイガースファンである作詞家・阿久悠の小説『球心蔵』は、シーズン最終戦に村山監督が長嶋監督を殴って球界を追放され、岡田彰布監督が晴らすという筋書き(爆)。阪神は巨人という体制に挑む赤穂浪士なのである
初出は1997年ながら、1959年の天覧試合から始まる阪神の役割が凝縮されているようだ

しかし近年、巨人が絶対王者といえなくなっていくと、阪神の役割も変化していく
1985年の優勝で巨人に依存しない人気を手にすると、お家騒動などがコントのようにメディアのように取り扱われるようになった。お笑い要素が加わったのである
1980年代の自立した人気は、掛布雅之らのⅤ戦士たちもさることながら、偏向を決意した関西メディアの働きがかかせない。兵庫県域の地方テレビだったサン・テレビがタイガースべったりの野球中継を始め、朝日系のABCラジオが中村鋭一の「おはようパーソナリティ」で阪神推しを貫いた。中村鋭一は阪神ファンのシンボルとして扱われて国政に転じ、その路線は道上洋三に受け継がれていく
著者によると、こうした関西メディアに茶化される阪神タイガースを、お笑い文化でしか東京に勝てなくなった大阪を象徴しているとする
チームが人気を確立するのに優勝という神話が必要なのだが、笑い要素によって人気が増幅されてしまった阪神は、もはや純粋な強さを求められる存在でなくなっている。前半戦独走しただけで、「あかん、優勝してまう」などの番組が平然と作られる状況こそが、最大の足かせなのかもしれない


『超一流 プロ野球大論』 野村克也 江本孟紀

球界へのまさに遺言


超一流 プロ野球大論 (一般書)
野村克也 江本孟紀
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希代の野球人は最後に何を言い残したのか。1973年、南海を優勝に導いた黄金バッテリーよるプロ野球論

先月亡くなった野村克也“もの言う解説者”江本孟紀との最初で最後の対談。著書の多い二人なので、これが初めてなのは意外だった
対談は前年秋から行われ、ちょうど原稿のチェックが済んだところに訃報が届いたという。序文を野村監督が書き出し、末尾に知らせを聞いた江本氏がまとめる悲痛な構成となっている
内容は9イニングになぞらえた9章構成で、おおよそプロ野球に関するすべてが語られている。対談はかなり盛り上がったようだが、12球団の振り返りとその前途の項などはあっさり終わっており、割愛された部分も多そうだ
とはいえ、実利的な江本氏の視点が入ったことで、阪神の監督就任が「監督の話題がビジネスになる」と阪神経営陣に気づかせたなど、普通のノムダス本にはない色が引き出されている

両者でもっとも評価を分かつのが、巨人の原監督の評価だろう
何の苦労もしていないお坊ちゃま監督とする野村監督に、江本氏は1次政権を二年目で降ろされたことを上げ、その屈辱を乗り越えたことを評価する。「ジャイアンツ愛」を掲げていた原監督だが、球団そのものには愛憎半ばする思いがあるのだ
主力は補強するが、脇役は育成枠からリリーフの鉄人・山口鉄也、貴重なつなぎ役の外野手・松本哲也をピックアップし、三次政権でも“とび職”から育成枠を経た増田大輝を使うなど、若手育成の実績もある。これには野村監督も、4年ぶりの復帰で即優勝は大したものと、素直に認めた
原監督は長嶋の後継者として大きすぎる期待を背負わされ、選手時代に「チャンスに弱い」「本来は三番向き」とか酷い言われようをされていた。そのプレッシャーとの戦いが巨人の監督という、これまた大きく期待されるポジションを務めあげるまで大きくしたと管理人は思う
巨人以外のチームで成功するかは微妙だが、余人に巨人の監督が務まるかというとこれまた大変なのだ
ちなみに、江本氏は落合監督はぼろくそ(笑)。中日に「負の遺産」しか遺してないとか、言葉少ないのはボキャブラリーに自信がないからだとか。正直、あんまりしゃべってもらえないからではなかろうか

