fc2ブログ

カテゴリ0の固定表示スペース

カテゴリ0の固定表示スペースの本文サンプルです。
テンプレート使用時に削除してください

カテゴリ1の固定表示スペース

カテゴリ1の固定表示スペースの本文サンプルです。
テンプレート使用時に削除してください

カテゴリ2の固定表示スペース

カテゴリ2の固定表示スペースの本文サンプルです。
テンプレート使用時に削除してください


【プライム配信】『この動画は再生できません』

とある配信で話題にのぼってましたので


『この動画は再生できません』は、テレビ神奈川で流されていた深夜ドラマ
シーズン1は、前半の“出題編“後半の“解答編”に分かれているのだが、放送された当時は、まず「問題の動画」部分だけが流されていた
4つの問題動画を4週に渡って流され、いわば、投稿動画をなんの前触れもなく、どんと視聴者に投げかけられていたのだ
その後、ヒントつきの同じ動画を流し、その後の“解答編”主演であるお笑いコンビ・かが屋が正解にたどり着くという、なんと遠大な構成だろう
視聴者は解答編が見られることで、ようやく、シリーズ全体が把握できて、いわばシリーズの構造自体が最大のミステリーとなっていた
これ、リアルタイムでちゃんと追ってハマれた人間は、かなりのカタルシスを得たのではないだろうか

配信では、“出題編”と“解答編”を合わせた各26分の尺となっている
初見だと、前振りの動画が長くて、なかなか主役が出てこないと思ってしまう
しかし、その前振りが投稿動画の体でちゃんと作られているので、どこで怪奇現象が発生するのか、と緊張感をもって見れてしまう
投稿主側のやらせや細工も混じるので、どこまでが真、なにが嘘かと考えさせられるのだ
“解答編”は、オカルトライター鬼頭(賀屋壮也)に送られた動画を、編集マンの江尻(加賀翔)が動画製作の知識と洞察力で真相にたどり着くという内容
その編集部屋の中で解決してしまうので、あっさり感じてしまうが、尺と予算を考えれば仕方なしか
真相が見えたところで、後ろでガタッと音がして、「誰か来たようだ」と思わせるところが、定番のお約束を守っていて微笑ましい

2023年にシーズン2が放送され、そこでは配信と同じ、出題と解答がまとめられた構成のよう
そして今では、劇場版の製作が発表されて、どこまで変わっていくかが楽しみだ



【NETFLIX】『トップガン マーヴェリック』(2022)

エースコンバットな曲芸も




米海軍のなかで唯一3機の撃墜記録を持つ男、“マーヴェリック”、ピート・ミッチェル大佐(=トム・クルーズ)は、将官にはならず、現場主義を貫いていた
無人機開発を進めるケイン少将(=エド・ハリス)の前で、極超音速テスト機マッハ10の飛行に成功後、墜落したことから飛行禁止になりかける
しかし、「トップガン」時代のライバル兼親友、“アイスマン”トム・カザンスキー海軍大将に乞われ、ノースアイランド海軍航空基地にて「トップガン」の教官となる
次の困難な作戦の候補生に、亡きグースの息子、“ルースター”ブラッドリー・ブラッドショー(=マイルズ・テラー)がいたことに困惑するが……

ネトフリで見られたので、契約しているうちにと。アマプラだとレンタル料金がかかるのは、契約の都合なのだろうか
あまりにも有名な前作が1986年公開で、そこから36年経ての続編
作品内でも30年過ぎていて、マーヴェリックの地位も大佐。あのアイスマンは、なんと艦隊司令官となっている
訓練される機体も、F-14トムキャットからF-18ホーネットへ変わるが、青春映画の雰囲気は健在。年がとれないマーヴェリックと候補生たちとの関わり合いは時の流れを感じさせない


ならず者国家はイラン?

