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【プライム配信】『葬送のフリーレン』

日テレのを見そびれたので、プライムで


ゴールデンタイム第1話から第4話まで一挙放送されたことに驚いたが、原作を知らない人に、ちゃんと作風を伝える構成になっていた
第1話に旅の終わりから、勇者ヒンメルの死第2話司祭ハイダーフェルンを託され、旅に連れができる
第3話で、かつて封印した魔族との戦いがあって、第4話フリーレンの師匠フランメの手記から、死者の魂が集まるというオレオールの地を知る
最初に背景、次に旅の仲間と魔術師としての日常魔法のバトル、そして最後に旅の目的が分かると、丁寧に段階を踏んでいるのだ
第1話の最後に幼いフェルンが出てくるのだけど、それまでが原作どおりの爺臭い展開なので、次への導線が弱いのだ
一般受けするかは分からないが、アニメだけのことを考えれば一挙放送は英断だと思う

バトル漫画だと、出てくるキャラクターが皆若く、死んだと思われても術でなんとかなっているパターンが多い。死は日常ではなく、劇的なものだ
そこに来ると、本作は出てくる人たちが高齢で、誰にもいつか来る死への意識がある
冒頭に「ヒンメルの死から◯◯年後」とあり、フェルンはだんだん大人に近づいていく。キャラクターが時間経過で変わっていくのも、本作の見どころだ
フリーレンとフェルンはまんまイメージどおりであり、個人的にはムスッとしたときの演出に注目していきたい
ゴールデンで始まったものの、投じられた予算そのものは深夜枠な感じだが、配信で追いかけます


関連記事 『葬送のフリーレン』 第1巻・第2巻



【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第22話・第23話・第24話

スレッタ「お母さんを悪い魔法使いにしたくない」


<第22話 紡がれる道>

要塞「クワイエット・ゼロ」への議会連合の第二次攻撃は失敗に終わった。スレッタを手伝うべく、地球寮の面々はブリオン寮のセセリアにMSを借りる
スレッタはミオリネと会うために、グエルとフェンシングの決闘! 空気を読んだグエルのおかげで、引きこもっていたミオリネと再会。クワイエット・ゼロの中へ突入する作戦がついに始まった

自己犠牲的なスレッタの決意に、ミオリネは「都合のいい言葉なんて言えない」。しかし、スレッタもプラント・クエッタでソフィなどを殺めたことを受け止め、「自分のやってしまったことは取り戻せない」「それでも前を進むしかない」
プラント・クエッタの時はエリクトの感覚と同期して、命に対する感覚が薄く思えたが、学園テロにおける救助活動で芯が入ったようだ
さて、クワイエット・ゼロへの作戦はデータストームの干渉を受けないために、キャリバーンのスレッタはパーミットスコア5以上に挑み、他のクルーはパーミットを使わないMSと乗り物でこっそり(?)と潜入するもの
スレッタはエリクトのDNAがあるのに、わりと苦しんでいて、もう根性という感じ


<第23話 譲れない優しさ>

エリクトは「スレッタのわからず屋」と、説得も聞かずに激しく攻撃。「お母さんを悪い魔法使いにしたくない」「忘れることなんてできないよ」
スレッタの言葉にエリクトの動きが一瞬止まり、ミオリネたちがクワイエット・ゼロに取りついた
クワイエット・ゼロのシステムを書き換えようとしたミオリネたちに対して、プロスペラ自らが立ちはだかる。プロスペラが変えた解除コードは……

ミオリネを逆恨みするラウダガンダム・シュバルゼッテに乗り、グエルと刺し違えるような展開。もともと無理筋な話であり、フェルシーの言うとおり「兄弟喧嘩で死んだら洒落にならない」(苦笑)
何気にプロスペラが繰り出したドローンをハロたちが動かす構図が最高で、最終回近くで笑わせてもらった。とはいえ、プロスペラが書き換えたコードを、ミオリネが推測するまでの展開もよく、ドラマとそれまでの仕掛けがマッチしていた
しかし、エアリアルが巨大レーザーを防ぐシーンには……う~ん


<第24話 目一杯の祝福を君に>

クズの議会連合巨大レーザーの発射を防がれてなお、MS部隊を繰り出した。が、バカバカしくなった現場の指揮官が、サボタージュしたので事なきを得る
クワイエット・ゼロを機能停止させたものの、部下のゴドイがハロたちで突入メンバーを捕虜にしたことから、プロスペラは巻き返す
しかし、エアリアルの胴体を持ち帰ったスレッタは、プロスペラの要求を拒否し、エリクトとともにレーザー発射阻止に出発する