この二人から聞きたいエピソードといえば、江夏豊との世紀のトレード

野村 ……75年のオフ、吉田義男監督(阪神)から電話がかかってきた。
   「江夏、入りまへんか」
   「江夏という名前の投手が、阪神には2人おるんですか?」
   「いや、ホンマ。手に負えんわ。ノムさんなら、うまく使いこなすやろ」
江本 トレードの話、結構軽いノリだったんですね。
野村 「交換要員は江本が欲しい」(吉田監督)
   南海の球団社長に報告した。
   「それ、余計いいじゃないか」
江本 嫌われ者同士ですか(苦笑)。僕は阪神に売られたわけですね(笑)
野村 そりゃあ、大投手・江夏豊に釣り合うのは江本孟紀しか、おらんやろ。
   ただ、江夏は肩とヒジを壊していて、先発完投は無理だった。
   普通に考えれてみれば阪神がトレードに出すわけないよ、あれだけの投手を。阪神は隠していたんだな(p86-87)


そのほか、南海の監督を辞める際に、「女を取るか、野球を取るのか」と迫られた話。野村監督は「恥ずかしながら女を取ります。仕事はいくらでもあるが、沙知代は1人しかいませんから」と答えたとか
今年なくなった大投手・金田正一に関しては、ロッテ監督時代、優勝の望みがなくなるとゴルフ場から直行するエピソードを。遅刻して試合途中にベンチに座り、スコアボードを見て「なんや、もう負けてるのか」
球界の噂としてあることを、当時者の証言として読めるのは貴重。今後、こういう機会はなくなってしまったのだから……

『野球の正論』 江本孟紀 里崎智也

初出は2019年10月。野村監督への愛なるコメントも


プロ野球解説者「無敵バッテリー」がゆく 野球の正論
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今の野球界はどこがおかしい!? 歯に衣着せぬ解説者バッテリーによる提言

野村監督の南海ホークスで優勝胴上げ投手となり、阪神で「ベンチあほ事件」で引退した“もの言う解説者”江本孟紀と、ポストシーズンからの二度の日本一、2006年にWBCの正捕手として世界一に導いた里崎智也の対談である
監督、コーチへの野心がなく、世間への忖度ナッシングの二人が揃うと、野球界を巡る問題もシンプルに見えてくる
テーマは多岐に渡るものの、論調をひとことでまとめれば反メジャーアメリカのベースボールで正しいとされることへの懐疑
例えばセイバーメトリクス。単にデータを集められても実戦では使えず、最前線にいる選手が必要な情報だけを選び取らねばならない
失敗の具体例として、横浜ベイスターズのラミレス監督が挙げられ、各チームに連勝連敗が多かったのも、データ依存が原因ではと指摘する

19年の夏に話題となったのは、「令和の怪物」佐々木朗希が岩手県大会決勝で登板せず、チームが甲子園出場を逃した一件
二人は佐々木の素質を認めつつも、大船渡高校の國保監督の決断に疑問を呈する
里崎氏は4回戦で12回194球も投げていたことを指摘。投げさせ過ぎて肩を壊すのが嫌なら、なぜそこまで投げさせたのか
決勝で投げさせなかったのは、マスコミに注目されて学校も監督も故障したときの批判が怖くなったのではと推測する
「球数制限」に関しては、まずその科学的根拠を求める。高校野球でプロ級の素材が潰れるといわれるが、その一方でダルビッシュや田中将大などメジャーで活躍するエースも現れる。その違いはなんなのか
そんな高校野球をくぐり抜けてプロでも活躍したOBは「球数制限」を唱える前に、壊れない体づくりを伝授してもらいたいというのだ
話は既存の体制の変革までに及ぶ。「球数制限」にこだわる高校野球の組織と既存の高野連に分かれて、どちらかを高校球児が選べばいいのではとも

そのほかにも、いろいろなネタを粉々に叩き斬っていく
大谷の二刀流が成功したのは、そもそもエンゼルズにDH専門の打者がおらず、またその環境を大谷が選んだからだという(それでも大リーグに二刀流専門の枠を作らせたのは、衝撃だと思うが)
鳥谷の進退に関しては、シーズン中にもれたのが阪神らしいとしながら、辞めたあとのことも考えて江本氏は引退を勧告する。それに終わらず、巨人の中島や岩隈にも返す刃が及び、戦力にならないのなら若手のために席を開けるべきという
3軍制には、若手を伸ばすためには必須。2軍には1軍で通用しない選手、調整目的の選手が試合に出るため、新人や育成上がりの選手に経験を積みにくい。絶対に落ちたくない“3軍”を作って、這い上がらせるべきなのだ
そして、矛先はNHKへも。日本の人気選手の参入により強気になったMLBは、一説には「5年300億」ともいわれる莫大な放映権料をNHKに払わせているというのだ。その元をとるために、NHKのスポーツニュースはメジャーの日本人選手を優先的に流しているのではないか……
しかしその内容は、個人のプレイが主でチームの成績はついで。これで本当に野球を伝えているつもりなのか。「N国党」はこれを指摘せよと結んでいる

