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【映画】『スター・ウォーズ エピソード9 スカイウォーカーの夜明け』

なんだかんだ、楽しめた




自らの師スノークを斬り、ファースト・オーダーの最高指揮官となったカイロ・レン(=アダム・ドライバー)は、死んだはずの皇帝パルパティーン(=イアン・マグダーミド)の声を聞いた。シスのレーダー“ウェイファインダー”をたどった彼は皇帝と会い、強力な艦隊“ファイナル・オーダー”を編成されていることを知る。一方、レイ(=デイジー・リドリー)も皇帝の生存を聞かされ、かつて師のルークが探し求めた“ウェイファインダー”を探して砂漠の惑星に降りるが、そこにはレイを殺すように命じられたカイロ・レンが追ってきた

意外や意外、シリーズの最終作に相応しい作品に仕上がっていた
その勝因は、ヒロインであるレイに焦点が絞られたことだろう。旧作のキャラクターを除くと新シリーズは、デイジー・リドリーの可愛さ、健気さが最大のストロングポイントなのである
本命くさいカイロ・レンと一直線に引っ付かず、元クローン兵のフィン(=ジョン・ボイエガ)宇宙の運び屋ポー・ダメロン(=オスカー・アイザック)がそれぞれ良さげな女性を振り切って参戦してくるから、三角関係どころか三国鼎立状態!
誰と引っ付くか、寸止めで泳がしてくるのだから、これは楽しい。まさか、日本的なラブコメが展開されるとは思わなかったよ
その煽りをくらったのが、前作でフィンの相手役で押されていたローズ(=ケリー・マリー・トラン)であり、世論にはばかったのか、モブに近い端役に降格していたのであった(苦笑)。ローズは可哀そうだが、これにより新作のキャラクターたちに喝が入り、一気に華やいだ
ラスボスがパルパティーンであるなど、旧作のキャラクターに依存しているには違いないが、レイア役のキャリー・フィッシャーの急死をうまく悼む形で乗り切り、要所に爽快なアクションを盛り込んで、うまく締めくくれたのではないだろうか

突っ込みどころはたくさんある
ストームトルーパーがかかし以下の戦闘力と索敵能力で、ヒロインたちが力押しで戦艦を暴れまわれるとか、クライマックスでも「パルパティーンを殺せば、逆に魂が引き継がれて新しいシスになってしまう」というジレンマがあったはずが、力づくで倒して解決したりとか、抜けているところは多い
管理人が気になったのは、ファイナル・オーダーがこれまでにない大艦隊をこしらえていたところである。いかに未開の宙域であったとしても、それだけの資材と兵員を集めているのなら、共和国は察知しえたのではないだろうか
これはファースト・オーダーに対してもいえたことである
最後の戦闘でその疑問はいちおう氷解した。レジスタンスへの増援に対して、プライド将軍は「レジンスタンスに艦隊はないはずでは」と部下に聞くと「あれは人民の船です」という
これは製作陣がアメリカ独立戦争になぞらえたということではないだろうか。新シリーズにおける「帝国」とは、かつてのイギリス、スペインなどの植民地帝国であり、外部に大艦隊を備えても不思議ではない
新共和国はあまり常備軍をもたない素朴な議会政治の合衆国であり、外敵に対してその都度、民兵が組織されるといった世界観と考えると合点はいく
EP1~3がローマ帝国に範をとって共和制から帝政への変質を描き、ネオコンに振り回される現実のアメリカを反映させ、EP4~6が冷戦時代の二項対立を思わせたことに比べると、作品世界に断絶を感じざるを得ない
今の世界に対するメッセージ性という意味では、たしかに物足りないのだろう。『指輪物語』の影響もうかがわせながら、パルパティーンに代表される「“悪”とは何か」の問いかけにも迫ってはいない
ともあれ、娯楽作品としてはシリーズの名に恥じず、少々のいい加減さを勢いで押し流す快作である。どうせなら、映画館で見るべし


前作 【映画】『スターウォーズ エピソード8 最後のジェダイ』
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【配信】『伝説巨神イデオン』 第15話~第17話

前回の記事が10月末だったことに気づき、愕然
仕事が忙しいのもあったけど、ダビマス、ドラクエウォーク、MTGアリーナと、ソシャゲ・ネトゲでちょぼちょぼ時間を取られてたのも確か。さすがの管理人も反省


<第15話 イデオン奪回作戦>

人類の勢力圏に近づいたためか、ソロシップを基地へ接触させるか、バッフクランの注意を地球へ向けないかで論争が起こる。地球の新型コンピュータ“グロリア”を調査に使いたいシェリルは、ダボラスター星の受け入れを信じて、カララを人質にソロシップを脱出する。しかし、ダボラスターの通信は、バッフクランの老将ドクの罠。シェリルたちの船は重機動メカに取り囲まれる

前回の悲劇がコスモをたくましくしたのか、ドクの人質作戦に対して「シェリルに貸しを作りたい」と一か八かの策に出る。イデを引き渡すと見せて、合体させ内部から制圧し直すのだ
意表を突かれたドクはジグ・マックのクローを胴体にめり込ませるも、上半身だけ分離したイデのパンチを浴びて爆散した
解放されたシェリルたちだが、カララ自らが罪を背負って檻へ入ることに
疑問に思ったコスモはシェリルの部屋を訪ねると、彼女はカララに道義的優位に立たれたことに泣きぬれていた。「宇宙を逃げ回るのもイヤだけど、カララに借りを作るなんて……死ぬほど嫌よ!」
ナレーションにもあるように、もっとも人を束ねる視点を持つ者が異星人のカララであってしまうことが、彼女とその周囲の人間の不幸なのだ