本作での作戦は、国際条約に違反するウラン濃縮プラントの破壊
ウラン燃料が持ち込まれる前の先制攻撃であり、F-14を保有することから、その“ならず者国家”はイランを連想させる
もっとも、第五世代戦闘機の保有は確認されておらず、F-14の存在も終盤のファンサービス的展開のためでもあるが……
作戦の第一段階に、空母からトマホークを空軍基地に発射するなど、海軍の協力を仰いだ作品だけあって、これまでのアメリカの先制攻撃論を正当化するものととれる


グースの死を越えて

前作ではマーヴェリック亡き父の死への複雑な感情があったが、本作においては、前作におけるグースの死が、マーヴェリックとルースターの間に横たわる
マーヴェリックは、グースの妻(前作ではメグ・ライアン)が死に際に「息子をパイロットにしないでくれ」と頼んだことから、ルースターの海軍兵学校への願書を取り下げた過去もあった
現場の軍人として成熟しつつも、教官職に苦手意識をもつマーヴェリックが、負い目を乗り越えて、グースに代わって親になれるかが試されるのだ
その苦闘は、トム・クルーズが俳優として置かれている状況にも重なって、いい味を出しているのではなかろうか
それはさておいて、マーヴェリックがトム猫に乗って世代の違う戦闘機と戦い、活躍の場を奪われた“ハングマン”が最後にいいところを持っていくなど、男の子ごころをくすぐる娯楽映画なのでありました

【NETFLIX】『サイバーパンク:エッジランナーズ』 第9話・第10話

デイビッド「母さん、見てよ。アラサカ・タワーのてっぺんだよ」


<第9話 人間らしさ>

ルーシーを捕らえたファラデーは、キーウィを利用して、アラサカのトラクター襲撃を持ちかける
陽動作戦もあって、本命のトラクターを確保するが、それはなぜか無人!
そして、中にはアラサカの最高機密「サイバースケルトンが載っていた
アラサカを狙ったミリテクの大部隊が迫るなか、デイビッドはルーシーの通信「サイバースケルトン」の装着を求められるが……

ついに「サイバースケルトン」の全貌が明らかになった
いわゆる強化外骨格(パワードスーツ)であり、サイバーウェアとして神経回路と連動し、強力な磁場により自重を支えるどころか、浮遊すら可能となる
ただし実験段階であり、それをまとえる人間の確保すらままならない
そこでサンデヴィスタンを多用しても耐えられるデイビッドに、白羽の矢が立ったのだ


<第10話 私の月、私の恋>

「サイバースケルトン」をまとったデイビッドは、ファラデーの想定を上回る戦闘力で、ミリテクの部隊を撃破し、アラサカのシティセンターへ向かう
キーウィはファラデーに口封じに撃たれ、今際の際にファラデーとルーシーの位置をデイビッドへ知らせる
大騒動の収集に、防諜部のケイトはファラデーを着陸ポートにとどめ、アダム・スマッシャーを投入するのだった

デイビッドはリパーからもらった軍用抑制剤により、かろうじてサンデヴィスタンに耐えている状況だった
「サイバースケルトン」の装着は、サイバーサイコシスと人間を往復するような負荷をもたらし、作中でもエッジの向こう側と評される。幾度も母親や学生時代の思い出が出てきて、メインのサイバーサイコシスの症状を思わせる
サンデヴィスタンで出し抜いてきたデイビッドだったが、“伝説の傭兵”アダム・スマッシャーもまた同様に使えてしまう。あくまで外骨格に頼っているデイビッドを叩きのめしてしまうのだった
とサイバーパンクらしい悲劇的結末となるのだが、救われるべき人は救われる
ルーシーと抱き合う場面の月との構図が美しく、ラストもまた……