どうして巨大レーザーが連発されなければならないのか?
もう、それは作り手が撃って盛り上げたいからに他ならない。これこそ、宇宙世紀脳、「ガンダムの呪い」の象徴ではないか
そして、巨大レーザーをスペシャルとはいえ、MSで防いでしまうのは、ガンダムUCの一番悪いところを真似しちゃったとしか(苦笑)
クワイエット・ゼロのデータストームの中で、エラン4号やソフィ、ノレアが出るところは宇宙世紀のニュータイプ描写を思わせ、地球で車椅子に座るプロスペラは∀のディアナ様を連想した
スレッタプロスペラに浴びせた復讐ではなく、未来を選んだのでしょは、それにしても痛烈な言葉である。復讐をとったからこそ、兵器としてのガンダムを学園に送り込んで、娘たちを矢面に立てたのだから



総括すると、1話から24話までムラのなさ、無駄のなさが凄い学生同士の人間関係について言えば、それぞれが伏線を回収し、3年後のラストへも見事につながっている
決闘に嫌味言っているだけのセセリアが、徐々に存在感を増し、最後にはグエルやエラン(本人)にマウントをとるなど想像できただろうか(笑)
説明が後回し、後付に聞こえてしまう部分はあるものの、説明的な台詞も少なくてテンポもいい

同時にそれを生み出すために割愛された部分も多くて、学園ものの割に教員の存在が薄い!
最後のほうでケナンジが「大人に任せろ」てなフォローを入れるが、学園の卒業生がそのままCEOになれるなど、法人格の組織として考えられないことが当たり前のように起こる
そうした部分を焦土戦術のように捨ててるからこそ、すっきり見られるのであって、組織や社会への批評性はおっ、おぅとしか

あと、生命倫理として、生体コードに移った存在を同じ生命とみなしていいのか、という問題があって、エリクトの転移を喜んでいいのやら
関係者が強化人士を除いてあまり死なないエンドながら、モブの死傷者は数しれずで、盛り上げるためのテロや戦争が良質の学園ドラマを飲み込んでしまうので、面白いんだけど再視聴には気が重い
プロローグで「すべてのガンダムを否定する」と宣言し、ガンダムがほぼ出てこない回があるなど型破りな部分もある一方で、気楽にレーザーを撃っちゃうとか、ドラマの出来がいいだけに「ガンダムの呪い」の強さを感じた


前回 【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第19話・第20話・第21話



【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第19話・第20話・第21話

グエル「奪うだけじゃ、変わらない!」


<第19話 一番じゃないやり方>

ミオリネグエルは、アーシアンのデモ代表と会談しようと地球へ降下。グループのシンボルとして連れるエアリアルには、プロスペラが搭乗していた
アーシアンとの交渉は難航するが、総裁選まで10日間のデモ中止を約束してもらう
一方で、グエルは地球で会った少年から、シャディクと「フォルドの夜明け」の関わりを知り、すべてが彼の仕業と知る
交渉が終わろうとするなか、プロスペラエアリアルを動かして……

総裁選をも吹き飛ばす、プロスペラのテロ!
エアリアルの能力を使ってか、「フォルドの夜明け」の倉庫を見つけ出し、ルブリスタイプを破壊していく。このオックス・アース社のガンダムは、宇宙議会連合がベネリット・グループに対抗するために秘匿していたものらしい
アーシアンへのテロは学園にも報道され、スレッタはエリクトが言っていた意味を知る。こうなると分かっていたから、プロスペラとエリクトは離れていったのだと


<第20話 望みの果て>

学園に戻ったグエルは、ドミココス隊とともにグラスレー寮へ向かうが、シャディク寮の女性パイロットたちが迎え撃つ
「死にたくない」と泣いていたはずのノレアが、エラン5号の制止を振り切って大暴れ。再び、学園に大きな被害をもたらす
グエルはかろうじてシャディクを制して捕らえるが、この騒動がベネリット・グループの解体につながることまで、彼の計算なのであった

結局、総裁選はなし!
グラスレー・グループは実力主義にこだわるゆえに、戦災孤児のアーシアンまでが登用され、シャディクについていく女性パイロットたちも同様の境遇だった
強化人士ではない彼女たちが戦争に躊躇がないのが、他の学生とあまりに対照的だ。シャディクは最初から与えられた者たちへの憎悪を吐くが、グエルは「奪うだけじゃ変わらないと退けた
「死んで済むと思うな」と確保されるが、本来はスイカバーで殺されるポジションである