<第16話 必殺のダミド戦法>

ロッタから子供たちの面倒を言い渡されていたデクは、コスモへイデオンのパイロットを志願する。前回の戦いで得意になったコスモは、ベスに対してイデオンはパイロットの判断で独自行動すると宣言し、デクも受け入れる
バッフクランは負傷していたダミドが復帰。ソロシップに対して亜空間ワープ中での戦闘を仕掛けるのだった

コスモがたくましくなったかと思いきや、今度は自分の力に過信を持ちすぎてベスの指揮系統から外れようとする。母艦あってのメカとはいえ、前線の判断も大事なわけで一定の地位を認められるべきだろうが……
デクのパイロット志願する際のロッタとのやり取りは作品のテーマを射抜いている。

ロッタ「コスモ、デクを巻き添えにするのはやめてちょうだい! 戦う事が必ず正義なんかじゃないんだから」
コスモ「俺がみんなの為に戦う事は、悪い事なのか?」
ロッタ「いい悪いじゃないのよ。身を守るという事を理由に全てが許されるのは間違いだと思うの」

ダミドの戦法はギル・バウで行ったハーケンからの電撃攻撃を、ズロウ・ジックで行うという焼き回しだが、味方を巻き添えにしてまで攻撃するという残虐非道なもの。最後は仲間のジグ・マックごとイデオンを吹き飛ばそうとして、共倒れという自業自得な結果となった(イデオン、ハイパワー過ぎ!)


<第17話 激闘・猿人の星>

コスモたちが独房という名の檻に入れられている間、イデオンは他のパイロットが訓練されていた。一方、バッフクランにはソロ星の遺跡を調査していたギジェが、ハルルのもとへ舞い戻る。ギジェはイデオンの合体を破る秘策をもって、猿の惑星に潜むソロシップへ出撃。ソロシップは不慣れなパイロットのイデオンで迎撃せざる得なかった

パイパー・ルウがはしかにかかり高熱に苦しむ。罹患してからワクチンを探してしまうのは、パニクったのだろうか(笑)。イデオンの世界では、すでに存在が怪しまれる病気だったようだ
ともあれ、ルウが病気になったせいか、はたまたギジェが持ち帰った粒子のせいかイデオンのゲージは上がらず、コスモたちに乗り替わっても苦戦する
それでも今回は珍しく、みなが美しく協力し合って乗り切る
シェリルはカララに手伝いを頼み、そのカララは自らの映像を外部へ投影してギジェを動揺させる。頑なカーシャもコスモを喪うのを恐れて、パイロットに復帰した
雨降って地固まるかと思われたが(そんなことはないだろうけど)、次回予告では違う意味で悲惨な展開が……


前回 【配信】『伝説巨神イデオン』 第12話~第14話

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【配信】『アイリッシュマン』

なぜか、ショーン・ペンが出演しているという怪情報が流れていた。ジョー・ペシと間違えたのか?


1950年代、フィラデルフィア。アイルランド系アメリカ人のフランク・シーラン(=ロバート・デ・ニーロ)はトラック運転手だったが、イタリア系マフィアに品を横流ししていた。窃盗の罪に問われたシーランは組合の弁護士に無罪にしてもらい、ブファリーノ・ファミリーのドン、ラッセル(=ジョー・ペシ)と面識を得る。ラッセルのもとで“運び屋”や殺しの仕事を請け負っていたが、全米トラック運転手組合“チームスターズ”の長であるジミー・ホッファ(=アル・パチーノ)に派遣される。ワンマンのジミーとも厚い信頼関係を築くも、時代の流れのなか歯車が狂っていく……

実家のNETFLIXで鑑賞した。アメリカで高い評価を受けたそうだが、少し冗長に感じてしまった
主役はアイルランド系ながらイタリア・マフィアで特殊な地位を築いた“アイリッシュマン”シーランと、そのボスであるラッセル。そして、運転手組合の支配者として時の政治・行政に影響力を及ぼしたジミー・ホッファ
ジミー・ホッファが1975年に謎の失踪をした事件が題材に使われ、三人ともが実在の人物だ。映画はフランク・シーランが自身の犯行を告白した伝記本を元にしている
かつて第二次大戦でイタリアの戦場に従軍し、その奇縁からシーランはラッセルのファミリーに入り、うだつが上がらない運転手から側近に引き立てられる。ラッセルの指示でジミー・ホッファの用心棒となると、彼とも盟友となる
しかし、ジミーは自身が刑務所で冷や飯を食っている間に、傀儡の委員長フィッツシモンズが地位を固めたことに怒る。他のマフィアたちもうるさいジミーより、操りやすいフィッツシモンズを望んだのだ
怒れるジミーは味方のマフィアにも暴言を吐き、ついに冷静なラッセルもさじを投げた。ヤクザ風にいえば、シーランは親同然のラッセルと、兄弟分のジミーの板挟みであり、男と男の友情、それがねじり合うことによる苦衷が本作のテーマである