*最近のアップデートで、ゲームでもアダム・スマッシャーサンデヴィスタンを使うようになった。その他、ゲーム内にアニメ由来の品が追加されたとか


サイバーパンクとジャパニメーションの相性

さて、総括
最初、10話だと短いなあ、思っていたのだけど、デイビッドとルーシーの恋物語と考えると上手く集約されている
腐敗した近未来で、刹那的な生き方の表現として、この駆け抜けるような展開も納得できる。ゲームを経験したからこそだけど、本当にこういう生き方をしているキャラクターが多いのだ
ハードSFの世界観にジャパニメーションのキャラクターも相性が良くて、面白いのがロリキャラであるレベッカに関するエピソード。原作ゲームを製作したCD Projekt RED側が、幼い少女のデザインに難色をしめしたそうだが(性規制の問題絡み?)、アニメ製作のTRIGGER側「可愛いからこそアクションが映える」「制作者のモチベーションも出る」と説得したという
制作者のモチベーションというところに笑みがこぼれるが、これ、視聴者側へのモチベーション、導線にもつながるので、けっこう馬鹿にならない
結果、本来はCGのヴィジュアルに惹かれない層がゲームに流れて、バグが減った原作が見直されるきっかけにもなったので大成功といえるだろう

既プレイのユーザーだって、本作を見れば、聖地巡礼、デイビッドとレベッカの敵討ちに乗り出したくもなる
有名な『バイオハザード』をはじめゲーム原作の映画は増えているけど、これからはアニメ化にも期待したい。日本で不評なバルゲーとかどうです?


前回 【NETFLIX】『サイバーパンク:エッジランナーズ』 第7話・第8話


【NETFLIX】『サイバーパンク:エッジランナーズ』 第7話・第8話

リパードク「せいぜい、伝説ってやつになりな。ありきたりの」


<第7話 もっと強く>

メインの死後、デイビッドはリーダーの地位を引き継ぎ、レベッカ、キーウィらと仕事を続けていた。フィクサーのワカコからの依頼を終えた後、アフターライフ右目が3つのフィクサー、ファラデーと会う
デイビッドと同棲するルーシーは、グループの仕事に加わらず、一人サイバー空間に没入している。ある日、デイビッドを郊外へ連れ出して、自らの出自を語り……

幾日を経たか分からないが、デイビッドくんはクロームガン積みで、ムキムキのボディとなっていた。腕にもメイン同様、プロジェクタイル・ランチャーを仕込んでいる
一方のルーシーはサイバー空間で何かを探していたのだが、デイビッドへ生い立ちを打ち明ける。彼女はアラサカの施設で養成されていたネットランナーだったのだ
アラサカでは、テロによって不良AIが溢れているオールドネットへ、子供が捨て駒にように投入されていた。そこで仲間と反乱を起こし、一人だけが生き残ったという
彼女はナイトシティにいる間は気にならないというが、アラサカの何らかの計画を阻止するべく、一人サイバー空間に潜入しているようだ

オールドネットは、今で言うインターネットにあたるもので、伝説のハッカー兼テロリストであるバートモスにより、不良AIの巣窟となり崩壊した。「ファーストネット」とも言う
 以後、人々はローカルなネットしか使えなくなったが、それでもなお「オールドネット」から侵入する不良AIを撃退すべく、ファイアウォールならぬ「ブラックウォール」が構築されている


38 エッジランナーズ2 冒頭で死んだルーキーくんの


<第8話 行かないで>

ファラデーの依頼により、アラサカの対ミリテク研究機関に潜入したデイビッドは、所長のエバンズのみならず、母親と似たような境遇の女性社員ユミコも殺してしまう
そうした動きを分析したアラサカ防諜部のケイトは、ルーシーのネットランナー殺しと関連付けて、極秘計画「サイバースケルトン」に関わるものではと推測する
まずは、ミリテク御用達のフィクサー、ファラデーに強引なアプローチを仕掛けるが……