『プロ野球 堕落論』 野村克也

ノムダスは永遠なり


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2019年の巨人独走Ⅴは、“プロ”の監督が原因!? 今こそ求められる名将の条件

2019年のシーズン終盤に執筆された新書で、内容はセ・リーグが中心。原監督が三年で復帰し、本来、不向きとされる外野手出身の監督が増えたのは、「球界に監督になるべき人材が枯渇しているからだ」と警鐘を鳴らすものだ
特に紙数が割かれるのは、巨人と阪神である
原監督に対しては、かなり辛口。四番・岡本にバントさせるのを、セオリーを無視した監督のスタンド・プレーであり、選手より目立とうとしているのではないかと指摘する
矢野監督に関しては、捕手出身として好意的なのだが、矢野ガッツは全否定(苦笑)。監督には適度な距離間が求められ、媚びても憎まれてもダメなのだ。選手を率いるには、若々しさより落ち着いて老成した風格が求められるとする
他球団にもそれぞれ項が立てられていて、ヤクルトでは小川監督に殉じる形で宮本慎也ヘッドコーチが辞任することを惜しんでいる。なぜ、球団は引き留めなかったのか!?
ラミレス監督をデータ重視も現実の状況が理解できていないと一刀両断、意外に与田監督を起用した選手が目を出したと評価し、「おまえ騒動」だけが残念としていた

野村監督が手本として掲げる昭和の名将5人が、南海の鶴岡一人、西鉄の三原脩、巨人の水原茂と川上哲治、阪急・近鉄の西本幸雄
近鉄に悪い伝統を残したという西本さん(ノムさんの偏見だけど)が入っているのは意外だろうか
直近で接したのは、「グランドに銭は落ちている」の鶴岡監督で、なかなか褒めてくれないので少し声をかけられただけで自信を持てたという。有名な育成の三段階「無視、称賛、叱責」は、ここから来ているのだろう
指導者になって意識したのは、V9の川上監督。現役最後の球団、西武ライオンズで同世代の名捕手・森祇晶から、ミーティングで人生哲学を語っていたと聞き、「野球選手である前に人間である」という人間教育の重要性を学んだという
それだけに、2016年の野球賭博事件で巨人の選手が関わったのには怒っている
最後の章では最近の野球についてもアレコレ。「リクエスト」は野球の流れを断ち切るし、「申告敬遠」はドラマを奪う
ちなみに新庄の敬遠球を打ったサヨナラヒットは、新庄が事前に打撃コーチ・柏原純一に話して「おれはホームランを打った」と聞き、野村監督に許可をもらったあとに敬遠球を打つ練習をしていたそうだ
何事も準備が大事なのである

『セイバーメトリクスの落とし穴』 お股ニキ

「おまた」というと、松嶋菜々子のCMを思い出す


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野球とはなんだ? 野球クラスタにおける“最強の素人”が追究する野球の新常識


新書にありがちだが、タイトルに偽りありである(苦笑)。セイバーメトリクスに対する批判は、球団経営から野球文化を語った終盤にあるだけで、全体としては野球全般について著者の見解が述べられている
そもそも日本の球界やファンにセイバーメトリクスが浸透したとは言い難く、むしろ旧態依然とする「勝利至上主義」のアマチュア野球や、古い経験則に縛られた指導法・采配を問題視する
セイバーメトリクスへの批判は、主に経営陣へ学歴エリートが入り込んだメジャーに向けられたもので、日本の野球に対しては非合理を、メジャーに対しては行き過ぎた合理主義を非難するという、二正面作戦を行うのが本書なのだ
とテーマは散漫だが、ダルビッシュも認める研究家だけあって、日米を問わない野球知識は博識で、技術論にとどまらず監督、経営論と常識にとらわれない提言がなされている