それでもやや冗長に感じてしまったのは、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシのやり取りに依存し過ぎているからだろう
リアル志向でアクションも地味だし、役者以外に華がない。3時間半をこれで埋められるのは辛く、あくびこそ出ないけど観る側の集中力をもたせるのが大変
役者の演技を味わえるように、ゆったりとしたリズムなのは歓迎ながら、アクセントがもう少し欲しかった。スコセッシの映画でそんなことを感じたのは初めてなので、劇場限定でなくネット配信に流れたのが関係しているのかもしれない
下敷きになっている往年の大作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』も同じぐらいの長丁場だけど、もっとキレ味が良かったものなのだ
映画というよりテレビドラマ4話分と思って見たほうが、しっくり来るのである
もう一つはシーランと娘ペギーとの葛藤に尺を割いたこと。これを盛り込んだことによって、ドラマの焦点が分散してしまった
山場であるジミーの暗殺後も、シーランの寂しい老後が続くのでこれもまた間延びに感じてしまう
本作は劇場用に製作が始まりながら、制作費の膨張からネット配信に流れた事情がある。NETFLIXとしては作品の出来がどうあれ話題性があって会員が増えればよいのだろうけど、配信サイトの存在が映画にいかなる影響を与えるのか、気になる前例である


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『Gのレコンギスタ』の劇場版とテレビシリーズを見比べみた

イデオンも観なきゃなあ、と思いながらも、勢いで『Gのレコンギスタ』の1話から5話を観直してみた。劇場版になって何が変わったかを確認するためだ
最初に結論を申し上げると、「見やすい劇場版が出たから、分かりにくいTVシリーズさようなら」という単純な話ではないということである。TVシリーズにも劇場版にはない良さがあるのだ
管理人の記憶力の低下は著しく(もともと鳥頭)、混濁しているところもあるし、何度も見直す方には到底かなわないのだが、1話ずつ取り上げてみたい


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<第1話 謎のモビルスーツ>

冒頭、アメリカ軍のカーヒルキャピタル・ガードのデレンセンG-セルフを追うところは同じ。カーヒルはG-セルフを確保、デレンセンは脱出したパイロットのラライアを救出する。まさか、この二人が早期退場すると、誰が思うだろうか
劇場版では捕まったラライアが軌道エレベーターで地上で運ばれるシーンが追加されていた。テレビだとそのまま、ベルリたち候補生と宇宙に上がる場面で出てきており、一話ずつの尺に限りがある媒体の違いを感じさせる
あと、ベルリの説明的な台詞がいくつか省略されている


<第2話 G-セルフ起動>


劇場版への大きな変化は感じない。マニイの「女の力でぇ~」からアイーダの尻にノレドのパチンコがぶつけられるところまで、変える必要のない名編なのだろう
ただひとつ、カーヒルのグリモアがG-セルフに百裂拳(!)を加えるところでは、テレビだとコクピットのハッチが空いていた。劇場版だと閉じており、アイーダが背中を丸めて怯えるシーンが加わっており、ベルリの回想する場面にも再出する
グリモアはコクピット付近を殴っていたので、そのままだとアイーダは肉ミンチになってしまうからだろう(苦笑)


<第3話 モンテーロの圧力>

劇場版で省略された場面が多い回
冒頭では“自称天才”クリム・ニックメガ・ファウナで帰還するところから始まり、艦長ドニエルに叱られながらもアイーダ救援に出撃する。映画ではコクピットのトイレシーンからであり、彼がカリブ海からキャピタル・テリトリィに入るまでの光景もカットされている
「蚊とんぼ」発言から始まるモンテーロの戦闘に、ほのぼのとした風景で作品世界を楽しめる、TVシリーズならではの魅力が詰まった回である
デレンセンとケルベスが「I WANT YOU!」の垂れ幕を破って登場する場面では、非常事態なのにキャピタル・アーミーが式典の準備に明け暮れて、のほほんとしていた。アーミーの素人集団ぶりをよく表したエピソードだが、映画では割愛されていた

監督のインタビューで表明していた、脱走する前にG-セルフの顔をベルリが覗き込んだときに、目の奥のカメラレンズが光る演出が劇場版にはある
トイレつながりでいうと、回の最後にベルリがコクピットのトイレを使うところをクリムが観る場面で締められる。クリムのと“てんどん”になっているのだが、映画ではベルリが我慢できないと、G-セルフ側からの視点となっていた。たしかに、こちらのほうが分かりやすいことは分かりやすい


<第4話 カットシー乱舞>

この回はあまり多くの変化を感じない
デレンセンが海賊部隊との戦闘で部下を亡くして、涙を流す場面は劇場版になかった。これが第6話につながるのであり、第二部のことを考えると、残してもよかったかな


<第5話 敵はキャピタル・アーミー>

この回もあまり変化は感じない
劇場版を見たあとだと、テレビのワンシーンが気になった。ドニエル艦長に“姫の責任”を突き付けられたアイーダが、操舵手のステラにもたれかけるところ
テレビだとちょんちょんと、二回からだを近づけるだけで、二言三言話しただけに見えてしまうのだ。劇場版だとアイーダをステラがじっと受け止めるように、間が長い
まったく印象が違い、このあたりはスタッフ間の受け渡しが上手く行っていなかったと思われ、劇場版でそれが埋め合わせるのであれば、観る甲斐があるというものだ


映画で劇的に変わったのは、感想にも書いたけどドラマを見せる“間”だろう。制作環境の違い、あるいは反省から、余裕をもってキャラクターの動き、気持ちが表現されていて、テレビで頭で理解したものを心で感じられるようになった
作品がもともと持っていた力が理想的な形で解放されたように思える
その一方で、劇場版で筋を把握してからテレビシリーズを観ると、より作品の理解が深まり楽しめる部分もある。ベルリとアイーダが実は○○という伏線も、かなり細かく張られていたことが今回、確認できた
初見の人が先を見過ぎてしまうと、ほぼ同じ展開の劇場版を観る楽しみが薄くなるのではという懸念はあるものの(興行的に怖いところ!)、映画で進んだところまではテレビシリーズも観てもらえればと思う