隠し玉のように解放されたノレアは、その期待どおりに大暴れ。ソフィの死とガンダムの負荷で、限界が来たのだろうか
5号の告白にノレアは戦いをやめるが、そこにドミココス隊の狙撃が……という宇宙世紀の強化人間な展開
こうした悲劇の後に、ようやくタイトル「望みの果て」が入る粋な演出
この展開で主人公がMSに乗らず、地味に人命救助をするのは、このシリーズならでは


<第21話 今、できることを>

宇宙に戻ったミオリネは、意識の戻らぬ父と、シャディクともご対面「まぶし過ぎたのよ、あなたの理想は」自分の選択がこうしたテロを招いたと、シャディクを裁く気持ちにはなれない
形勢不利が感じたペイル社は、ベネリット・グループの内情を告発し、宇宙議会連合へすり寄る。議会連合は大量破壊兵器「クワイエット・ゼロ」を口実にグループ解体の強制介入を行うとした
一方、温室のトマトを避難した学生に配っていたスレッタは、議会連合のグストンベルメリアの訪問を受けて……

ここでついに姿を現した宇宙議会連合
財閥グループが宇宙を席巻していて、フロント(コロニー)間の調整機関に過ぎないというが、けっこうな大艦隊を動員していた。Vガンの連邦政府ぐらい曖昧で全貌の分からない組織だ
彼らの前に姿を現したのが、『スターウォーズ』もびっくりの大要塞「クワイエット・ゼロ」エアリアルをキーとして、MS大のガンボットを展開して、議会連合のMSを蹴散らす。そしてデータストームを展開して、大艦隊ごとジャックして一方的な虐殺!!
自分の子供にこんなことをさせるのか、プロスペラさんよお

グストンはこの事態を受けて、スレッタヴァナディース機関に残っていたもうひとつのガンダム、キャリバーンに乗って「クワイエット・ゼロ」を止めてくれないかと頼む
反対する地球寮の仲間に明かされたのが、エアリアルの秘密
第18話を管理人が少し誤解していて、スレッタはエリクトの遺伝子から作られた“リプレチャイルド”(クローン?)だった。プロスペラ自身が自覚的にエリクトの代わりとして作ったのだ
データストームのフィルターのないキャリバーンに乗せようというのは、エリクトのDNAをあてにしてなのだろう


総裁選がテロでぶっ飛ぶ! これがシーズン2の作風である
せっかく学生たちのドラマがいいんだから、なるべく人が死なない方向で頑張って欲しかったんだが
歴代のガンダムに珍しく、主人公がガンダムに乗らない回が多いわりに、宇宙世紀の方向に引っ張られているというか
特にプロスペラは、ガンダム“仮面の呪い”に囚われたとしか思えない(苦笑)。エリクトのための世界と称して、酷使しまくっているではないか
ラウダの逆恨みも次回への釣り演出にしか見えないし、面白いけど軽いのだ


次回 【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第22話・第23話・第24話
前回 【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第16話・第17話・第18話



【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第16話・第17話・第18話

ミオリネ「さようなら、水星のお上りさん」


<第16話 罪過の輪>

学園のテロは外部にも報道され、プラント・クエタのテロもベネリット・グループが独自に行っていた治安活動と結びつけられた。そうした事態にグループの次期総裁が必要として、シャディク総裁選への出馬をはかる
一方で、株式会社ガンダムへの嫌疑も晴れて、ミオリネは活動再開。地球寮メンバーも喜ぶが、スレッタとは母親とエアリアルについてズレが埋まらない

今回はスレッタの異常ぶりが際立つ
自分が人を殺したことに、ショックを受けないスレッタに対して、「正しいことでも、笑っちゃいけないの!」とミオリネに怒られてもピンと来ない。母親のことを何でも信じて、肯定してしまう気持ち悪さはなんなのか
彼女も強化人士と同様に頭をいじられているのか、と疑ってしまう。ここらへんは水星でどういう育ち方をしたのかが分からないので、なんとも言えない
プロスペラのもとへ殴り込んだミオリネは、「デリングは親子の敵なの」と自らの正体を明かす。そして、スレッタをエアリアルから引き離すのを条件に『クワイエット・ゼロ計画』への協力を求めるのだった