管理人が目から鱗だったのが、ピッチング論全般である
まずストライクゾーンに関するもの。ルール上、ストライクゾーンはベースの上にある長方形の空間であるはずなのだが、実際に審判が手をあげる球を分析すると、楕円形・ひし形に近い。人間の目で高速で回転のかかった球を判定するのは難しく、四隅はボールと判定されてしまうのだ
日本人が挑戦し続けたころは、日本より外に広いと言われるメジャーのストライクゾーンも、審判の正確さを判定する投球トラッキングデータが導入されてからはよりルールに近い形となり、日本より狭くなったという
変化球についてもディープに切り込んでいて、ストレートを「シュート回転しながらホップする変化球と表現する。直球と変化球を反対語と捉えると「はて?」と首をかしげてしまうが、そもそも人間は完全な真上からはボールを投げられない
なので、人が「シュート回転の少ないストレート」を投げるには、手首を立てるなどの工夫をしなくてはならない
右投手のスライダー右打者から遠ざかるように見えるのは、シュート回転するストレートを「真っすぐ」と認識しているからで、実際のスライダーは重力にひかれて放物線に近い軌道を描いていたのだ
ゲームのパワプロなどで表現されていることは、あくまでファンタジーなのである
厄介なのが、変化球の判別そのものがプロでも難しいのと(投げている本人が誤認することも!)、アメリカのツーシームが日本でシンカーと呼ばれ、日本のシンカーがアメリカではチェンジアップにあたるなど、日米で認知のされ方が違うことだ。この辺は、日米共通の「球字苑」を作れないだろうか

バッティング編では、フライボール革命からプロ野球の将来が見える
打撃技術の発達から、大柄な選手でなくても長距離打者が生まれるようになり、打撃の優勢に対して投手はより長身の選手が豪速球とスラッター、スプリットを投げ、一人の投手の投球回数は少なくなる
強打の二番バッターへの対抗策として、一回限定でパワー・ピッチャーを登板させる「オープナー」が登場し、結果的に長打か三振かという大味な野球にメジャーは回帰している
アマチュアの負けられないトーナメント制から生まれた、日本のスモールボール偏重にも問題はあるが、合理主義を追求して個人技の野球に回帰するメジャーのビッグボールも味気ない
作者よりはるかに識見に乏しい管理人の意見としては、遅まきながらスポーツ界も少子化やオリンピックをきっかけに旧弊を改める動きが出ており、周回遅れを利用してメジャーの変革の良しあしを吟味して、いいとこ取りしていけばいいのだと思う
著者が多用する大局観は囲碁や将棋などでよく使われる言葉。野球にも感想戦を話が出ていたので、将棋ファンでもあられるのかな?


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『由伸・巨人と金本・阪神 崩壊の内幕』 野村克也

こんなタイトルだが、巨人の監督には松井秀喜を推す


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広島独走の原因は、頭を使わない野球にあり。外野出身の監督が増えたプロ野球界への警告
2016年8月が初出で、本書は同年における金本阪神と高橋巨人の低迷の原因を分析することから始まる
阪神に関しては、虎番記者に代表される関西マスコミが癌とするなど、『阪神タイガース暗黒時代再び』とかぶる内容が多いものの、自らと同じ外様からの就任ということで、金本監督へは改善を期待した批判がなされている
巨人の高橋監督には、なぜ監督にしたか分からないと手厳しい。12年間の長期政権ながら、これという後継者を育てられなかった原辰徳前監督が俎上に上る
話はノムさんの好き勝手に飛び、話題は巨人阪神にとどまらない。東映フライヤーズの殺人的なホーム突入、サインを覗いた者勝ちといった昔の野球から、最後の方には監督でチームが変わる時代ではない」という衝撃のボヤキが待っている(苦笑)

本書で展開されるのは、「外野手監督に名将なし」の持論。ノムさんの野球観は、捕手>内野手>投手>外野手とポジション別のヒエラルキーがある
理屈としては、外野手は守備の時間で一球ごとに考えることの少なさにある。考えている人は考えているのだが、多少変な場所に守っていても、コーチからの指示で修正すれば済んでしまう。守備の負担の少なさは、打撃に専念できる環境なのだが、考えずに済むという条件が監督には不向きというわけだ
もっとも名将なしの持論は、ノムさんの「名将」の条件が高いからで、鵜呑みにはできない。選手の力を引き出すだけでは足りず、その人間教育もできなければならないし、接戦を抜け出すだけの頭脳や野球知識も持たなければならない
要する能力は多様なので、どのポジション出身の人間でも大変な基準なのだ。これを満たした人間が過去何人いるだろうか
広島の緒方監督は、今後の成績如何では「名将」入りするだろうし、日本ハムの栗山監督もなんだかんだ何年かに一度は優勝している。「外野手に名将がなし」といっても、愚将ばかりともいえず、世間的にはなかなか受け入れられない持論だろう
ノムさん怒りの矛先は、外野出身の監督そのものというより、選手の能力と勢い任せの「考えない野球であり、その場限りの補強に走る名門球団のフロント。今、名捕手という存在がいなくなったのは、その結果といえよう


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