関連記事 【映画】『ガンダム Gのレコンギスタ Ⅰ 行け!コア・ファイター』
     【配信】『Gのレコンギスタ』 第1話・第2話

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【映画】『ガンダム Gのレコンギスタ Ⅰ 行け!コア・ファイター』

いよいよ、この日がやってきた

002

Gレコ劇場版の京都での公開は、イオンシネマ京都桂川のみJR東海道線の桂川駅とつながったイオンモール桂川にあり、3階の奥にその映画場はある
上映時間の1時間前にチケットを購入すると、1日2度しか上映がないせいか、席が「残少」の表示が。入場のときには、めでたく「完売」となっていた
客層はマニアばかりかと思いきや、親子連れもある程度見かけた。親から子へガンダムというジャンルは、受け継がれているのだろうか


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さて、あらすじは富野監督が宣言していた通り、テレビ版のままである。アイーダが海賊としてキャピタルタワーにやってきて返り討ちに遭い囚われ、それを奪還に来た恋人のカーヒルは、G-セルフに乗った主人公ベルリに殺されてしまう
アイーダはキャピタルで軍隊を組織するクンパ・ルシータ大佐の謀略で、G-セルフに乗ってベルリたちと脱出。それを口実に、新しい軍隊キャピタル・アーミーが動き出し、その一員にベルリの先輩だったルイン・リーがマスクをかぶって加わるといった次第だ
時間はだいたい1時間30分で、内容的にはテレビ版の5話まで全五部作予定なので、つまりほとんどのエピソードは削られていないはずだ
もっとも管理人の記憶力はかなり怪しいので、テレビ版との比較はしづらいのだが(苦笑)

ともあれ記憶が怪しいと断った上での、劇場版の第一印象は人間と人間のドラマに重きが置かれているということだ
複雑な設定を限られた尺に消化するため、ジェットコースターのように流れたテレビ版に比べると、キャラクターが今どういった感情を抱いているのか、にまず焦点があてられていて、設定の理解はなんとなくでいいという断念が感じられた
笑ってしまったのは、カーヒルが襲撃に来た際にベルリがアイーダに会おうと囚われた塔へ向かう場面。ベルリは縦になったベッドにしがみつこいた彼女を助けようとするのだが、嫉妬したノレドはアイーダの尻にパチンコを当てて、ずり落としてしまう(笑)
テレビ版との細かい違いはともかく、ゆったりとこうした活劇、寸劇が楽しめた。ロボット物でなくとも思えるぐらいなのだ
ベルリがアメリアの海賊に連れ込まれて以降は、アイーダがカーヒルの死をどう乗り越えるかにドラマのテーマは移る。彼女は総司令の娘、“姫”として責務を求められ、裏では涙を流しながら活躍したベルリに礼を言う
共和制とおぼしきアメリアだが、汚れ仕事をしている海賊部隊に司令の娘がいることで、「自分たちが司令部に認められている」とモチベーションを保てている
彼の死をベルリのせいと甘えるのではなく、自分の未熟さと受け止めてリーダーとして目覚めていくきっかとなる場面であり、劇場版ではよりその辛さが感じられた

その一方で、説明的な台詞をキレ味よく放つ富野節は健在で、Gレコの世界観についてもより理解が深まった
アメリアがゴンドワン(欧州)と10年も大陸間戦争をしているのは、キャピタル・タワーを持つキャピタル・テリトリィが資源を独占管理しているからとアイーダは言う。ある程度文明が発達してエネルギー資源が必要になったかにも関わらず、管理されているから限られた資源の争奪戦をせざる得ないらしい
地球圏はその荒廃から環境を回復させるために、技術の進歩をとめたままにしていた。そのために広められたのがスコード教の教えであり、キャピタル・タワーは宇宙からフォトン・バッテリーを運ぶ軌道エレベーターとして神聖視されていた
アメリア側からするとそれは不当な支配であり、大陸間戦争の終結、“宇宙からの脅威”に対抗するためにも、タワーの占領が不可欠と考えているのだ
ただ第一部をみたところ、外目にはアメリアの海賊が一方的に襲ってきたとしか見えない。それを利用したキャピタル・アーミーの台頭にベルリは疑問を感じるものの、まだ判断はつきかねているといった状況だ
スコード教を素直に信じ、トワサンガをフォトン・バッテリーをくれる聖地と考えるベルリが、世界の現実を知ってどうするのか、キャピタル・ガード時代の教官、デレンセンとの関係はどうなるかが、第二部の見所となるだろう

ただひとつ、苦言を呈したくなったのは、オープニング、エンドロール、次回予告がいまいちなところ。テレビ版のときからオープニングは本編のつぎはぎと言われていたし、エンドロールはテレビのそれを中途半端に出てきて暗転したまま流れる箇所もあった。やはり予算は降りていないのだろうか
次回予告の映像も何に注目していいか、よくわからない(苦笑)。2月21日と予定が組まれたのは嬉しいけれど、主題歌がドリカム(予定)にとどまっていて、製作はともかくその周囲の環境に疑念を抱かざる得ないドタバタである
おっと、サブタイトルの「行け!コア・ファイター」だが、確かに山場に飛んで軽く戦闘していた(笑)。誰がどういう意図でこうつけたのか
まあ、大事なのは本編である。これは確かに面白いぞ!!