<第17話 大切なもの>

エアリアルの奪取をエリクトに拒まれたエラン5号は、温室のスレッタへ迫るが、復帰したグエルに追い払われる。真摯な告白にスレッタは「大切な人がいる」と振り切る
しかし、ミオリネはスレッタへ、グエルとの決闘を仕掛けさせる。それはプロスペラとの取引から導き出された、スレッタのための行動だった

急展開だった
父親を殺したトラウマに苦しむグエルを圧倒するエアリアルだったが、ハッピーバスデーの歌を合図に緊急停止。エリクトがスレッタを拒んだのだ
これにより、スレッタはエアリアルを取り上げられ、婚約者の地位を失った
敗れたスレッタのもとにミオリネが見下ろすところが名場面で、悪に徹して「私がやったの」「さようなら、水星のお上りさん」


<第18話 空っぽな私たち>

壮絶な敗戦にもスレッタは、傍目には元気に学生生活を送っていた。地球寮の面々はそれを気味悪がるばかり。しかし、温室で沈んでいるところをチュアチュリーに見つかり、ミオリネにぶつけろと引っ張り出される
一方、弟ラウダに代わり、ジェターク社のCEOに就任したグエルは、投資家との対応に苦戦。プロスペラからは秘密裏にシン・セーと開発していたガンダムをすすめられる

グラスレー寮へ逃げ込んだエラン5号は、ぺらぺらと自身の秘密をしゃべりだす。ペイル社CEOをペイル・グレードと呼ばれる独自の指数で選び出し、そのトップがエラン・ペイル本人
しかし、デリングがミオリネの婚約者に決闘システムを生み出したことから、決闘要員を作る必要があり、そうして生み出されたのが強化人士たちだったのだ
そして、その研究にはヴァナディースから逃げ出したベルメリアが関わっていた

チュアチュリーに連れられたスレッタは、ミオリネには会えず、なぜかエアリアルと宇宙へ出ることに
そこでエリクトの口(?)からエアリアルの正体が明かされる。機械のなかに組み込まれたエリクトはエアリアルやスレッタをいわば、自分の体を代行するものとして使っていたのだ。ガンビットたちもエリクトのコピーから作られた仲間で、パーメットスコアが上がったときに聞こえた、魔女の笑い声の正体は彼女たちだった
しかし、スレッタの度重なる決闘により、パーメットスコア8に到達した今となっては、自立して動くことができるので、スレッタはいらない!
エリクトはスレッタをコクピットから追い出し、プロスペラは「学園に行きなさい」と突き放す。ミオリネとの取引であるともに、『クワイエット・ゼロ』の計画に巻き込まないためとはいえ、何とも妙な親子関係である


ここにおいて、エアリアルが一種の生体兵器であることが判明した
この世界には、パーメットという情報を共有できる素材があるのだが、人間の精神をコードとして移せるというのはかなりぶっ飛んでいる。エヴァはパイロットの母親をもとに作っていたが、こちらのセンスはサイバーパンクに近い
宇宙世紀ガンダムでは、ニュータイプという概念を通して、バイオセンサーやサイコミュなどに霊的なものが取り憑くような描写をしていたが、わりと科学的に移せる説明してしまったのは驚きだ。もちろん、エリクトの素養というのもあるだろうが
果たして、肉体と切り離した精神が、ただの生体データが、もとの同じ存在とみなせるのか?
MS戦が第17話しかなく、ドラマが非常に充実していたゆえに、気になってしまった


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【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第13話・第14話・第15話

3ケ月開けてのシーズン2
OPも一新して、作品の空気も変わってしまうよう


<第13話 大地からの使者>

プラント・クエタのテロ事件から二週間後、スレッタたまりたまった決闘を連戦方式でこなしていた。箝口令がしかれてトラウマが残る地球寮の面々に比べて、スレッタだけはそれを感じさせないでいた
しかし、オープンキャンパスのシーズンと重なり、地球寮へプラント・クエタを襲ったノレアソフィアが見学に。連絡係のニカ・ナナウラは板挟みとなって…

冒頭にいきなり決闘5連戦!
なんだ、安心の学園ドラマが続くのかと思いきや、ノレアとソフィが乗り込んでくる。ソフィがスレッタをことさら「お姉ちゃんと呼ぶのは、Zガンダムのロザミィをフューチャーしたのだろうか
ラストでミオリネは、プロスペラ「あんた、娘にあんなことさせて!」と食い下がるが、プロスペラは意に返さずデリングの『クワイエット・ゼロ』計画への協力を頼む
GUNDフォーマットで「戦争のない世界」を! これはあかんやつですな