アラサカ側の敵役として、冷酷そうなコーポ、ケイトが登場!
彼女はファラデーに襲撃をかけ、彼がリスクに見合わないとして、ミリテクとの関係を見直そうと考えたタイミングを見計らい、アラサカに転ばないかと声をかけた
ファラデーも、「サイバースケルトン」を知る者の抹殺と、アラサカを狙うネットランナーを捕えるのを条件にアラサカ側に転がる
このベテランフィクサーを手玉に取る策謀に唸らされる
そして、ラストである。クロームの副作用がで始めたデイビッドを引き留めようとするルーシー、チームに戻って欲しいデイビッド
お互い譲れないことがあると、別れ話になりそうな瞬間に、ルーシーは自分を追うネットランナーを感知、跡を追う。しかし、そこに待っていたのは……
うわあ

37 エッジランナーズの


前回 【NETFLIX】『サイバーパンク:エッジランナーズ』 第5話・第6話


【NETFLIX】『サイバーパンク:エッジランナーズ』 第5話・第6話

ルーシー「できるっていいなさい……やるしかないのよ」


<第5話 刺さる目線>

アラサカの重役タナカに動きがなく、メンバーが苛立つなか、デイビッドはタナカが裏モノBDのディレクター“JK”を愛好していることに気づく
刺激の多い裏モノBDは、本人の立ち会いでチューニングしなければならず、重役といえど、護衛を連れず編集現場に入ると想定されるのだ
さっそく、“JK”ことジミー・クロサキを捕らえようとするが、意外な強敵で……

デイビッドが釣り、メインが後ろを捕る作戦が完全に決まったと思われたが、ジミーが一枚上手!
作中ではEMPと説明されたが、ゲーム的にはクイックハックの連発に思える。TRPGの方で違う手段があるのかもしれないが
ジミーはテッキー(技術者)としての腕が立つようで、ミリテクの防弾クローンも動員し、救出に来たルーシーたちを苦しめた
その後は、タナカを捕らえる作戦にジミーが駆り出されるが、タナカもまた腕に無数の針を放つサイバーウェアを仕込んで抵抗する。ゲーム中盤のボス、ハナコの用心棒オダが使ってきた飛び道具を思い出した


<第6話 炎に包まれて>

メイン恋人のドリオと話すなか、バッドランズで走る白昼夢を見る。意識を取り戻すと手の震えが止まらず、それをドリオに指摘されキレる
同じ部屋には、ネットランナーのキーウィ重役タナカに接続して解析していたが、アラサカのICE(妨害AI)に苦戦。イライラしたメインはキーウィを殴って入院させてしまう
代わってルーシーがタナカの解析を担当するが、そのタナカが接続中に目覚めてしまって……

まさかの大展開!!!
メインは体中にサイバーウェアを埋め込み、身体ともども酷使したことから、不具合が止まらない。ドリオにクロームのダウングレードを勧められるが、傭兵として“メジャー・リーグ”に近づくなか、引き返す気にはなれない
悪いときには悪いことが重なるもので、ルーシーが接続中にタナカが意識を取り戻し息子カツオの一件からデイビッドを惑わせる
そうした隙でトラウマ・チームへ連絡が届き、メインドリオは彼らとの戦いに巻き込まれる
激しい負荷がかかったメインは、サイバーサイコシスの症状を発症!!
ダリオを誤射してしまい、NPCDや特殊部隊マックス・タックと破滅的な戦いへ突入する
あまりにも儚く、リーダーが散ってしまったが、こうした刹那的で一瞬の花火のような生もまた、「サイバーパンク」らしい

40 エッジランナーズ4 ゲーム中の墓碑銘

特殊部隊「マックス・タック」は、サイバーサイコシスなど、普通の警官の手に負えない相手に動員される精鋭。ゲームでは民間人やNPCDと戦い、手配度を最高に高めると現れる