関連記事 【配信】『Gのレコンギスタ』 第1話・第2話
     『Gのレコンギスタ』の劇場版とテレビシリーズを見比べてみた

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【配信】『伝説巨神イデオン』 第12話~第14話

イデオン「うぉぉぉぉぉー」


<第12話 白刃の敵中突破>

相次ぐ戦いでソロシップのクルーは疲労困憊。カララはコーヒーを淹れて回り、ベスに対してハルルと会いたいと頼む。それを耳に挟んだコスモはベスに詰め寄り、売り言葉に買い言葉と殴り合いに発展する
いざハルルに会ったカララだったが、バッフクランの裏切り者としてグハバに服を破られ侮辱されてしまう。そこへベスが怒りの乱入をし、さらにコスモが……

前半はグハバが送り込んだスパイにより、エンジンが故障したというデマが。騒ぎはカララのせいとなり、彼女の立場のはかなさが浮き彫りとなる
ハルルとの会見はまったくの裏目に出て、バッフクランの犠牲の責任を取らされ、カララが地球人の肩をもったことで完全に決裂する。まさかのポロリ演出はこの年代のアニメではあることではあるが(微苦笑)、その仕打ちは責任を背負わされた姉の暢気な妹へのコンプレックスを感じさせた
ラストで「バッフクランには帰れなくなった」と泣くカララをベスは抱き締めるが、それを見下ろすイデオンの影が頼もしく不気味でもある


<第13話 異星人を撃て!>

ソロシップは物資不足から再び宇宙へと脱出する。それを見やるハルルにグハバが再度の出撃を求める。ハルルはイデの力を探るため、差し違えてでも倒せと命じた
狙われたソロシップは、無謀にも小惑星地帯ニムバス・ゾーンを突っ切ろうとする。その船内では雑用をこなすカララを、誰かが銃撃するが……

カララを撃った犯人は捻りなしなのだが、文句もなく家事に農作業をこなしてきたパンタ・ロッタなのは、見る側には衝撃。何気にカララが子供たちの面倒をみていたことが、危機感をあおったのだろうか
ラストにカララがパンタ・ロッタに好きに撃たせて、「弾が出なくなっちゃった」と言う場面はうるると来た。シェリルすら「カララは協力者(!)」とかばうほど、非はパンタ・ロッタにあるのは明らかではあるけれど、憎しみを乗り越えるというのは口で言うほどたやすくはないのだ。「果てしない憎しみだけで、人は生きられるものではない」

この回では、ハルルの腹心とおぼしきグハバが早くも戦死
小惑星地帯を抜けるのに、ドッキングバリアを利用しためにイデオンはパワーダウン。そこに渾身のアイアンクローをイデオンの顔面に決めるものの、コスモが起死回生のドッキング解除から、肩から上のみの形態で鉄拳パンチで粉砕!
人間の体で考えると、上体だけのパンチは力がだいぶ落ちるはずだが、そこは無限力なのである(爆
第12話ではジグ・マックのクローをイデオンの脚のカッターで破壊されるなど、老獪に思えたグハバだったが、引き立て役どまりなのであった。南無ぅ


<第14話 撃破・ドク戦法>

グハバの攻撃を退けたソロシップは、地球人の基地と連絡を取ろうとし、ようやくアンドロメダ方面ブラジラー基地と繋がる。しかしその直後の戦闘で、コスモの乗るイデオン・デルタは大破、クルーはコスモ以外死にコスモも戦闘恐怖症に犯される
基地司令のカミューラ・ランバン幼年学校の教え子であるベスの話を信じないものの、戦いの恐怖に震えるコスモを優しくいたわるのだった

宇宙におけるバッフクランの戦力はとんでもない
重機動メカの開発者であるジルバル・ドルは、あれだけ苦戦したジグ・マックを三機も同時に駆り出し、新鋭機ズロージックも複数機でしかも分離攻撃させてくる。毎回、新しい機体が出てきてサシに近い勝負をするロボットもののお約束があって、一度にかかれば敵が必勝ではないかと思う時があるが、それを実際の作品内で実行してしまったかのようだ
ドルの作戦にコスモは徹底的に痛めつけられて、負けん気の強い彼とは思えない悲鳴を上げる。その演技は迫真ものであり、聞く者に恐怖を共有(!)させるほどだ

そんな彼をカミューラは息子のように接するが、コスモはその優しさに複雑な気持ちを吐露する。もう子供じゃないつもりだが、頼らざるえない境遇に陥って悔しいのだ
カミューラもそれを感じたのだろうか。まだトラウマが治りきらないコスモを、戦場のなか、ソロシップへ戻そうとする。基地司令としてパイロットを復帰させる計算なのか、本来の居場所に戻す気持ちだったのか
ともかくカミューラの死で、コスモは戦わざる得ない現実に無理矢理戻された。彼の怒りは頂点に達して、群がる敵機に「ミサイル全方位発射」!!! 一瞬で敵戦力の3分の1を葬り去る
戦いが終わったあとも、イデオンはコスモに呼応するように吠え、頭部から湯気白いオーラを立ちのぼらせる。後年のエヴァの咆哮と比較したくなる光景で、自立した不気味な存在であることを印象づけた


次回 【配信】『伝説巨神イデオン』 第15話~第17話
前回 【配信】『伝説巨神イデオン』 第9話~第11話

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【PS配信】『沈黙の大陸』

鬼畜米英の世界観


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アフリカ南部の某国。中国の通信会社DHテレコムが通信インフラの整備へ参入、欧州系のMTMなどは激しい競争にさらされた。DHテレコムの営業マン、アン・ジェン(=リー・トンシュエ)は、3G回線の導入を提案することで入札の獲得を目指す。MTMのマイケル(=クロヴィス・フーアン)は、かつて栄えていた部族の生き残りカバ(=マイク・タイソン)を抱き込み、入札の妨害を工作。さらにとんでもない陰謀を展開するのであった