<第14話 彼女たちのネガイ>

バトルロイヤル形式の決闘、ランブルリングの期日が迫っていた。ソフィは決闘に賭けるものとして、スレッタに「本当の家族になってよ」と言う
各企業のMSをアピールする場であるランブルリングには、次期CEOのラウダ・ジェタークに、ペイル寮のエラン(5号)も出撃、決闘を禁じられたシャディクの代わりにグラスレー寮からは女パイロットたちが出る
そして、その裏ではあの2人もスタンバイしていて……

学園ドラマは、やはり打ち砕かれた(苦笑)
きっかけはソフィとノレアによる無差別攻撃! 決闘の体で入り込んで、フロントの外壁を破り、生徒のコクピットを撃ち込んでいく
しかも、今回のルブリス巨大なガンビット(形状はガンダム!)を使って、多人数相手にも圧倒する
ただし、エアリアルに対しては危機に及んで、制限が解除されてデータストームが発生ソフィのガンダムの能力を奪い、脳死に追い込んだのだった
その事態にノレアはスレッタをせめず、「いつか、私もガンダムの呪いに殺されます」

ベルメリアの問いかけから、プロスペラはついにエアリアルの秘密を明かす
エアリアルがスレッタに負担をかけないのは、誰かがそれを引き受けているから。それはなんと、プロスペラ=エレノアの最初の娘エリクト!
ガンダムのなかに彼女が入っていて、ガンビットを操っているから、スレッタは狂わないのだ
プロスペラはエアリアルの超常的な力をキーにして、『クワイエット・ゼロ』を完成させ、「戦争のない世界」のみならず、「世界を書き換えたい」とすら言う


<第15話 父と子と>

グラスレー寮に匿われたノレアは、ソフィを失った悲しみをニカ・ナナウラにぶつける。騒ぎのなかでサリウスを確保したシャディクは、宇宙から地球を操作する「戦争シェアリング」の仕組みの破壊と、ベネリット・グループの解体する計画を明かした
一方、「フォルドの夜明け」に囚われたグエル・ジェタークは、父殺しのトラウマで精神崩壊。そこへ治安部隊の掃討作戦が行われて……

突然R13に引き上がっていてビックリ。テレビではどういう扱いだったのだろうか
テロとの関わりを疑われてニカグラスレー寮に匿われるが、ノレアからティターンズばりのリンチを受ける。やけに念入りな暴力描写だ
シロッコ・ポジションのシャディクは、地球にベネリット・グループの資本を投下して力の拮抗による平和を語るが、その真意はどこにやら
今回の主役はテロリストのリーダーにして、元ドミニコスオスコットと、父を殺したグエル・ジェターク。グエルが立ち直るしっかり描いているのだが、これをやるなら、父親との関係にも尺を割いて欲しかった


学園から戦争ものになると、いろいろ気になるところが出てくる
あれほどのガンダム2機を、なんで簡単に持ち込めるのか。初回のエアリアルもまあ、そうなんだけど
ゲリラが整備が大変なMSを扱えるのかという疑問には、ガンダムのこれまでの歴史と伝統で肯定されてしまうわけだが(苦笑)
こっちについてはテロリスト側にまで武器を売って企業が稼ぐという「戦争シェアリング」のシステムで、わりと他の作品よりは説明がついたりして


次回 【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第16話・第17話・第18話
前回 【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第10話・第11話・第12話



【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第10話・第11話・第12話

ミオリネ「わたしが逃げなくてよくなったのは、あなたのおかげなのよ!」


<第10話 巡る思い>

エアリアルを、ガンダムを公認したことで、ベネリット・グループにも波紋が広がる。もともとデリングの暗殺計画を企んでいたヴィム・ジェタークを利用する形で、サリウスの養子シャディクのクーデター計画が進められる
一方、強化人士4号に代わり、新たなるエラン=5号が登場。スレッタをベタに口説こうとするが、彼女に自分自身への不安を与えるだけに終わった

急に地球へ場面が移る
廃校となった学校に、ソフィノレアの2人の少女がいて、その親代わりのナジが畑を耕している。そこへシャディクの連絡が入り、デリング襲撃が依頼される
彼らは「フォルドの夜明け」と呼ばれるテロ組織のメンバーで、同じ地球生まれのシャディクからのつながりで、地球寮のニカ・ナナウラが連絡係となっていたのだ
シャディクの狙いは「ベネリット・グループの解体」、解体して何をするのか?