次回 【NETFLIX】『サイバーパンク:エッジランナーズ』 第7話・第8話
前回 【NETFLIX】『サイバーパンク:エッジランナーズ』 第3話・第4話


【NETFLIX】『サイバーパンク:エッジランナーズ』 第3話・第4話

ジャンプの異能力バトル感


<第3話 裏稼業>


ルーシーの部屋で、デイビッド彼女の仲間たちに締め上げられた。彼のサンデヴィスタンは、もともと母グロリアと、チームのリーダーであるメインとの間で取引されるはずのものだったのだ
しかし、メイングロリアが死んで、その息子がデイビッドと分かると、態度を軟化。デイビッドは、自分が「サンデヴィスタン」を何度も使えると売り込んで、チームに加わるのだった

デイビッドがチームでやる初めてのミッションは、大企業アラサカの重役タナカの運転手兼ボディガードであるマキシムから、車のナビ・データを奪取すること
作戦は順調だったが、マキシムアラサカからの連絡が来たことで、車に乗り込んでいることが発覚!
デイビッドはこれまた初めての車を運転をする羽目に
彼は追手を巻くために、逆走するシーンなど、原作ゲームでもやるムーヴであり、事故しまくるところも、初心者がまずやらかすこと。経験者ほど感情移入が高まる
戦闘シーンでも、ネットランナー(ハッカー)のルーシーモノワイヤー(仕込み糸)ソロ(戦闘員)のメインが金属の拳でタイガークロウズのカタナと対抗するなど、原作ゲーム、TRPGに忠実な表現が意識されている

ソロは腕に装着されているのは、ミサイルを発射する「プロジェクタイル・ランチャー」。ゲームで近接への補正はない


<第4話 ツキが回って>

前回の仕事が派手過ぎたせいで、標的にしていた重役タナカが警戒し、右目が三つ目のフィクサー・パラディからも報酬を減額されてしまう
大きな仕事が空いてしまったので、腕を磨けない機会のないデイビッドは、チームの仲間に“バイト”を願い出る。さらに、ルーシーからはインプラントの負荷に耐える体を作るためのトレーニングを課せられる
そんな日常を送るなか、サイバーサイコレベッカの兄ピラルが頭を吹き飛ばされ……

今回はデイビッドくんの訓練回というところ
序盤は細かくシーンが入れ替わってそれぞれが時系列で経っていく演出が秀逸。アフターライフリジーズバー、気さくなローグも登場と、原作ファンはニヤリとする場面も多い
早くもチームのテッキー(技術者)で、ムードメーカーだったピラル殺されるのは衝撃だったが、死と隣合わせの傭兵稼業、ナイトシティという世界では確かに不思議なことではない
サイバーサイコとの戦いを経て、デイビッドとルーシーは結ばれるが、ルーシーは“サイバーパンク”の世界に引き入れてしまったことに後悔も。デイビッドは「君を月へ連れて行くよ」と約束し、「死んで欲しくないの」と返すラストでは、月から見た地球の背景となる構図が美しい

作品世界内の「サイバーパンクは、インプラント(機械)を埋め込んで体ひとつで生きていく傭兵、アウトローを意味する。転じて、反体制活動家の意味合いも。その別名がエッジランナー


次回 【NETFLIX】『サイバーパンク:エッジランナーズ』 第5話・第6話
前回 【NETFLIX】『サイバーパンク:エッジランナーズ』 第1話・第2話


【NETFLIX】『サイバーパンク:エッジランナーズ』 第1話・第2話

『サイバーパンク:エッジランナーズ』は、2022年9月「NETFLIX」で配信されたウェブアニメ
管理人が現在はまっているアクションRPG『サイバーパンク2077』のスピンオフであり、ゲームより少し前の時代を舞台にしている
原作のゲームは精緻な世界観ながら、バグの多さから敬遠される向きもあったのだが、本作のヒットにより違うファン層を取り込み、V字回復、ゲームの再評価に成功したという