これは邦題に偽りあり!
『沈黙』シリーズに数えるには無理があるだろう。タイトルで中国語が並ぶだけで、唖然ですわ
ジャケットはセガールと伝説的ボクサー、マイク・タイソンとの対決をうかがわせるが、別にセガールは主役ではない。序盤にセガールが演じる元傭兵ラウダーとタイソンのアクションシーンがあるだけで、他に接点はないのだ
このアクションが映画一番の見せ場であり、セガールがタイソンに譲るという結末が意外である。ボクサーのレジェンドに敬意を払ったのであろうか
本編は中国の営業マンによるビジネス・アドベンチャー(?)であり、悪逆非道な欧米の帝国主義者に対して、安心と信頼の中国が正攻法で市場を開拓していくという物語なのである
主人公の営業マンはなんでもできる。3G通信のプログラムを徹夜で改良し(アフリカにもってきたパソコンでやれんのか?)、中継タワーを復旧し、内部や外部との交渉事も上手で、島耕作もびっくりである。まだカンフーができないところに、わずかばかりのリアリティーをもたせているかもしれないが
職場の同僚女性より、金髪美人スザンナ(=ジャニケ・アスケボルド)を恋人にしてしまうあたり、小池一夫原作のハードボイルド劇画を思わせ、欧米に対する劣等感は日本人と共通するように思えた
映画の出来としては、ビジネスの駆け引きのところで、いきなり内戦のネタをぶちこんできたから、こんがらがっていた。タイソンの演技を愛でる作品である

映画の製作には資本が必要で、利益を上げるのに自国の観客の期待に応えねばならない。本作は『おじいちゃんはデブゴン』以上に、政治宣伝色は濃く、それだけに中国共産党の世界観を反映しているといえる
アフリカという市場に旧植民地の利権をもつ欧米は仮想敵国であり、中国の進出に対して有形無形の妨害を仕掛けてくる
「アフリカに文明をもたらしたのは我々」というマイケルに対し、アン・ジェンが欧米がアフリカでやったことは略奪であり、奴隷交易と返す。道義において欧米に勝っているとアピールする
それを裏付けるように、南北が対峙する境界を中華人民共和国の旗「五星紅旗」を掲げて主人公が通過する場面がある。これがまた、まるで硫黄島の星条旗のような演出なのだ
国連や赤十字の旗がなくて取り出すという流れであり、我々中国がアフリカでもっとも信用されている……と印象づけたいようなのである
苦笑したのは、3G通信のソースコードを公開するにあたって盗聴や監視は、すべての国にとって脅威ですという台詞。自国民へ対するものは問題なしなのだろうか。チベットやウイグルでやってきた、あるいはやっていることを考えれば、欧米のことをいえた口ではない
とはいえ、中国側がこのような東西対立の図式で世界を捉えているのなら、ファーウェイの一件も時間の問題だったといえよう


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日本のビジネスものなら、これかな。山本直樹の漫画が名作
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【配信】『伝説巨神イデオン』 第9話~第11話

グハバ「全く、一度お任せいただいたら口は出さんでもらいたいものだ、ハルル様には……!」


<第9話 燃える亜空間>

一騎打ちで敗れたギジェは、ダミドに「屈辱とは、最高の薬という」と嫌味を言われるが、アバデデに呼び出された二人は再度の亜空間戦闘を命じられる。それは彼らの調査艦グラム・ザンすら囮する必殺の作戦だった
対するソロシップ側はイデオンの調子が悪く、グラム・ザンを捕捉しきれずで、まんまと亜空間に引きずり込まれるのであった

イデオンは本人(?)のコンディション不良なのか、まったくゲージが上がらない。牽制の攻撃程度では本気になれないのだろうか
いいように敵に弄ばされて、コスモたちのイライラもMAXに。今回からベスに代わってファトム・モエラがBメカ(胴体部)のパイロットとなったが、コスモといがみ合う
イデオンを降りたベスはソロシップの艦長に徹っして、バッフ・クランを知るカララの助言を得る。シェリルは反対したが、コスモにすら嫌われて眉間の皺を増やすのであった
なんとか、グラム・ザンの特攻を退けても、ナレーションでは「彼らは明日という日のことを考えないのだろうか」と冷や水。やれやれ


<第10話 奇襲・バジン作戦>

亜空間を脱したソロシップは、ガイラ星域のケイ素でできた惑星に不時着した。そこには金属の樹木に覆われた機械生命体が巣くい、それゆえ敵のレーダーに捕まらないはずだった
一方、バッフクランの追撃隊はカララの姉ハルルが直々に出陣を受け、「男が立たぬ」とアバデデが単騎での出撃を決意。3年前に調査隊を壊滅させた機械生命体バジンを利用して、ソロシップを葬ろうとするのだった

バッフクランの脅威の科学力。ギジェがソロシップにつけた生体反応機は、なんと数万光年先を探知できた!!!! もうそれは無限力なのではなかろうか(苦笑)
それはさておいて、ついにハルル様見参である。長女として父親の価値観を純粋に引き継いでいて、イデのためなら「我が子の犠牲もいとわぬと」とドバの意思をそのまま伝えるのだった
その通信に触発されたのがアバデデで、面子をかけて必殺の作戦を仕掛ける。出撃前に家族からのビデオレターを見(フラグというなかれ)、カララに救出を断られて「我が子を(高貴な人々のように)したくない」とごちるなど、クールなようで味のある御仁であった
最期は策士、策に溺れるというか、イデオンとソロシップの底力に屈する。合掌
敵意むきだしのシェリルと内に秘めるカララのビンタ合戦など、見所満載の回