<第11話 地球の魔女>

ミオリネが忙しくなり、いろんな人間が増えたことで、スレッタは「自分の存在が軽くなったのでは」と不安になってしまう。それを取り返そうとしても、結果がともなわず、さらにドツボにはまっていく
デリングやミオリネたちも集まったプラント・クエタでは、ヴィムとシャディクによるクーデター計画が実行され、グエルが密かに働いていた船が制圧され、ソフィとノレアのガンダムが動き出す!

ここにおいて、プロスペラ・マーキュリー前日譚に出てきたエルノラ・サマヤと発覚! スレッタは年齢的に娘エリクトではありえないし、彼女はどこへ行ったのか?
スレッタとミオリネのことに関してはいわゆる神回。スレッタは自らの不安をプロスペラに打ち明け、プロスペラは自分とエアリアルに依存させようとするが、立ち聞きしていたミオリネが激怒!
追いかけっ子の果てに「私が逃げなくてよくなったのは、あなたのおかげなのよ!」と打ち明ける。「ずっとそばにいて」と言いながら、いろいろ注文をつけるところはさだまさしの関白宣言を思わせる


<第12話 逃げ出すよりも進むことを>

「フォルトの夜明け」デリングとエアリアルを求めて暴れまわる。スレッタと離れ離れになったミオリネは、デリングと合流するも爆発に巻き込まれてしまう
スレッタエアリアルを求めてハンガーを目指し、テロリストに気づかれてしまう。そこへプロスペラたちが銃撃で倒して登場
初めて見る殺人の現場に震えるスレッタだが、「みんなを救うために、“あなたたち”が必要」とプロスペラはエアリアルへ誘うのだった

とうとうスレッタとエアリアルは戦争に巻き込まれてしまった。プロスペラとのやり取りなどは、エヴァの第1話を思わせる
それに背中を押されるスレッタはまともな人間なのかも、疑ってしまった。それは驚愕のラストシーン、ミオリネに迫るテロリストをMSの手のひらで潰し、血まみれの手で「助けに来た」という場面にもつながる。ミオリネの「人殺し」は、視聴者から作り手に言いたくなる言葉でもある(苦笑)
グエルが父ヴィムを殺す羽目になる下りは、1期1クールの弊害といわせて頂こう。2期目に親父の出番がないから、前倒しに処理された感が否めなかった
グエルに父を超える機会を奪ってしまったのではないか?


ガンダムはやっぱりこうなってしまうのかという展開
ガンダムを兵器として押していくと戦争は不可避なのだけど、学園と会社という新しい養素が加わっているだけに、違う方向性はあったと思うのだ
第11話で力石は死んだと思うけど、まだ折り返し。地球の魔女が乗り回していたガンダム・ルブリス2機、デリングとプロスペラが企む「クワイエット・ゼロ」…と謎は残されているし、ぼちぼち見ていきます


次回 【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第13話・第14話・第15話
前回 【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第8話・第9話



【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第8話・第9話

スレッタ「ガンダム、飛べる!跳ねる!エアリアル!」


<第8話 彼らの選択>

ミオリネは「株式会社ガンダムをぶち上げて、地球寮のメンバーを無理やり組み込んだものの、何をやる会社かというと「これから考える」!
プロスペラペイル社のベルメリアから「GUNDフォーマット」ヴァナディース機関のことを聞き、「GUNDの理想」を知る
かつてのパートナーであったシャディクは、ガンダムとミオリネを手に入れようと策動するが……

今回は会社の立ち上げがテーマ。スレッタとエアリアルのPVが素人にしても酷い出来栄えで抱腹絶倒。ローカルCMのレジェンドと比肩するレベルである(笑)
胸をはだけた決闘委員シャディクは、元々は地球の戦災孤児らしく、ベネリット・グループの重鎮サリウスの養子
学園を放校となり、テント暮らしをしているグエルに、親に内緒で事業計画をコンペに出したことのあるミオリネにも粉をかけ、ガンダムを手にしようと手段を問わず動き回る
義父と違って、ガンダム潰しには反対のようだ