主人公が暮らす大都市ナイトシティは、日系企業アラサカなど大企業に支配された超格差社会であり、貧民は犯罪と隣合わせの劣悪な環境で生きている
一方で題名にもある通り、住人は体に埋め込まれたインプラント(サイバーウェア)で身体や神経の能力を拡張し、頭に電極を接続してリアルなVR体験(作中ではBD=ブレインダンス)に耽溺する
テクロノジーは発達したものの、それを活かせるのは一部の富裕層のみであり、弱者は企業の捨て駒にされたり、薬物やサイバーウェアの暴走で廃人になる
そんな腐った世界で生まれた少年が主人公となる


<第1話 期待を背に>

アラサカのアカデミーに通う学生デイビッド・マルチネスは、富裕層の同級生のなかで浮いていた。母グロリアNCPD(ナイトシティの警察)のスタッフとして、女手ひとつで働き、本来は身分違いの場所だったのだ
デイビッドがリパードクで闇手術を受けたせいで、アカデミーの学習システムが破損! グロリアとともに退学を逃れるために謝罪に赴く
しかしその帰り、ギャングの抗争に巻き込まれて交通事故に。救助サービス「トラウマチーム」は非契約者として、グロリアを見捨ててしまうのだった

ゲームはリアルで美麗なCGを売りにしているが、アニメのほうは少年漫画原作かというカジュアルさ。このコミック感は原作の過激なグロ、そしてエロを緩めて伝えていて、ゲーム通りの光景が再現されているのに、視聴者への負荷が少ない
部位損壊の表現、女性のヘアーがサラッと表現されるのは、規制がはっきりしないネット配信ゆえからだろう
さて、主人公デイビッドくんは、本来は活発な性格ながら、柄にでもないアカデミーに通わされている。それを我慢するのは息子の教育が生き甲斐の母親のため
しかし、初っ端から母親がギャングの抗争で死亡し、その束縛から解き放たれる
彼の武器となるのが、強力な軍用サイバーウェア「サンデヴィスタン」!
グロリア学費・生活費のために、犯人のインプラントを捌いていて、それは横領品の一部。冒頭のサイバーサイコシスが装着していたものだが、主人公は狂人化するリスクを背負って、危険な力を手に入れるのだ

サイバーサイコシスは、主に体に埋め込まれたサイバーウェアの負荷が原因で、精神に異常を来した人間。元軍人のケースも多く、その場合の鎮圧には特殊部隊も動員される

「トラウマチーム」民間の救助サービスで、高額の契約料金を払った人間のみを助ける


<第2話 少年は何を思う>

デイビッドが埋め込んだサンデヴィスタン時間の流れを遅くし、他の人間がスローモーションに見えてしまう
その力でアラサカ重役の息子カツオに報復し、即日に退学。たそがれる彼は電車のなかで、スリを働くミステリアスな女性を見つける
つい、例の力で咎めるも、かえって彼女にそれを見込まれてしまう。その女、ルーシーはデイビッドを口説いてスリの手助けをさせるが、「サンデヴィスタン」を使いすぎた彼は体調を崩して……

デイビッドは出自の違いから、カツオとその仲間に目をつけられ、私的制裁を受ける。普通ならハングリーなほうが、喧嘩に強そうだが、『サイバーパンク』では別
経済力のある方が高い戦闘力のサイバーウェアや格闘プログラムチップをつけられるので、金持ちが有利なのだ
カツオは金に物を言わせた“百裂拳”を第1話で食らわせており、デイビッドは「サンデヴィスタン」の“夢想転生”でリベンジしている
そんな、無敵に思える「サンデヴィスタン」にも早くも弱点が露呈する。強力ゆえに体への負荷も高く、本来は1日に2~3回が限界なのだ
10回も使って倒れるだけで済んだデイビッドは、異能といえた
さて、初なデイビッドはルーシーの自宅へ連れ込まれ、月旅行のBDを体験した後、見知らぬ男たちに囲まれてしまう。ナイトシティ、一寸先は闇!
次回はどうなる?