<第11話 追撃・遺跡の星>

ギジェたちはハルルと合流した。彼女はギジェにソロ星での調査へ戻るように命令し、ダミドは軍に同行させてソロシップを追う
一方、ソロシップが不時着した惑星は、人は住まないが第6文明の遺跡が点在しており、コスモたちも調査に駆り出される。第6文明人は地球人より大きかったらしいが、それがイデとどういう関係があるかは謎
そこへバッフクランの小型偵察機が飛来し、コスモはナイフで仕留めて見せたが、ハルルたちの攻勢を受ける

ハルル様が指揮官として残念がことが、早くも発覚してしまう
巨人対策に巨大な重機動メカ「ジグ・マック」を動員するが、母艦の護衛に残していた新鋭戦闘機ズロウ・ジックまで繰り出してしまい、まんまとイデオンの強襲を食らってしまう
彼女の興味はイデオンと地球人の観察にあるのであって、戦闘という自覚がない。それではカララと目的が変わらないではないか(苦笑)
「巨人が殴った。まるで人間のように」という台詞など、ヒロイン臭まで漂わており、その存在感はカララとの関係が物語の中心に来ると暗示させる

ハルルはジグ・マックの苦戦を見て撤退させる。コスモは「ただ守りに戻るだけでは、勝てはしない」と悔しがるが、ベスは追撃に消極的。カララの助言が的確でもブリッジでのベタベタぶりは、リーダーとしてどうなのか
ベスはその辺の空気は感じているらしく、追撃するか否かを実戦部隊の意見を聞いて収拾する。シェリルを巻き込んでカララの立場を守ろうとするあたり、したたかではある
カララの話によると、イデの神話には「イデの実」は第二の太陽と呼ばれ、悪人にイデを奪われると守り切れなかった英雄は罰せられ、『暗黒を生む』という。また、ソロ星を見出したのも、バッフクラン星に落ちた隕石を航跡をたどってだと
今後の展開を知っている人間からすると、ハッとする回だった


次回 【配信】『伝説巨神イデオン』 第12話~第14話
前回 【配信】『伝説巨神イデオン』 第6話~第8話

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【配信】『伝説巨神イデオン』 第6話~第8話

ダミド「ギジェはどうでもいいのだよ」


<第6話 裏切りの白い旗>

カララの停戦信号をきっかけとして、ベスはバッフクランとの交渉を模索する。交信がうまく行かないことから、コスモはシーツから白旗を作り掲げてしまう。しかし、バッフクランにとって、白旗は決闘における白いハンカチ、最大級の挑戦を意味した。ギジェを出し抜きたいダミドは、無差別の総攻撃を始める

ソロシップの面々は寄せ集めのせいか、誰もうまくいかない
飛び蛙の涎を受けるシェリルにベスが「好かれることもあるのだな」と嫌味を言えば、コスモはベスにカララへ入れあげてることを非難する。カーシャに「最低」部下にも「あんた、甘いぜ」とぼやかれ、ベスの株は急落だ
ベスと主導権争いを続けるシェリルはシェリルで、妹リンと子供たちへの対応で揉め、どこもかしこも壁ばかりだ
しかし戦闘になると、優秀な軍人はやはり頼り。ベスはコスモとカーシャの間を取り持って信頼を回復し、リンチを受けそうなカララたちを守ってみせた
この雑多な集団がいかにまとまるのか。カララの存在は切り札であり、爆弾である


<第7話 亜空間脱走>


ギジェはダミドを抑えて、ソロシップとの通信を再開する。しかしベスたちも対話ができると信じておらず、亜空間ドライヴの時間稼ぎに使おうとした。それを見抜いていたアバデデはダミドに攻撃を仕掛けさせ、イデオンとソロシップは自発的に亜空間ドライヴをしてしまう。が、それもまたアバデデの読み通りで、必殺の重機動メカ「ギランドゥ」を送り込むのだった

シェリルはアンドロメダ星雲の地球人と通信しようとするが、ベスは反対。地球人の拠点の存在をバッフクランに知られたくないのだ。それでもこっそり電波を発信するのがシェリルらしい(苦笑)
ダミドの無差別攻撃にカララは自分が見捨てられたと悟る。それを知らされた侍女のマヤヤは脱走を図って、あえなく射殺!
この一件をきっかけにして、シェリルはベスに黙ってカララを精神を読み取る機械「コンフェスグラフ」にかけてしまう。憤るベスだが、コスモはむしろ賛成。カララが科学的知識のない理想主義者と判明し、シェリルも「人畜無害」と認めた


<第8話 対決・大砂塵>

アバデデハルルと連絡を取り、その増援を仰ぐこととなった。それでは自分の面目が立たないとギジェは、出陣を直訴。意外にもアバデデはそれを認め、重機動メカ「ドグ・マック」を託した。一方、シェリルたち大人に冷たくされ、うっぷんが溜まったデクとアーシェラは不時着した惑星を冒険。巨大な恐竜たちに圧倒される。捜索に出たコスモはそれを発見するも、そこにはギジェのドグ・マックが潜んでいた

ギジェは子供たちを人質に取るも、意外な行動を取る。「サムライ」らしく一騎打ちでこの戦いの勝敗を決めようというのだ
コスモは子ども扱いされて一蹴されたが、続いてベスとはレーザー剣での決闘となる。ギジェが勝てばイデオンとソロシップ、カララ様を返還し、生き延びるための食糧を提供する。ベスが勝てばイデオンとソロシップを追わず、「カララ様だけは返してもらう」
もし、これで話が解決すれば、どれだけ平和なことか
もっともダミドが功を優先したように、バッフクランと地球人に信頼関係はないし、ギジェの一存でそのような決定が通るはずもない
ベスが一瞬の動揺でギジェの剣を払っても、ギジェは「立会人がいないと成立しない」と言い張るし(苦笑)、部下が子供を人質にとってきても「部下はサムライじゃないから」と拘束力に乏しいのであった
もっとも、コスモとベスはギジェの行動に感心していて、「サムライ」というパワーワードに意外な普遍性があると判明したのであった