<第9話 あと一歩、キミに踏み出せたなら>

シャディクは「株式会社ガンダム」を手に入れようと、学園の起業規則を変更してミオリネへ取引を持ちかける
ミオリネは即座に拒否して、会社の存続をかけて決闘を申し込む
彼はサリウスから送られていた対ガンダム兵器を持ち込み、グラスレー寮が得意とする6対6の集団戦を条件とした

ミオリネから申し込まれた決闘に対して、6対6の集団戦となるのは謎
決闘委員会の規則がよくわからんのだが、シャディクがミオリネとの一騎打ちを条件にすれば必勝だったはずだ
サリウスが衆人の前でガンダム潰しをする指示したということかもしれないが、ここいらで集団戦のひとつもしておかんという制作側の計算が透けてみえた(苦笑)
そんなことをさておいて、シャディクに従う女の子たちがいちいち可愛い。このシリーズのキャラクター消費のペースから考えると、それほど出番はなさそうだが


次回 【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第10話・第11話・第12話
前回 【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第6話・第7話



【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第6話・第7話

ミオリネ「多少の浮気は許す」


<第6話 鬱陶しい歌>

ベイル社エランの調整をする技師ベルメリアは、決闘相手となるシン・セーのプロスペラにご挨拶。ともにヴァナディース機関ガンダム開発に関わっていたらしい
エランとスレッタの決闘ファラクトが有利な宇宙空間で行われることとなり、スレッタは決闘で賭けるものに「エランさんのこと、教えて」
しかし、エランには「GUNDフォーマット」の負荷で限界が迫っていた

決闘の前にスレッタはベイル寮で乗り込み、館内放送で「ハッピバースデー」と唄うなど恋に盲目(笑)
が、決闘そのものにはミオリネの婚約者の地位、エアリアル、地球寮メンバーの破産もかかって、ファラクトを完膚なきまでに破る。その戦いは、νガンダム対ヤクト・ドーガぐらいの役者の違いで、恐るべきエアリアル!
そして、それが最高潮になったときに、魔女の笑い声が響く
「ハッピバースデー」の伏線は悲しい結末に吸い込まれた。駆け足でキャラクターが消費された印象はあるけれど、これが1期1クールのペースなのだろうか


<第7話 シャル・ウィー・ガンダム!>

エランと会えなくなって上の空のスレッタは、グループのインキュベーション・パーティに飛びつく。エランに近づくために、ミオリネに頼んでホルダーとして参加することに
そこには学園理事長でもあるデリングに、ヴィム・ジェタークらのベネリット・グループの面々もプレゼンを聞くために集まり、なかにはスレッタの母プロスペラ
この華やかに見えるパーティの裏では、エアリアル潰しの陰謀が動いていた

パーティに確かにエランはいた
しかし、それは強化人士4号ではなく、そのオリジナルである次期CEOとしてのエラン強化人士はその影武者だったのだ
エランの誘いに乗ってしまったスレッタは、ペイル・テクノロジーによって「エアリアルはガンダムである」ことの言質を取られてしまい、廃棄の窮地に
ミオリネはその陰謀をひっくり返すのに、「株式会社ガンダム」の計画を即興でぶち上げるが、親父さんの保証によって成り立つ力技で、もう1話かけて根回ししてもいいかなと思った
タイトル的にもダンス・シーンも欲しいところである(笑)


エランとの戦い、結末には、宇宙世紀ガンダムの影響が色濃く
ミオリネとデリングとの関係は、プロスペラの嫌味もあって、ミオリネが歩み寄る形からデリングも違う表情を見せる。経営の世界で交わることになった父娘に注目したい


次回 【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第8話・第9話
前回 【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第4話・第5話



【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第4話・第5話

完結したそうだけど、粛々と見ていきます


<第4話 見えない地雷>

決闘の末、グエルからの告白を受けてしまったスレッタは、速攻に拒否。全校に恥を晒したグエルは即座に撤回し、決まりどおり、ミオリネに謝罪する
MS科では、地雷回避試験が行われたが、そこではスペーシアン(宇宙生まれ)によるアーシアン(地球生まれ)へのいじめがあり、地球寮のチュアチュリーは妨害で失格してしまう