次回 【NETFLIX】『サイバーパンク:エッジランナーズ』 第3話・第4話

関連記事 【サイバーパンク2077】私はコレで、会社をクビになりました(兄弟ブログ。ゲームの初回感想)


【プライム配信】『メッセージ』(2016)

原題は「arrival」には、「到着」とともに「新生児」の意




世界各地に謎の宇宙船が現れた。言語学者のルイーズ・バンクス(=エイミー・アダムス)は、ウェバー大佐(=フォレスト・ウィテカー)に連れられて調査にあたる
黒い“シェル”の中にいる地球外生命体「ヘプタポッド」は、触手から吐かれた墨から彼らの言語が目指されたが、長期戦から各国の世界情勢も逼迫し、宇宙戦争の危機が迫るのだった

かなり不思議な映画だった
『ブレードランナー』の続編に、『デューン 砂の惑星』シリーズドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品で、もとはテッド・チャンの短編小説『あなたの人生の物語』を原作とする
異質な宇宙人が登場するフィクションは、H・G・ウェルズの『宇宙戦争』しかり、「対立」の関係に発展しやすいが、本作は異質なものへの「読解」と「対話」がテーマとなる
その分、大ダコ星人「ヘプタポッド」の宇宙船との往還が続いて、かなり地味なシーンが続き、他の大作映画に比べてセット代も節約できたんだろうなあ、と違うところに目が行ってしまった(苦笑)
兵士の暴走でC4爆弾が仕掛けられるが、視聴者にとっては助かるアクセント
話をもたせているのは、唐突に挿入される“幻の娘”との回想シーンで、時空を遡行するかのような感覚に惹きつけられる

以降はネタバレになってしまうので、ご注意を
ルイーズが産んでいないはずの娘が出てくるのは、「ヘプタポッド」の表意文字を解読したことに端を発する
タコ星人時間を、直線的に流れるもの(因果論)ではなく、どうなるかが決まっているもの、計画されたもの(目的論)として認識されており、彼らの文字を解読するうちに、ルイーズは(決定された?)未来を見る能力を得た
この能力を駆使して、ルイーズは宇宙戦争勃発の危機を回避してしまい、アニメもびっくりというデウス・エクス・マキナである
ここで問題になるのは、映画の冒頭から赤子を生み、娘が育ち、病に死ぬ場面が描かれるところ
実はこれ、赤子を産んだ時点から、娘との未来を見ているのだ
運命は変えられないものなのか。ラストはハンナと父親となる男に口説かれる場面で終わるが、後の別れを予期して抱きしめ合うシーンは、ハッピーエンドなのに苦さが残る

少し気になるのが、人民解放軍のシャン上将
ルイーズは彼と交渉することで、宇宙戦争の危機を収束するのだが、本来は人民解放軍の将軍を説得してどうにかなるものではない
民主主義国家でも最高司令官は国民の代表であり、中国の人民解放軍だって共産党の強力な統制下にある。説得の対象は、ときの国家主席だか党主席だろう
なんで、間違った考証を通したのかというと、おそらく中国での上映を視野に入れてのことと思われる。フィクションであれ、自国の元首が他国の学者に説得されて靡くというのは、ちょっと許されない
そんな政治的事情により、浪花節で世界が救われたのであった




【プライム配信】『葬送のフリーレン』

日テレのを見そびれたので、プライムで


ゴールデンタイム第1話から第4話まで一挙放送されたことに驚いたが、原作を知らない人に、ちゃんと作風を伝える構成になっていた
第1話に旅の終わりから、勇者ヒンメルの死第2話司祭ハイダーフェルンを託され、旅に連れができる
第3話で、かつて封印した魔族との戦いがあって、第4話フリーレンの師匠フランメの手記から、死者の魂が集まるというオレオールの地を知る
最初に背景、次に旅の仲間と魔術師としての日常魔法のバトル、そして最後に旅の目的が分かると、丁寧に段階を踏んでいるのだ
第1話の最後に幼いフェルンが出てくるのだけど、それまでが原作どおりの爺臭い展開なので、次への導線が弱いのだ
一般受けするかは分からないが、アニメだけのことを考えれば一挙放送は英断だと思う