戦闘のことには触れていないけど、第6話ではロボット物伝統のワイヤー拘束からの電撃攻撃、第7話では亜空間内での戦闘、第8話では人間同士の一騎打ちと地上用重機動メカとの戦いとそれぞれメリハリが利いていた
対するイデオンは格闘を除くと、ミサイルの弾幕が頼りであり、補給が気になるところ。ソロシップにはイデオンの部品が山と残っていたらしく、修理には十分なようだ


次回 【配信】『伝説巨神イデオン』 第9話~第11話
前回 【配信】『伝説巨神イデオン』 第3話~第5話

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【映画】『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

ブルース・リーの扱われ方にその娘が批判し、タランティーノが応戦する一件があったけども、ブルース・リーが生意気そうなのはワン・シーンだけで、女性に指導するときには紳士的。総合的には、それほど問題はないのでは




1969年、ロサンゼルス。俳優リック・ダルトン(=レオナルド・ディカプリオ)は、テレビシリーズで主演を務めたアクションスターだったが、最近では若手の主演に殺される立場に落ちぶれていた。リックのスタントを務めるクリフ・ブース(=ブラッド・ピット)も、それに比例して貧しい生活を送るも、こちらは達観してマイペース。クリフに励まされながら、リックは嫌っていたマカロニ・ウェスタンへの出演を検討する。そんなリックの隣家に、飛ぶ鳥落とす勢いの映画監督ロマン・ポランスキー(=ラファル・ザビエルチャ)女優シャロン・テート(=マーゴット・ロビー)の夫妻が引っ越してくるが……

アメリカ版の『三丁目の夕日』といったところだろうか
ディカプリオ演じる中堅俳優リックは、テレビから映画へ転向し損ねて落ち目なものの、かつては主演を務めた役者であり、ブラピ演じるクリフはスタント専門であってトレーラーハウス(?)で極貧生活を送る
この二人には使用人と主人といえるほど格差があるが、お互いそれを恥とは思っていない
その隣家へ引っ越し来たポランスキー夫妻はその上を行く成功者であり、ハリウッドのセレブたちとパーティに興じるゴージャスな身分と、ハリウッドの頂点と底辺がこれでもかと強調されている
しかし、その格差に批判的な描かれ方をされているわけでもなく、「これが今も昔も芸能の世界なのだよ」とそれぞれが誇りをもって生きている
三時間に迫る尺があるが、流れるような場面転換で気にならない。ブラピのドライヴにその年代の流行歌を流すだけでずるいほど様(ほぼこれでもたせている)になるし、寂びれゆく西部劇映画の撮影風景に下積み時代のブルース・リー(=マイク・モー)の格闘指導、何気なく掲げられる映画の看板(『トラトラトラ!』も!)、その時代のファッションベトナム戦争と社会に反発するヒッピーたちといった社会背景が描かれ、眺めているだけで楽しい映画に仕上がっている

賛否両論あるのは、シャロン・テートが殺害されたチャールズ・マンソン事件の扱いだろうか
大いにネタバレしていくと、この映画にチャールズ・マンソンそのものは出てこない。マンソンに相当するのは、リックやクリフと同じ映画に出ていたというジョージ・スパーン(=ブルース・ダーン)。その姿は当時というより晩年のマンソンであり、元撮影現場に暮らす芸能界の落伍者だった

*2019’9/3 訂正
管理人の勉強不足による勘違いだった。チャールズ・マンソン(=デイモン・ヘリマン)は、ポランスキーが引っ越してきたことを知らず尋ねに来ている。注意しないと気づかない扱いである
ジョージ・スパーン(=ブルース・ダーン)はマンソンファミリーがアジトするスパーン映画牧場のオーナーであり、盲目であることを利用されてファミリーの女たちに篭絡され、牧場を明け渡していたのだ


クライマックスではあたかも事件の経過を再現するようにナレーションが入るが、結末は史実とは異なる。襲撃者に対して男女平等の鉄拳制裁に、火炎放射(爆)で念押しまでされるB級テイストの物理解決がなされているのだ!!!
近い底辺にいるクリフとヒッピーたちとの対話がないのが寂しいものの、タランティーノらしい裏切り方だなと納得はした(笑)。たとえ格差など社会問題があったとしても、暴力で解決することは許されないという固い意思表示でもあるのだ(あるいは妊婦を殺す場面を流せないという判断かもしれないが)
またそれは、実際のチャールズ・マンソンに、実行犯のスーザン・アトキンスたちが死刑制度の廃止によって、終身刑にとどまったことへのあてつけにもとれる
ただ、これだけ長い尺もあるのだから、何か高尚なメッセージでも置いてくれたらもう少し様になったような気も


注目記事 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』徹底予習 シャロン・テート殺人事件とチャールズ・マンソンとは(THE RIVER)

↑先に読んどけばとも思うけど、それはそれで先入観も持ってしまうか。それだけしっかりした記事であります
マンソン・ファミリーはカウンターカルチャーの鬼子であり、ウッドストックの興奮の裏でヒッピー文化の終焉が始まっていたとか
リックのような西部劇のヒーローカウンターカルチャーに乗れなかった世代であり、タランティーノはある種の復讐を果たしたのかも

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↑映画の題名はこの作品を意識してつけられたとか
マカロニウェスタンの伝説的傑作らしいので見よう
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