今回はスペーシアンとアーシアンの対立がテーマ
宇宙世紀とは構図が逆で、宇宙生まれのスペーシアンが資本を握っているから、大多数の地球生まれのアーシアンは見下されている関係だ。どういう歴史的過程でそうなったかは不明だが、チュアチュリーの実家はスペーシアン資本の下請けだったりするだ
水星生まれでホルダーになってしまったスレッタも、同じ嫌がらせを受けて失格となり、追試でも妨害から大苦戦。ミオリネに励まされながらも、号泣してしまう
嫌がらせの犯人たちにチュアチュリーは鉄拳制裁して、スレッタと仲良くなる筋だけど、ここらへんは番長漫画(苦笑)キャットファイトでグーパンチスタートは珍しいのではないだろうか
そもそも、その試験もそのまえに基礎的な訓練があるはずで、テストの時点でスタッフがいないから不合格とか、失格なのは学校側の段取りである(笑)


<第5話 氷の瞳に映るのは>

ベイル寮のエランは珍しく、1対3の決闘を引き受けて勝利する。これはベイル社による訓練の一環であり、彼はガンダムに乗るために作られた強化人士だった
ベイル社はエアリアルと「GUNDフォーマット」の関係を疑っており、エランをしてスレッタエアリアルへ近づけさせようとする
エランはエアリアルを自在に動かすスレッタを、同じ強化人士だと確信していたが……

この世界にも強化人間が登場! わざわざエランが4号なのに、Zガンダムのフォウを連想させる
エランはエアリアルが人体に負荷を与えず、スレッタが普通の人間であることに気づき、愕然とする。スレッタへの同胞意識が亡くなったのと同時に、自分の存在意義を失わせるからで、エアリアルの技術があれば強化人士にならなくてもガンダムに乗れてしまうのだ
憎しみの言葉を吐いたエランは、追ってきたグエルに決闘を申し込み、「GUNDフォーマット」を使ったファラクトで完勝!
「ガンダムに勝てるのはガンダムだけ」とスレッタにも決闘を求めるのだった


次回 【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第6話・第7話
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【プライム配信】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第2話・第3話

オカンが登場。OPにラスボス感


<第2話 呪いのモビルスーツ>

グエルとの決闘に勝ち、ミオリネの婚約者になってしまったスレッタ。その機体エアリアルに禁じられた「GUNDフォーマット」が使われているとの嫌疑で、勾留されてしまう
スレッタの母親で機体を開発したシン・セー開発公社のCEOプロスペラ・マーキュリーは、ベネリット・グループの審問会に呼び出されるが……

相手のブレードを折るという、決闘の勝利条件以上に大暴れしたことからエアリアルは目をつけられ、フロント管理会社の拘束を受ける
プロスペラの弁明に対して、デリングは「あれはガンダムだ」と決めつけてしまった
そこへミオリネが現れて、決闘の無効とスレッタの退学に対して抗議する。初回に脱出を手伝うはずのエージェント(ここまで未登場)を、ここにかませてくるのが上手い
そして、ツイッターで流行った台詞「ダブスタクソ親父」!!
ジェターク家の父子の件といい、親子の相克がこの作品のテーマらしい


<第3話 グエルのプライド>

プロスペラの策動により、スレッタは再び決闘に勝てば、すべてが元通りという流れに。相手は再び、グエル・ジェタークだが、父親のヴィム最新のAIを搭載した新型MSダリルバルデで送り出す
グエルは決闘委員会にスレッタが呼び出された際に嫌味を言われるが、スレッタは「逃げない人を笑うのは、良くないです」をかばうのだった

第1話から感じていた決闘システムの胡散臭さが、関係者の口から暴露される
決闘者はMS同士で戦うが、そもそも同じMSを使うわけではない。基本、自分で持ち込んだ機体であり、外部の協力者の助けを借りてもいい
体裁はスポーツだが、条件がフェアなわけではなく、いいMSを持つ者でなければ勝負の土俵にも立てない。それはスレッタにもあてはまるのだ
ルールに基づいて競争しているようにも見えても、実は実力者によって恣意的に曲げられた環境であるという、新自由主義批判ともとれる。そういえば、『コードギアス』にもそうした文脈はあったろうか
ラストは……女性向けのラブコメを狙ったかな(笑)。第2話の決闘委員会の美少年エランとの場面とか、そちら向けのサービスが行き届いている


スレッタの母親プロスペラが小なりとはいえ、ベネリット・グループの会社経営者と判明。アスティカシア学園に入れるのは、推薦した会社によって等級が分かれ、入る学生は企業関係者かお金持ち
つまり、登場人物に視聴者に近い身分の人間はいない!(これまでのところ)
お金持ちの子弟の苦しみに問題が集中しがちで、見る側の導線がスレッタちゃんの性格かっこいいMS戦に限られている感はあるかな


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