バトル漫画だと、出てくるキャラクターが皆若く、死んだと思われても術でなんとかなっているパターンが多い。死は日常ではなく、劇的なものだ
そこに来ると、本作は出てくる人たちが高齢で、誰にもいつか来る死への意識がある
冒頭に「ヒンメルの死から◯◯年後」とあり、フェルンはだんだん大人に近づいていく。キャラクターが時間経過で変わっていくのも、本作の見どころだ
フリーレンとフェルンはまんまイメージどおりであり、個人的にはムスッとしたときの演出に注目していきたい
ゴールデンで始まったものの、投じられた予算そのものは深夜枠な感じだが、配信で追いかけます


関連記事 『葬送のフリーレン』 第1巻・第2巻



【映画】『名探偵ポアロ ベネチアの亡霊』(2023)

残暑に怪談


第二次世界大戦の後、ポアロ(=ケネス・ブラナー)は、ヴェネツィアで隠遁生活を送っていた。つきまとう依頼人を追い払うべく、元警官ポルトフォリオ(=リッカルド・スカマルチョ)を雇っていたが、ミステリー作家アリアドニ・オリヴァ(=ティナ・フェイ)をそれをかいくぐってやってきた。近年、ヒット作に恵まれない彼女は、元オペラ歌手のロウィーナ(=ケリー・ライリー)の邸宅で行われる降霊術に招待するが……

原作は『ハロウィーン・パーティ』だが、だいぶ改変されているようだ
序盤は街全体も仮装行列で盛り上がっていて、孤児院の子供たちもロウィーナの屋敷でお祭り騒ぎとなる。元々、仮面舞踏会や仮装行列のカーニバルはヴェネツィア名物だったりするので、アメリカが「ハロウィーンをもちこんだ」という言い方が正しいかは分からない
小説がハロウィーンにちなんだ童話調の作風らしい一方、本作はタイトルのある通り、かつてペストで隔離されて多くの子供が命を落としたという孤児院跡を舞台に、娘の死は亡霊の仕業かそれとも……というモダンホラーとなっているのだ
ロウィーナがなんで、わざわざそんな場所を家にしたかまでは、最後の最後まで分からなんだが(苦笑)

降霊術を行うのが、邪悪とさえ言われる霊能者レイノルズ(=ミシェル・ヨー)
その胡散臭さは『TRICK』を思い起こさせるのだが(笑)、彼女も元は従軍看護婦で様々な死を見てきた。ポアロは弱者を食い物にしていると断じるが、死者の声を伝えて生者を癒やす役目があると動じない
ポアロが世界大戦を前に探偵を引退し、ロウィーナが娘の死から歌えなくなり、医者フィリエ(=ジェイミー・ドーナン)が従軍中に強制収容所を開放し、その惨劇を目撃したことがトラウマになったりと、登場人物のほとんどが暗い過去を背負っている
事件の謎を解くポアロも、期せずして霊能者の役割も果たすことになるのだ
ハリウッド映画ゆえ、アメリカ礼賛の傾向はあるものの、前作のような行き過ぎた配慮は感じず、ベネチアを舞台にした改変がうまく決まった作品でありました




検索フォーム
カテゴリ
SF (28)
RSSリンクの表示
リンク
ブログランキング
FC2 Blog Ranking
にほんブログ村 にほんブログ村 本ブログへ
タグランキング
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

サイドバー背後固定表示サンプル

サイドバーの背後(下部)に固定表示して、スペースを有効活用できます。(ie6は非対応で固定されません。)

広告を固定表示させる場合、それぞれの規約に抵触しないようご注意ください。

テンプレートを編集すれば、この文章を消去できます。